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赤穂浪士が討ち入り前に食べたものは「うどん」(または「そば」)というのが定説のようですが、たしか池波正太郎のエッセイに、「大鉢に卵を何個も割りいれ溶いたものに、鶏肉の細切れをつけ焼きにしたものを入れ、どんぶり飯にかけまわして食べた。うまいうまいといって、何杯もおかわりした」と書かれていたのを読んだ記憶があります。
そのエッセイがどの本に収録されていたのか、どうしても見つからず確かめられないのですが、この話の載ったエッセイと、このエピソードの出典をご存知の方は御教示ください。
よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

「忠臣蔵」は史実の「赤穂事件」を元にしたフィクションですが、その演出が史実と混同されているところが多くあります。

赤穂四十七士が討ち入り前にそば屋(うどん屋)で腹ごしらえしたというのは、単なる俗説に過ぎません。
 赤穂浪士の唯一の生き残りである寺坂吉右衛門が著した『寺坂信行自記』には、
「吉田忠左衛門、沢右衛門其外六、七人ハ両国橋向川岸町亀田屋と申茶屋に立寄申候そは切なと申付、緩々と休息」
とあるように、赤穂浪士の内の数名が討ち入り前に茶屋で休憩し、「そば切り」を食べたとあります。これが拡大解釈されたのでしょう。
 当時は現在のようなどんぶりに盛られた「かけそば」は普及していないため、四十七士が熱々のそばをすするシーンなどは映画やテレビの演出に過ぎません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
池波正太郎のエッセイはまだ見つかりませんが、おいおい調べていきたいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2005/11/28 10:04

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