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油脂の構成脂肪酸の二重構造の数や位置は、油脂のどのような性質に関連するのですか?
 基本的な質問で申し訳ないのですが、教えて頂ければ幸いです(>_<)

A 回答 (3件)

これまでの回答にもありますように、二重結合の数が多いほど融点は低くなり、空気酸化されやすくなります。


したがって、二重結合が多い物ほど空気中で劣化しやすいと言えるでしょう。
融点が低くなる理由は、不飽和脂肪酸の二重結合がシス配置であり、二重結合のところで炭素鎖が「折れ曲がった」ような形状になるためです。
すなわち、二重結合の数が多くなるほど、炭素鎖が丸っこくなり、分子間力が小さくなるために融点が低下します。

二重結合の位置は、構成脂肪酸のカルボキシル基のない側の末端から、3番目と4番目の炭素間にあるもの(ω3脂肪酸)と、6番目と7番目の炭素間にあるもの(ω6脂肪酸)に分類されます。
また、複数の二重結合を有する分子の場合には、シス配置のCH=CH-CH2構造を繰り返す、非共役ポリエン構造が基本です。
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この回答へのお礼

詳しい説明でわかりやすかったです♪
ありがとうございました(^0^)

お礼日時:2005/11/24 19:06

ちわっす!


答え魔ぽんたくんでっす♪

油のお話だね。
なつかしいな~

ねえ、こんな話知ってる?
マーガリンって、植物油をの不飽和脂肪酸を飽和脂肪酸に変えたものなの。
植物油(液状/不飽和脂肪酸)→マーガリン(固体/飽和脂肪酸)
ほらね?
二重結合の少ないほう(マーガリン)は固体になっちゃったでしょ?
二重結合が多いと分子がグニャグニャって自由に動けるから、融点が低くなるの。

ちなみに、災害時の備蓄食料に「焼き鳥缶」より「魚缶」が多いのは、魚の不飽和脂肪酸の方が鳥の飽和脂肪酸よりも融点が低く、熱源の無い条件下でも美味しく食べられるからなんだって。
(油脂がラード状に固まってたら、美味しくないでしょ?)
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この回答へのお礼

備蓄食料のお話、とてもおもしろかったです♪
ありがとうございました(^0^)

お礼日時:2005/11/24 19:04

二重結合の数なら、酸化されやすさ、融点です。

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この回答へのお礼

ありがとうございます♪参考になりました☆

お礼日時:2005/11/24 19:02

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