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バルビツール酸、5-エチルバルビツール酸、5,5-ジエチルバルビツール酸のpKaがそれぞれ4,03、4,43、7,43となっているようなのですが、水素がエチル基に置き換わっただけなのにpKaがこんなにも変化する理由って何でしょうか。水素が何か関係しているのでしょうか…?

A 回答 (2件)

補足です。


電離すると考えていただいて結構です。
バルビツール酸について関連のある部分を書きますと、

-C(=O)-CH2-C(=O)- ←→ -C(=O)-CH^--C(=O)- + H+
(CHのあとの「^-」は上付きの-(負電荷)を表します。)
のような平衡になっており、この平衡が右に偏っているほど酸性が強いと言うことです。

ジエチルバルビツール酸では上式の-CH2-の部分のHが2個ともエチル基になっているために、この部分が解離することはありません。
そのかわりに、分子の別の部分が解離しており(下式)、それに由来するpKaが7.43になるということでしょう。
-C(=O)-NH-C(=O)- ←→ -C(=O)-N^--C(=O)- + H+
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
いろいろ参考になりました。

お礼日時:2006/01/14 15:41

pKaというのは、その物質からがどの程度H+を放出しやすいかの尺度になります。


バルビツール酸のHのなかで最もH+としてとれやすいのは、2個のカルボニル基で挟まれたCに結合しているHです。
5,5-ジエチルバルビツール酸では、その水素が2個ともエチル基で置き換わっているために酸性が弱くなります。
5,5-ジエチルバルビツール酸は他の2つとは別のH(おそらくN-HのH)がもっともH+としてとれやすくなっています。
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この回答へのお礼

すいません。知識不足で…。
あの…H+を放出するというのはH+が電離するという言い方でもいいのでしょうか?

お礼日時:2006/01/12 22:43

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