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時代遅れの老化学者の質問ですが宜しくお願いいたします:
H2O, NH3について、教科書には結合角から、O, Nはsp3混成軌道を取っていると説明されております。
そこで教えていただきたいのですが、H2S,PH3については如何でしょうか。
H2Sについて、ある本にはsp3混成と説明してあり、別の本には、結合角が92度であるから混成はしていないと書いてありました。
3sから3pへの昇位は可なりエネルギーが高いと思いますので、私は混成をしていないのではないかと思っておりました。
現在はどちらの説明をされておられるのか、専門家のご意見を伺いたく宜しくお願いいたします。

A 回答 (1件)

おっしゃるとおりH2Sの結合角度はpの寄与だけを考えても説明できます。

後は水素間の反発を考慮すれば構わないので、主たる寄与はpだと考えて良いと思います。
またホスフィンもH-P-H角93.5度ですので3つのpのみを考えて後は水素間反発で説明しても問題ないと考えます。
ただし、これらの水素間反発で90°から「ずれる」ときはsp3の寄与が入ってきていると考えるのが適切です。なぜなら簡単な分子軌道論ではH-Hの反発は考慮されていないからで、それを考慮した場合sp3の寄与だと考えるのが適切だからです。高度な分子軌道法での結果が有ればもう少しH-H反発(結合)の寄与が分かるのですが…。m(_ _)m
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この回答へのお礼

早速のご教示有り難うございました。これで老体の頭を悩ませておりました問題が一つ解決いたしました。耄け防止に時折現代の科学の進歩について勉強しているところです。

お礼日時:2007/03/01 07:54

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