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夏目漱石の心を読んだんですけど最後のKの自殺の直接の原因がよくわかりません。Kの自殺の経緯は“先生”の独白なので始めは恋愛が原因だと思ったのですがなんだかそれは本当ではないような気がしてきました。 なんでもいいので皆さんが考える原因を教えてください。もしよければその理由も教えてください。

A 回答 (2件)

こんにちは。

最近学校で習いました。
原因は↓のようなことらしいです。ちょっとまとめてみました。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
Kは、作品中に頻出する『道への精進』というものを大事に生きてきた人です。
道への精進』を大切にするということが、過去のKの生き方であり、これからのKの人生の目標なのです。
ですが、その『道』に反する『お嬢さんへの恋』をしてしまったKは、
 過去の自分や自分の理想 と お嬢さんへの恋 との両方を捨てることができず
自殺という行為により、道に反した自分に決着をつけたのです。

遺書については、
「先生にとられた」というより
先生のことを「お互い似た環境(家族と断絶)にいて
お互いの性質をよく知る友達」という思いの方が強かったし、
しかも、頼れる人が他にいない(他に友達もなく家族とも断絶)ので、
本当に自分が死んだ後のことを頼みたかったのです。
それに加えて、恋愛のことを言わなかったのは、
自分のことで、先生に苦しい思いをさせたくなかったからです。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

長々と書きましたが、参考になればとおもいます(^^)
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この回答へのお礼

“道に反した自分に決着をつけたのです”ってところすごく納得できました。やはりそれだけKの目標は強いものだったのですよね。ふむふむ。ありがとうございました。

お礼日時:2002/01/06 14:45

つい最近読んだばかりなので。



少なくとも、先生は、Kが自殺したのは自分が女性を横取りしてしまったためだ、という感を持っていたので、ああいう風に独白しているのでしょう。先生のうしろめたさというのがよく見えます。

そこが重要なんじゃないでしょうか。先生にとってどう思われるかであって、Kがどう思って自殺したかは、先生の話から事実を割り出すことは不可能のように思います。
しかし、Kの自殺は恋愛がらみなのかどうかあやしい点もいろいろありますね。遺書にその三角関係を匂わせなかったのは策略だという見方もできますが、そうでもないかもしれません。もしかすると、自分がかつて言った言葉で先生に詰られたことで、自分は自分を律して生きてきたつもりでいたにもかかわらず、それが虚飾のものであると言い当てられたからではないか、という気もします。

というのが僕の意見。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。あ~そうか~と思わされました。やっぱり先生の独白なのではっきりしたことはわからないですよね。でもすごく感心しました。ありがとうございました。

お礼日時:2002/01/06 14:43

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