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子供の心臓移植に1億3千万円掛かるとニュースで報道されていました。ビックリしたのですがなぜこんなにお金が掛かるのでしょうか?高額の医療機器の支払い分もあるでしょうが大半が使いまわしのできる医療機器だと思います(MRI他)。大半が技術料なのでしょうか?

臓器バンクを調べたのですが、臓器を提供する側の保証など支払われるとはなんの記載もありませんでした。
骨髄バンクのパンフレットにもすぐに退院できると書いてあるだけで提供する側の休日の保証などが一切掛かれていませんでした。
当然、ボランティアで行うのは良いのですが医者丸儲けという感じがしてちょっと違和感が感じられました。

提供される側は臓器代、骨髄代自体は無料で他は技術料(治療費)という事なんでしょうか?

A 回答 (4件)

>実は医者も提供される側からは臓器代というのは取っていないのでしょうか?



そんなことをしなくてもアメリカの移植医は堂々と数百万円相当の技術料を請求します。(もっと多いかもしれない)
そもそも一口に「医者が」とおっしゃいますが、移植に携わる医師はもっとも単純に考えてもドナーの主治医(脳死移植の場合、たいていは救急医か脳外科医)とレピシェントの主治医(移植外科医など)がいます。ドナーとレピシェントは遠く離れていますから両者を繋ぐネットワークに所属する遺族への説明などを担当するコーディネーター(日本では看護師出身の方が多い専門職)などが関与します。

ドナーの主治医はアメリカでも日本でも(移植については)完全無報酬です。最初に話を切り出し、遺族から訴訟のリスクも直接負い、多くの場合全く目立たずレピシェントに会う事も無いので感謝されることさえありません。(感謝されるべきはドナーですが)
逆に同意した遺族にレピシェントの代わりに礼を言ったりしてます。

コーディネーターの給与は全く高水準ではありませんが、ネットワークは全国組織でいろいろ経費がかかるので仲介手数料は日米ともけっこうな額になります。ドナーの決定は血液型と重症度などからネットワークが決定します。この課程はアメリカではネットで公開されてます。日本では課程は非公開ですが基準は公開されています。
http://www.jotnw.or.jp/
(Q&A参照)

移植医は手術をするだけの存在であり、臓器を調達する能力は全くありませんので臓器に関連するマージンを得ることはありません。移植医への報酬は臓器ではなく技術への対価です。

この3つの分業は現在では必要なのです。ちょっとでも関与したことのある者なら容易に説明できることですが、決して愚かしい疑問だとは思っていません。かつて一流とされる言論誌で一流とされる言論人が同様の発言をされているからです。事実が十分に知られていないから、現実から遊離した議論が無くならないのだと思います。和田移植事件の後遺症でしょう。

臓器ドナー報酬は日米ともに無いと思います。
(死亡しているのですから不要でしょう)
骨髄ドナーについては、骨髄移植推進財団hp
http://www.jmdp.or.jp/patient/ryokin/index.html
の「患者問い合わせ窓口→利用料金」
によるとレピシエントからドナーへの支払いは医療費交通費保険料込みで14万9千円で固定です。報酬も休業補償も無いということでしょう。ドナーはボランティアなのです。

訂正:No3回答2行目 :効果→高価
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この回答へのお礼

再度の返答ありがとうございました。

お礼日時:2006/03/03 08:16

○ベッド代 


そもそもアメリカの病院のベッド代が日本人の想像を超えて効果です。一般病棟でも一日約10万円、ICUなら一日約100万円程だそうです。治療費薬剤費別での話です。その大部分が人件費です。日本の基準看護の一番上で(日勤夜勤併せて)看護師一人に患者二人となっていますが、アメリカの急性期病院では患者一人に看護師二人です。しかもアメリカの看護師は日本より権限が大きいこともあり、年収800万程度と一人当たりでも日本より遥かに高給です。さらにドクターアシスタント・カルテ管理士。クラークなど日本にほとんど無いかまったく無い専門職が多数います。全般に患者一人当たりの入院期間が短い=患者の出入りが激しいのでみんな大変多忙です。入院費が高額なのはこういう事情があるのです。病院自体は特に公立病院は利益率が低く、倒産や他の病院グループに買収される例はザラにあります。
そしてHMO(民間健康保険)は厳しく入院期間を制限し、超える分は自己負担になりますから少々痛くてもきつくても患者さんは必死になって退院します。

○医師の報酬
「医師丸儲け」な面はたしかにあります。ただ、アメリカの専門医はその高額な報酬に恥じない成績をたたき出しています。医師間でも競争があるからです。
麻酔科など複数の科が担当する場合、その各々の科に報酬を支払う必要があります。手術料はは病院からではなく専門医から直接請求される直払いです。特に小児心臓外科や小児麻酔科は専門性がさらに高度なので報酬もお高くなるでしょう。

○団体交渉割引
日本ではわずかの例外を除いて全ての医療行為の価格が統制されて全国全員均一になっています。アメリカではHMOやメディケア・メディケイド(高齢者・低所得者国営保険)など団体として価格交渉し、地域独占権などと引き換えに支払額の割引(30~50%off)を得ます。(結果として患者は病院を選ぶ権利が制限されます)逆に病院や医師によっては支払いの渋いメディケア・メディケイド該当患者を敬遠するところもあります。
無保険者やアメリカ以外の国の人間はこういう交渉力はありませんのでその恩恵に与れない。そもそも今回移植を依頼する病院が割引をやっているかも調べなければ分かりません。

○薬剤・検査費
これももともと日本より高価なものが多い上に、本件の場合100%自己負担になります

○ドナー
この点のみ自信が無いのですが心臓ドナーへの報酬はアメリカでは禁止されていたと思います。
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この回答へのお礼

返答ありがとうございます。大変解り易かったです。
ICUで1日100万は驚きました。アメリカは高いんですね、それで最近では中国での臓器移植が増えているという事なんですね。
私の想像では臓器移植代の大半が臓器代と医者の技術料だと思っていました。
高額な技術料は取って当然だと思っています。
私の考えでは臓器は無料で提供するのだからその治療費の大半のうちの臓器代を抜けば半分にはならないまでも大分安くなるなるのではないかと疑問に思ってました。
実は医者も提供される側からは臓器代というのは取っていないのでしょうか?
提供する側としても提供される側に寄付するみたいな形なら私も喜んで提供します。人の臓器で医者だけが儲かるというシステムがちょっと疑問に思いました(医者が臓器代というのを取ったと仮定して)。そうしたらもう少し提供者も増えるんじゃないかかとも思ったりもしました。
そういう詳しい事がパンフレットには掛かれていなかったのですごい疑問でした。
骨髄提供に関しては提供する側が検査費入院費諸々まで支払うのかな?とも。。。。

お礼日時:2006/02/28 17:14

骨髄提供の際は、ドナー(提供者)の入院費等もかかります。


提供を受ける患者側が出すものですが、本人の治療費もかかってますし、家庭の事情などで出せない患者もおります。
コーディネートの際、最終同意の段階では弁護士も必要なようですから、かなりの諸経費がかかるのではないでしょうか。

また、「休日の保証」というのが、どのような意味で書かれておられるのか、この文面からはよく解からないのですけども…
【 骨髄バンク 】 で検索しますと、骨髄バンクのサイトや、『ドナーの輪』という体験記などがヒットします。
それを読めば、退院後もドナーの体調管理に気を配っておられるのが判ると思います。
入院期間後でも、体調が悪いままだったり崩したりした時、それが提供によるものだと判断された場合には、それに関わる検査がありますし、新たな治療費もかかるかと。
これは、提供する時に一回だけ病院に出向けば良い、というものではないからです。

パンフレットをお読みなったのなら御存知と思いますが、提供される側も、提供を受ける為の準備期間だけで何週間も入院したままです(それ以前から入院されているわけですが)。
その入院期間の諸経費も必要です。
その前後は、ほとんどが無菌室だと思われますので、病室代やベッド代といったのも含まれているはずです
シーツ代や点滴だってかかります。
パンフレットには、コーディネートに関する人件費や諸経費が幾らだとか、入院中の諸経費が幾らだとか、細々とした内訳が書かれていないだけではないでしょうか。
なので、かかった費用の全てが医師へ入るわけではないと思います。
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この回答へのお礼

当然諸経費が掛かるのは解ってます(常識です)。今そこで細かい点を指摘してもしょうがないのですが。
neko26nekoさんもおっしゃってるように骨髄提供のように(こちらが死んでない場合)提供する側にも当然、入院費や検査代やらが掛かってくる訳ですが。それを誰が負担するのか?
提供者が入院費諸々を支払ってたら、提供する側は骨髄提供してその入院費諸々支払い、提供される側の治療入院費諸々骨髄の代金、病院だけが双方から利益を得る形になり丸儲けさせてあげてるという事なのかと思いました。

臓器を提供する側も提供される側もその臓器の部分は無料で手術の技術料という形なら解るのですが、医者側は提供される人から臓器(骨髄)代というのを取っているのですよね?提供する側はお金を支払って(治療費)差し上げてという形で。
骨髄バンクのパンフレットを見る限り金額は場所やその後の状態など有るので掛かれてないのは当然ですが、提供する側の治療費負担や休日保証の類の項目がまったくありませんでした。
保証の事がパンフレットには掛かれていなかったのでその辺が不明瞭でした。

お礼日時:2006/02/28 16:51

子供の心臓移植はとりあえず国内では無理



アメリカの医療費
http://www.urban.ne.jp/home/haruki3/america.html

プラス 飛行機の一部を重病人用に貸し切りにして、機械をレンタルして積み込んだり、専門医師を数日拘束して同行させ、両親の滞在費が別にかかります。更に滞在期間「未定」で行きます。

参考URL:http://www.urban.ne.jp/home/haruki3/america.html
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