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早稲田大学の理工学部には物理学科と応用物理学科がありますが、公式webサイトの学科紹介の説明を読んでもよく違いが分かりませんし、カリキュラムを見てもあまり大差ないと感じました。二つに分ける必要はあるのでしょうか?また、それなのに物理学科のほうが応用物理学科より入試のレベルが若干高い(予備校の偏差値や合格最低点から判断)ようで、これはたぶん物理学科のほうが受験生から人気が高いのが原因だと思うのですが、物理学科にはどんな魅力があるのですか?ご存知の方がいらしゃれば、是非教えてください。

A 回答 (3件)

早稲田の詳細は分かりませんが、一般論として説明します。



「物理」
学問としての純粋な物理。
新たな理論の仮定、実証が主な目的です。
理論物理・実験物理に分かれます。

「応用物理」
物理学で実証された理論をもとに、モノに「応用」する学問。
理学というより、工学寄りで現代技術の根幹を成す。
ほとんどが実験物理です。

といったところであり、かなり別物です。
そこまで考えているか分からないですが、
将来企業への就職を考えているなら応用物理をオススメします。
純粋な物理(特に理論物理)だと就職には非常に困りますので…
(金にならない理論物理を研究する企業などありません)。
受験時はどうしても「純粋な物理」を追い求めてしまいがちなんですが
(私もそうでした)
レベル差など気にしないで、自分の将来を見据えた上で、
選択すればよいかと思います。


…ただ個人的には応用物理がオススメです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました

お礼日時:2006/03/23 23:04

早稲田大学理工学部の現役学生の私がお答えします。


我が理工学部に興味を持って頂いて有難うございます。


結論から言うとカリキュラムは大差ありません。
物理学科と応用物理学科の人が同じ必修科目を履修するケースが多いです。それどころか研究室配属にも垣根は無く、物理学科の学生が応用物理学科の教授の研究室に入る事も可能です(可能というより極普通の事です)。
卒業・修了時には物理学科は理学、応用物理学科は工学の学位が与えられます。

大学の方としても特に二つに分けているという訳では無いそうです。
そもそもは理学系統の物理学科が看板学科として伝統があったのですが、工学的見地から物理学を研究するという趣向で応用物理学科を新設したようです。ただし、学部レベルでは学ぶ内容に大差は無い事から両学科間はほぼ同じカリキュラムになっています。(ちなみに理工学部には似たようなケースで化学科と応用科学科がありますがこの両学科は物理・応用物理ほどに繋がりはありません。)

物理学科が入試偏差値や合格最低点が高い理由ですが、昔から伝統ある看板学科であること、理学系統であること(工学よりも理学の方が偏差値が高い事が多いです)が挙げられると思います。現に1年次の教養科目の数学や物理(全学科で必修です)を見てみると物理は当然として数学も(数理学科以外では)物理学科が一番レベルが高いと思いますし、学生の学力レベルも高いと思います。大学院修士課程、博士課程の進学率は共に物理学科がトップです。
物理学科が応用物理学科と比べてどのような魅力があるのかと言われれば「伝統がある」「優秀な学生が集まる」というくらいしか思いつかない、というくらい両学科は似通っています。

ただ、就職状況に関しては応用物理学科の方が遥かに良く、物理学科は悪いです。おそらく理工学部の学科内では下から数えた方が早い位の就職状況の悪さです。どうしても研究者になりたい人は物理学科、そうでない人は応用物理学科が良いと思います。
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この回答へのお礼

先ほどと同様に丁寧なご回答ありがとうございます。
非常によく分かりました。

お礼日時:2006/03/23 23:10

物理学科は、物性系、宇宙系、素粒子系などジャンルにもよりますが、基本的には自然現象の最も基礎的な


ところを扱う学科です。基礎的とは、簡単という意味ではなく、モノの現象の原理の追求というところです。その上に応用物理なり、アプローチの仕方こそ違うけれど化学や生物があるのだと思います。
だから、物理学科で何か重大な発見があれば、その上に立つ諸学科にも影響があるということです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとございました。

お礼日時:2006/03/23 23:03

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