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Blu-rayディスクはなぜ値段が高くなるのでしょうか。
青色レーザーを使用することが原因なのでしょうか。
今さらですが、実はよくわかっておりません。
回答の方、何卒よろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

価格が高い理由は主に3つですね。



1つは、生産量が少ない希少性が高いことがあるでしょう。生産量が増えれば徐々に価格が下がります。最近で言えばCD-RとFDの関係ですね。FDは90年代の後半に最安値を更新してから、徐々に値段が上がっています。これは生産量を減らし始めているため、コストが徐々に上がっているのです。
CD-Rは最近はほとんど下げ止まり状態ですが、当初は1枚で何百円以上が当たり前でした。それを考えると安くなったと言えます。

2つ目は、製造の難しさにあります。DVDも当初は若干高かったのですが、それでも2年で10枚1000円台になりました。それに対してBDはまだ5倍近い値段の差がありかなり高価と言えます。(下記を参考に・・・)
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20060203/ …

これを決める要素の一つとして、製造工程があります。DVDは基本的にCDと同じ記録面表面から0.6mmの場所に記録層があります。しかし、BDの場合は0,1mmという1/6という浅い場所にあるため、まだ製造が難しいという欠点があります。これを0.6mmにあわせたメディアはHD DVDです。これはこの部分でDVDと製造互換を保ちやすいため、製造コストが大幅に下げることができ、今のDVD製造ラインをそのまま多少の改造だけで転用できるという強みがあります。
BDはそれができる技術も最近になって相次いで発表されましたが、HD DVDに比べると圧倒的にこの面で苦しいのは事実です。
そして上記に伴う欠陥発生率も要因となります。いわゆる不良品の数ですね。技術が新しければ不良品の発生率も高くなります。そして、不良率が高くなれば価格が高くなります。

最後が、設備投資とそれに対する償還です。今DVDのビデオなどがそうですが、製造設備を作った当初を設備投資額および研究費をまず早期に返済することが前提となり価格が高めになります。設備投資や研究費を償還できなければその事業は失敗になりますからね。逆にいえば設備や研究資金を早期に償還できれば、あとは売れば売るほど黒字化しますので、価格を下げても利益が出るようになる。今のBDは、書き込み規格がもう3年前に登場していますが、まだROM規格が研究段階をやっと卒業する状態ですからね。さらに、製造技術もHD DVDに負けぬようにここ数年研究が行われています。

そのような状態で設備投資に対する償還は、難しいと言えます。
そのため、単価が高くなる。

これらは、今後BD-ROMの登場と、ライバルとなる次世代DVDのHD DVDが登場することよる刺激の影響で徐々に下げが強くなると思われます。ただ、現段階ではまだ値頃感が出るのは先の話となるでしょう。

いかがでしょうか?青色レーザーというのはあくまでハードを見たときの考え方でハードの価格上昇の要因はこれや新しいCodecなどが原因になります。ただこれはディスクの単価に間接的には(販売数などによるディスクの最大購買者数)影響しても直接は影響しません。
ディスクはディスクの製造コストがどうかです。それは、設備投資と欠陥率、需要、供給のバランスが価格を決めることになる。BDはまだ上記が未熟だから高いのです。

この回答への補足

ROMを完成させるのが難しいのはどういった事が原因なのでしょうか?
例えば
Blu-rayでは通常のCDやDVDに比べて記録するマークが小さいからそのマークが自然消滅してしまう(実際どうなのかわかりませんが)
などの理由でしょうか。
もしよろしければ教えていただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。

補足日時:2006/03/30 09:51
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この回答へのお礼

詳細な回答ありがとうございます。

>BDの場合は0,1mmという1/6という浅い場所にあるた>め、まだ製造が難しいという欠点
まだそれだけ薄い膜を形成する技術が困難なんですね。

設備投資とそれに対する償還は初めて知りました。
いろいろと複雑な問題が入り混じっているんですね。

非常に貴重な回答をいただき感謝しております。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/03/30 00:21

ブルーレイディスクはハイビジョン記録ができるのが売りですが、そのためにDVDの数倍も記録密度を上げなければならず、#3さんがいうようにBDはDVDの記録層の深さが1/6ですので、DVDの数倍以上高度な技術が求められます。


しかし、一方で出たてということもあり、技術はまだ十分とはいえません。
そのため、

イ:莫大なコストがかかったり不良品が出たりなどで、まだ量産化は難しい状況です。そのため、どうしても限定生産になりがちで、高くなってしまいます。
また、不良品が多ければ出荷数が減りますので、これも高価である一因といえます。

ロ:量産化の設備や開発費用、そして開発者たちに支払う給料なども回収していかなければなりません。回収できなければ開発部門は赤字となり、そのメディアは衰退の運命をたどるしかありません。
投資償還ができても、その後も売れなければ、新たな材料および設備費用や社員の給料など、生産を継続するために必要となる費用が集まらず、やはりそのメディアは衰退の運命をたどるしかありません。

DVDレコーダーも5~6年ぐらい前は10万円以上していましたし、ビデオだって25年ぐらい前は20~30万円はしていました。これも同様の理由です。
ブルーレイディスクも、ある程度普及すれば安くなるでしょうが、未来についてはわかりません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

新しいものを商品化していくというのは
本当にお金がかかるんですね。

Blu-rayの未来を見守っていきます。

お礼日時:2006/04/02 14:44

現在あるDVDレコーダー…


1号機は、約6年前登場しましたが、いくらで売られていたか?
ご存じでしょうか?

今ある、ブルーレィと、同じような価格ですよ!
HDDも搭載されていないDVDレコーダー…

松下は、DVD-RAMのみ。
パイオニアは、DVD-RWのみにしか
録画できない…

何が高い?
この製品も、アナログチューナ付きで
約20万円していたのですよ!

現在あるブルーレィ(プロトタイプ)は、
地デジチューナーは入っていますし、
シャープに至っては、ツインドライブですよ!

録画用DVDディスクは、一枚2000円ぐらいしていたかなぁ~

現在ある次世代DVDそのものですよ!

普及すれば、必ず、安くなりますよ!
今あるブルーレィは、プロトタイプですので、
規格が微細変更されます。
------------------------------------------------
もっと言えば…CD-R(太陽誘電)
10年前の商品も、一枚3千円していた記憶があります。

もうやめとこ…

以上
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

Blu-ray普及すればいいのですが・・・(;^_^A
今はT社がHD-DVDにすごい自信を見せていますね。

お礼日時:2006/04/02 14:41

1GBあたり


家にある太陽誘電の8倍速DVD-Rは38円
ブルーレイはだいたい25GBディスクで103円・50GBで129円くらいでしょう・・・。だいたい3~5倍でやはり高い

ディスクの大きさがほぼ同じで10倍くらいの容量があるので、やはり製造にコストがかかっているのと、大量生産できていないのとで高くなってしまうのではないかと思っています。

余談ですが今Blu-rayといえばRAMタイプです。ROMは開発中で実用化されていません。いまBlu-rayレコーダを購入しても、今後発売される市販Blu-rayビデオ(映像や音声方式が全く違う)は再生できません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

製造にコストがかかるというのが、私のような素人にはDVDも同じなんじゃないのかなと思ってしまいます。
作り方(膜形成過程)はどちらも同じに思うので。
記録層の材料が高いということになるのでしょうか。

レコーダ用と再生用とつくっていては大変ですね。

お礼日時:2006/03/30 00:00

daitasukiさんは、どれくらいBlu-rayの知識があるでしょうか?



一番わかりやすいのは、
1GBあたりの価格を計算してみることです。
実はそんなに高くない、となったりもしますよ。

やはり出荷当初は割高でしょうが。
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この回答へのお礼

すばやい回答ありがとうございます。
ためしにA店でのBlu-rayとDVDを比較してみました。

・Blu-ray
P社 Blu-ray 1層25GB ¥3,440
1GBあたり約¥137

・DVD
T社(安いですが、結構良い製品です。) 4.7GB 50枚 ¥4,980
1枚あたり約¥99
1GBあたり約¥21

レコーダにおいては20万以上はしていますし、
私としては「高いかな」という気がします。f(^^;)

お礼日時:2006/03/29 23:27

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