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日本では、温泉と言うと健康に良さそうで、ラドン泉やラジウム泉などの放射能泉も人気があるようです。しかし、考えてみれば、放射能泉に入るということは、わざわざ被爆(放射線を浴びること)しに行くようなものではないのかと思ってしまいます。被爆量が増えれば増えるほど、発ガンのリスクは高くなりますので、被爆は蓄積すると考えられています。人は、生きているだけで、自然界や自分の体内の放射性元素からの放射線で自然に被爆しているわけですが、放射能泉による被爆は、これらの被爆量と比べるとどの程度なのか、放射能泉にあまり入りすぎると発ガンのリスクが高まるとか、そういったことはないのでしょうか。
私は実は、医療関係者なのですが、だれに聞いても知らないと言うので、ここで聞いてみました。よろしくお願いします。

A 回答 (8件)

温泉にもよるのでしょうが、こちらの温泉では被曝線量の記載がありますね。


http://kadoyasan.com/radium-world.html
温泉で、0.3~0.5μSv/時間 だそうです。

電離放射線障害防止規則では、3か月で1.3mSvを超える場合は管理区域に指定することになっていますが、この基準では1時間に0.6μSv程度ですので、この温泉の被曝量は管理区域に指定される限度ぎりぎりの被曝量ですね(温泉に毎日浸かっているわけでもないですし、温泉に電離則が適用されるわけではないと思いますが)。

この程度の線量であれば、短期的には全く問題はありませんし、長期間の影響も無視できると思います。自然放射性の被曝線量は年間で2.4mSv程度ですので、温泉にたまに入る程度では、自然放射線に比べて無視できる線量と思います。

むしろ、温泉入浴によりストレスが解消され疲れが取れれば、発がんリスクも減ると思います(レントゲン撮影の発がんリスク増加と病気の発見の効果の関係と同じですね)。

見方を変えると、人類が文明を築くまでに進化したのは、温泉などの自然放射線等によるDNAの損傷で起きる突然変異(と自然淘汰)のおかげなので、自然放射線をそうそう毛嫌いするのもどうかと、個人的には考えています。
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この回答へのお礼

貴重なご意見、情報提供をありがとうございました。

お礼日時:2011/05/04 14:49

放射線の被ばく障害については、まだはっきりとはわかってないようですが、閾量をはるかに超えた被ばくはもちろん害ですよね。


 ホルミシス効果は、良く言われるのが少量のお酒はむしろ健康によく長寿につながるという例ですよね。これも大量の飲酒は不健康になります。
 あまりに衛生に気を遣いすぎると、アトピーなどの要因にもなるとか言われます。
 ラドン温泉などの放射能線や玉川温泉などの健康泉を怖がるのは、今、東京近辺で雨に当たるのを恐れるとか、少ない量の放射線汚染野菜や牛乳を飲むのを恐れるのと少し似ていませんか。恐がってばかりでは、車の出す排気ガスも気になって、外を歩くことも出来ません。
 タバコの害の方が放射線の害よりも大きいだろうとか言いますが、空気中に拡散したタバコの煙をひどく気にするのも、ならばそういう人は車の運転も控えて、排気ガスで空気を汚すのは辞めてくれとも言いたくもなります。私はタバコは屋外で吸いますが、しかし車の運転で空気を排ガスで汚すことは、特に控えています。お互い、自分の行為を棚に上げて人を批判しすぎるのは減らしたいです。
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この回答へのお礼

ずいぶん前に投稿していたことに対して、最近たくさんお答えいただきありがとうございます。やはりこのご時世、原発事故の影響でしょうね。こちらも質問したことさえすっかり忘れていました。別に深刻に考えていたわけではないですし、どうでもよかったのですが、皆さんに注目していただき、そして、被ばくや放射線のことについて考えさせられて大変うれしく思います。ついでに、私は放射性物質にに汚染された野菜や牛乳は研究者の方々が言うように、今のレベルでは全く心配しなくていいと思っています。
ちなみに私がこの質問をした背景には、今の日本では健康に良いなどとポジティブなことが言われるとすぐ飛びつき、逆にネガティブなことが言われるとすぐ危険だと思われるような行き過ぎた行動に嫌気がさしたことがあります。

お礼日時:2011/03/21 23:24

私も温泉が好きで、かねてからpaparinnさんと同じような疑問も感じていました。


と言っても、私の場合は「どのような理論で効果が期待できるのか」という疑問でしたが、結局のところ、「毒をもって毒を制す」みたいなものも含め、「諸説ある」ということのようです。
いずれにしても、「自然被曝」の範疇に入るような微量な放射線であり、少なくとも、放射能泉に入ることによって相当因果関係が認められるような「効能」も「発がん性」も、ないものと思われます。
仮に発がん性があったとしても、そのリスクは喫煙よりもはるかに低いと考えるのが適当でしょう。

「だれに聞いても知らない」とのことですが、それはおそらく放射能泉の影響を長期に追跡調査した「データ」そのものが存在しないためだと思います。
医療機関にお勤めであればお分かりだと思いますが、医療に関しては「机上論」ではなく「臨床データ」が重視されます。
実際に調査されていなければ、その効果もリスクも誰にもわかりません。
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この回答へのお礼

たいへんありがとうございます。
このご回答に直接関係ありませんが、原発事故が無事収束することを切に願っています。

お礼日時:2011/03/21 23:30

ラドン温泉宿のページで、実際に測定した写真が出てましたけど、0.3μSv/hrとかって出てました。

自然界からの・・ということだと、ヨーロッパは日本の数倍だったり、世界に目を向けると数十倍なんていうところもあるようで。あと、人体もカリウム同位体元素を取り込んでいて、だいたい140g、4000ベクレルくらいいつも体の中にあります。

で、温泉ですが、ごく微弱な放射線だと、むしろ体の修復力と共に放射線に対する耐性を増すような効果もあるようです。ラドン温泉などはこの「修復力アップ」効果を期待してのものなのでしょう。
微生物になってくるともっと極端で、ほとんどの生物は息絶えてしまうほど強い放射線を浴びても平然と生き残るバクテリアみたいなのもいるようです。
単純に浴びた量に応じて癌化するという単純なものではないようですね。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
原発事故が無事収束しますように。

お礼日時:2011/03/21 23:32

被爆と被曝は違います。

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この回答へのお礼

ありがとうございました
そうですね
私のミスです。

お礼日時:2011/03/21 23:33

>だれに聞いても知らないと言う


専門家でも答えは持っていません。
>被爆量が増えれば増えるほど、発ガンのリスクは高くなりますので
そう仮定しているに過ぎません。真実は逆かも知れません。

原爆レベルの被曝をした場合は別として、原発とかラドン温泉レベルの放射線の発ガン影響なんて、結局のところ誰にもわからないのです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
被爆量が増えれば、発癌リスクが高くなるというのは真実です。それらは、いろんな研究で明らかにされています。20年以上前ですが、私が学生時代に習った頃には、胸写を1枚撮影する時の被爆により癌化して死ぬリスクと、搭乗1回あたりの飛行機事故により死亡するリスクが、同じオーダーだったと思います。CTや今はやりのPETによる被爆は、普通のレントゲン写真の100から1000倍のオーダーなので、(それ以上かもしれません)あまり頻繁にとりすぎると癌化の恐れがあると言われています。原爆レベルの被爆でなくても、X線検査や癌の放射線治療による被爆量が多くなると、癌化する割合が高くなることもよく知られています。
放射能泉による被爆量などもいろいろな文献を調べればわかるのかもしれませんが、それがめんどうなので聞いてみただけです。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/01/19 23:01

以下参考URL前文抜粋


(低レベル放射線の)ホルミシスの語源

放射線は微量であれば決して毒ではない。それどころかかえって生命の活力を刺激し、健康に役立つことの方が多い。最近、この現象に対して微量の放射線だと、ホルモンのように作用するという意味でホルミシス(放射 線のホルミシス効果)という考えが提唱され、研究されるようになってきました。

放射線のホルミシス効果と言う言葉は、アメリカのラッキー教授が、少しの放射線量だと「体の健康に役立つ」と提唱したのがきっかけで、各国で盛んに研究されるようになっています。

参考URL:http://www.hormesist.ne.jp/horu_ra.html
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世界的にもラジウム含有量が多いのが三朝(みささ)温泉です。


683.3マッヘの記録があるそうです。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%9C%9D% …
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