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専門知識のない一般人です。
原子力発電の文献をあさっていてわからなくなってしまいました。
ウラン235に中性子をぶつけるとウラン236になって、
ウラン236が核分裂し中性子を2~3個放出する、で正しいでしょうか。
電気事業連合会HPのウランの核分裂の図解を見ると、
http://www.fepc-atomic.jp/thumbnail/zumen/cycle- …
核分裂の後にウラン236ができる、という解説に見えてしまうのですが
どう解釈すればよいのでしょうか。

A 回答 (2件)

ウランの各同位体の半減期は、次の通り。


* 234 :: 24.7万年, 235 :: 7.1億年, 236 :: 2390万年, 238 :: 45.1億年

ウラン236 は、不安定ですぐ核分裂するというのは違います。
天然に存在する ウラン234 より半減期が長いのです。
ウラン235 が中性子を吸収した直後の原子核は いわば変形して波打って
いてほとんど分裂します。図では 左下のウラン236 とは ごく一部の分裂せず
に残ったのを表記しています。つまり 一瞬で分裂するような状態の原子核は、
ウラン236 というようないい方は通常しません。この一瞬とは、10億分の一秒の
単位です。つまり、10億分の一秒ももたない原子核に名前をつけていたら、
きりがないということです。コバルト60(半減期 5.27年)には、核異性体があって
コバルト60m(半減期 10.47分)という同じ質量数のものがあります。このように
ある程度寿命が長く調べられるものは別に名前があります。ここで より不安定な
方を m をつけて区別しています。( metastable 準安定)
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
まったくド素人の私にもとてもわかりやすい解説で、すごく感激です。
不明だったことが一気に解決したうえに、新たな知識も得ることができました。
また少しづつ勉強していきます。
本当にありがとうございました!!

お礼日時:2006/06/11 00:19

1つの中性子を捕獲してウラン236ができて,このウラン236は安定でないのである時間たつと2つに分裂します。


2つに分裂するときはおおむね80-110の質量数と125-150の質量数の2つの原子になり,中性子が2-3個でます。真っ二つにならない理由はちょっとここでは説明するのは難しいのでやめておきます。
原子核物理の本をみてください。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
原子核物理の本をみてみます。

お礼日時:2006/06/11 00:21

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