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昔、友達のアメリカ人(非ユダヤ系)が
「ユダヤ人は世界中の人種の血が混ざって全員が混血になることを望んでいるんだ」
と言っていました。つまり、純粋な白人も黒人もない社会になることを望んでいる、
ということなんでしょうけど、今頃になってその言葉が気になり始めました。
友達はもうとっくに遠くに引っ越して連絡がとれません。
キーワード「ユダヤ人 混血」と検索してもそれらしい記述はまだ見つかっていません。
ただ、ユダヤ人は現在まで混血を繰り返して今に至っているということは分かりました。
それが意図的に混血してきたのか、それとも放浪する過程で自然に混血になってしまったのかは分かりません。
ユダヤ人に詳しい方、本当のところはどうなんでしょうか?
どうか説明をお願いします。

A 回答 (6件)

 私は仕事で1年間イスラエルに滞在し、ユダヤ教やユダヤの習慣についても勉強しました。

今はアメリカに住み、ユダヤ人の友人が何人かおります。

 基本的にNo.5の方の回答が正しいと思います。ユダヤ人というのはユダヤ教という民族宗教を信じている人たちですが、母親がユダヤ人であれば生まれた子供は自動的にユダヤ人となります。父親がユダヤ人で、母親が異教徒の場合、生まれた子供は改宗しない限り、ユダヤ人にはなれません。ユダヤ教は大きく分けて、正統派、保守派、改革派に分かれ、前二者の場合ユダヤ教への改宗は極めて難しいですが(ヘブライ語やユダヤの正典を勉強し、テストに合格しなければいけない)、改革派の場合は改宗するのは比較的簡単だそうです。

 ユダヤ人が混血を求めているというのは、全く聞いたことがありません。実情は本来はユダヤ人どうしで結婚するのが理想なのですが、ユダヤ人の数が少ないので、やむなく異教徒と結婚しているという感じでしょう。昔はユダヤ人どうしの結婚にこだわりましたが、今は超保守的な人を除いて、異教徒との結婚はOKのようです。

 念のため、日本人の中にはユダヤ人は世界を征服しようとしているといった「ユダヤ陰謀論」を信じている人がいますが(もちろん、質問者さまはそんなことはないと思います)、私の勉強した限りではあり得ません。ユダヤ人といっても、今はほとんどが世俗的で、そんなに信仰深くありません。また混血が進んで、どこまでユダヤ人かも曖昧になって来ています。さらには、ユダヤ教もいくつもの派閥に分かれていて、決して一枚岩ではありません。だから、横の結びつきはゆるいです。ユダヤ陰謀論はユダヤ人が急進力の強い一つの固まった純潔民族といった誤解から来ていると思います。

この回答への補足

さて、サンクスポイントを差し上げなければならないのですが
良い回答ばかりなので難しいですね。
断腸の思いで勝手な独断と偏見で選ばさせていただきます。m(__)m
サンクスポイント差し上げられなかった方たちにも当然感謝しています。
本当にありがとうございました!

補足日時:2006/06/25 01:56
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この回答へのお礼

やっぱり本来は同じユダヤ人同士で結婚するのが理想なんですね。
それにしても改宗するのにテストがあるのですか!びっくりです。
ユダヤ陰謀論というのがあることさえ知りませんでした。勉強になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/06/25 01:56

法律・律法上は、『現代イスラエル国の帰還法によれば、母親が「ユダヤ人」であるか、ユダヤ教に改宗した人のこととされる。

一方、トーラーによると、ユダヤ人であるためには母親がユダヤ人でなければならない。』ということになっておりますが、父親がユダヤ人で、母親が非ユダヤ人、本人もユダヤ教でなくても、ユダヤ人といわれます。
というのは、民族概念とか人種概念というのは、いい加減なものだからです。

非ユダヤ系のアメリカ人の友人の方の行間を読むと、アンチセミティズム(反ユダヤ主義)の臭いがなきにしもあらずです。「汚い」ユダヤ人の血が広まらないようにしなければならない、なぜなら、やつら(ユダヤ人)は、ユダヤ人の血を広めようとしているという偏見です。
これは、うがちすぎかもしれませんが。
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この回答へのお礼

>アンチセミティズム(反ユダヤ主義)の臭いがなきにしもあらず
その通りです。彼の家系は由緒あるドイツ系でユダヤ人を嫌ってました。
彼にとってはユダヤ人がユダヤ人の血を広めているように見えたのかもしれません。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/06/25 01:50

こんにちは


以前山本七平の「聖書の常識」を読んだときに
当初はユダヤ民族というものは存在せず、「ユダヤ教」を信じる人々が(人種に関係なく)いた。
同じ信仰の元で暮らすうちに次第にユダヤ民族というものが生れた。
というようなことが書いてあったような覚えがあります。同じ信仰のうちに結婚してゆくのは自然なことで、
だから現在のユダヤという人々はいろんな人種の血が混じっているということだとは思います。
ご存知かどうか知りませんが、ハリウッド・スターだったサミー・デイビス・Jrはたしか黒人ですがユダヤ教に改宗したという話を読んだことがあります。
戒律をちゃんと守れば人種に関係なく「ユダヤ教」はうけいれてくれるのではないかしらとそのとき思いましたが。
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この回答へのお礼

そうですね、人種は関係ないのかもしれませんね。
僕も現在のユダヤ人のうちの90%は元々のユダヤ人とは異なる人種だという記事をあちこちで見つけました。
サミー・デイビス・Jrがユダヤ教を信じていたのですか。知りませんでした。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/06/25 02:01

 私の知る限り、そういう主義は効いたことがありません。



 逆に、血統がさして大事でもないという話はあります。
 英語で「ユダヤ人」は、Jews(複) と書くのですが、「ユダヤ教徒」も同じく Jews(複)で、両者、同じ意味なのです。No.1 で言われているとおりですね。
 で、ユダヤ教は民族宗教なので、ユダヤ人になるためにはユダヤ人から生まれてユダヤ人の中で育たないとなりません。この辺、日本人と神道の関係に似ています。同じ民族宗教ですからね。
 なので、混血したからとてユダヤ教としては、改宗者が出るでなし信者(=ユダヤ人の子供)が混血でない場合と比べて増えるわけでなし、特にメリットも無いわけです。

 なぜあなたの友人がそんなことを言ったのは想像するしかありませんが、少なくともユダヤ教のメインストリームとしては、そのような主義は無いと言っていいでしょう。
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この回答へのお礼

なるほど、混血してもメリットがないのですね。
はっきりとした回答で分かりやすかったです。
ありがとうこざいました。

お礼日時:2006/06/25 01:46

旧約時代までさかのぼると、ユダヤ人は純潔主義ですよ。


たしかバビロン捕囚からイスラエルに戻ってきたときにユダヤ人以外の妻と集団で離婚するようなことをしています。

ユダヤ人が混血になったのは、やはりユダヤ人が国を失って離散したからでしょう。
民族を守るための国を失った以上、諸民族の間で生きていくにはやむをえない措置であったかと思います。

対象的なのはサマリヤ人ですね。
新約聖書にも出てくる由緒ある民族ですが、同じヤハウェの神を信じながらも、こちらは純潔主義をとったため民族が衰退し、今では数十人しか残っていないと聞きました。(何年か前のNHK特集で、彼らのことを取り上げています)
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この回答へのお礼

元々ユダヤ人は純潔主義でしたか。しかも集団で離婚…。
サマリヤ人って聖書では何度も出てくるので耳に馴染んでますが
純血主義のお陰で今では数十人ですか…。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/06/25 01:42

もともとパレスチナ人やアラブ人と同系統の民族であったユダヤ人が混血になったのは国を失ったからというのが正解でしょうが、いまのユダヤ人の定義そのものがユダヤ教を信じる人ということで血には関係ないということもあります。

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この回答へのお礼

そうですね、ユダヤ人の定義が曖昧なのは問題ですね。
やはり、国を憂しなかったから仕方なく、ということですか。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/06/25 01:38

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