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『宮廷女官チャングムの誓い』の後半の話で、チェ・パンスル一派が倭国と密貿易をする場面が出てきました。
密貿易では日本の胡椒(ドラマの中で『倭国の胡椒』と言っていました。)と朝鮮の銀を交易していたようです。

そこで不思議に思ったのですが、ドラマの時代設定は秀吉の朝鮮出兵の約50年前らしいのですが(1550年頃でしょうか?)、その頃の日本はすでに世界有数の銀産出国でその銀を使って南蛮貿易を行い、世界の銀流通に大きな影響を及ぼしていた・・・もしくは国内の銀本位制の貨幣制度が確立していたと思っていたので、韓国の銀を輸入するのが不思議に思いました。

日本の商人なら銀より朝鮮人参や書籍、朝鮮の物を欲しがると思うのですが、ドラマにあったような事はありえるのでしょうか?

当時韓国に銀山があったのかも合わせて教えてください。

A 回答 (9件)

○銀と貨幣について


日本の銀が大量に出回るのは灰吹き法が伝わってからです。つまり桃山の頃です。
また日本の貨幣が国内で信用され流通するようになるのは江戸時代に入ってからです。それ以前は信用が安定した大陸産の貨幣が好んで使われていました。

○朝鮮人参について
朝鮮人参は中国の伝統医学の薬剤としてはマイナーというか、諸国各地の多くの薬剤の一つに過ぎません。
(現地の朝鮮半島では中国の医学書に書かれた薬剤が手に入らないときの代用品として使用されていました)

朝鮮人参が日本で珍重され始めたのは江戸時代に入ってからです。
朝鮮人参を専売していた対馬藩が万能薬としてアピールした結果だと聞いています。

以上うろ覚えですがご参考までに。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
朝鮮人参が日本で珍重され始めたのは対馬藩が言い始めたのですね。
これまたドラマの劇中で中国(明国?)が朝鮮人参を欲しがるシーンがあったので、中国でも広く知られていた思っていました。
新しい発見です(^^)。

お礼日時:2006/06/26 21:08

『宮廷女官チャングムの誓い』



このドラマは#7さんもおっしゃっているように、殆どが創作です。 朝鮮戦争で多くの歴史資料が焼失したのでしょう。 ですから、韓国のドラマの時代考証が大雑把です。 

チャングムはイ・ヨンエさんが18才から60才近くまで演じますが、いつまでも、あの美人のままです。 それが韓国ドラマの約束事なのです。 日本人の感覚で『チェック』を入れても意味がありません。 そんな事をしては、このドラマが楽しくなくなります。 

16世紀の日本では、明との勘合貿易が盛んでした。 九州や瀬戸内の大名のうちでも、大内氏は特に熱心です。 彼の治めていた今の山口県と朝鮮半島の南部はフェリーで僅か1時間の距離です。 密貿易の形であっても、何かの接触はあったと思われます。 

この国は有史以来、942回も国の存亡に係る大事件が勃発しています。 日本とは比べ物にならないほど、危機意識の敏感な人達です。 そう思ってこのドラマを見ると、面白さも倍加して来ます。 『ウソもあり』 たかがドラマ、されどドラマです。 
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。

地理的に非常に近いですし、江戸時代には島根の漁師達が竹島に生えてた木を密貿易で売りさばいていた、なんて記述もあるとかないとか。
それはさておき、何度も申し上げているようにドラマなのでフィクションの部分があるのは十分理解しています。
根拠を示してから「それはフィクションです」と回答いただけたら、理解できるのですが、そのような理由もなく韓国ドラマだから「フィクションだ」というのは回答になっていないと思います。

また、質問の内容とは離れますが、
>この国は有史以来、942回も国の存亡に係る大事件が勃発しています。 日本とは比べ物にならないほど、危機意識の敏感な人達です。 そう思ってこのドラマを見ると、面白さも倍加して来ます。 
という箇所はよくわからなかったので、詳しく教えてください。
942回の大事件というのは日本史の中でどの程度の事件レベルを指すのでしょうか?
(日本の存在をかけた日露戦争や白村江の戦いレベルの事件かな、と思うのですが、)韓国で942回として、日本史では何回あったと思われるのでしょうか?
よろしくお願いします。

お礼日時:2006/07/11 18:38

No7です。


 「お礼」拝見しました。確かにそうですね。そのお話にも関連して『教えて!チャングム』という本はお持ちですか?数ある関連本のひとつですが、多少なりと当時の風俗などについて書かれているので、もしお持ちでないのなら買って読まれる事をお勧めします。ご参考にできるかは「?」ですが、巻末の時系列?等もあわせてなかなか興味はそそられます。

 それはさておき、どうも韓国は自国の歴史研究に不熱心なふしが有るのか?と、私も勘ぐってしまいそうであまり良い印象は持っていません。

 最後に、私の場合は今「総合」で眠い目をこすりながら見ています。前回は「王の怒り」(35話?)でした。次も楽しみ♪
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この回答へのお礼

重ねてのコメント・回答ありがとうございます!

関連本はいつも立ち読みで済ませていたのですが、『教えて!チャングム』という本はまだ読んだことないと思います。早速立ち読みでなく、手に入れたいと思います!
今はあの靴下?の上にどういう草鞋を履いているんだろうと不思議で仕方がないです。(鼻緒のない草鞋ってどんな感じなんでしょうね(^^))

韓国の国民自身が行う歴史研究はあまり進んでいないと聞いたことあります。漢字教育を行わなくなった影響で一般人が漢文の当時の資料に当れなくなった・・・というのも一つの要因かも知れませんね。

私も土曜日の朝からそわそわしながら放送時間を待っています(^w^)。
個人的にシン・イクピル教授が大好きなので、35話はハラハラしながら見てました♪

お礼日時:2006/06/27 19:01

(直接の回答ではありません。


私は専門家ではありませんが、時の国王中宗に絶大の信頼を持たれ、王の主治医となったのは確実?なのでしょう。しかし、実在した人物ではあるものの史料があまりに乏し過ぎるため「ストーリー自体は限りなく(むしろ全て?)創作」と理解しています。例えて言うなら、かの有名な「水戸黄門」と同じです。あの話も、徳川光圀という実在した人物にうまく諸国漫遊の話を織り交ぜてできた創作の話です。

ですから、あのストーリーから「時代考証」はしない方が賢明です。実際、今放送しているNHKもサイト上で説明しています。(詳細はNHK「宮廷女官 チャングムの誓い」を見てください。)

それにしても、次回放送が気になって仕方ありません。
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます!

ドラマであるので、人物描写など創作であるのは当たり前と思います。時代劇に厳密な意味での時代考証が馴染まない良いことは心得ていますが、中々そのままスルーしちゃうのは勿体無いもので・・・(^^;)見慣れない朝鮮の風俗に興味深々です。

ストーリーが創作ということと風俗が創作ということは違うと思います。「水戸黄門」の印籠を見て想像の産物とは思わないでしょう?印籠を始めてみたら印籠の使い道を知りたいと思う、そんな気持ちで質問しました。

お礼日時:2006/06/26 21:59

>倭国の胡椒


九州の一部では、ポルトガル人の持ち込んだトウガラシのことを「胡椒」又は「南蛮胡椒」と呼び、普通の胡椒は「洋胡椒」と呼ぶそうです。当時の日本での一般的な使い方は観賞用や薬用(目潰し毒、凍傷除け)で、これが韓国に持ち込まれ食用として発達、食用トウガラシの使い方が日本に逆輸入されたそうです。

ttp://ja.wikipedia.org/wiki/唐辛子
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!

「倭国の胡椒」がトウガラシのことだったんですか!
てっきりワサビか辛子かな?と思っていたので、目から鱗です。

そういえば秀吉の朝鮮出兵の時に日本から朝鮮へ唐辛子が伝わって、それ以来キムチに唐辛子が使われるようになったと聞いたことがありますので、その50年前の時代ならとても珍しいモノだったんでしょうね。
参考URLには伝来のいろんな説がありますが、朝鮮から伝わったものなら輸入品にはならないかもしれませんね。
(韓国では日本から伝来したとする説が一般的らしいので、良いのでしょうね(^^;))

とても参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2006/06/26 21:45

朝鮮からシナ王朝への貢物の最大は「ヒト」(奴隷)であったと聞いています。



なお、1550年頃になぜ「倭国」に朝鮮に輸出する胡椒があったのでしょう?南蛮から日本商人が胡椒を輸入して、朝鮮に三角貿易よろしく再輸出していたのでしょうか?初めて聞く話です。

朝鮮・韓国というのは、歴史を軽視し、もしくは改ざんすることに全く痛痒を感じない国です。「チャングム」も、奴隷身分の人ですからドラマにあるような豊かで楽しい生活をしていたわけはありません。そもそも、歴史書の一箇所に名前が出ているだけでどんな人生を送った人なのか全く分からず、全ては空想の産物です。倭国の胡椒とか朝鮮の銀といった話も、「空想」程度に考えれば良いでしょう。

こうした「歴史書の一行の記述を元に映像作品を作り上げる」のは韓国人は好きなようで、数年前の映画「武士」というのもそうでした。なお、武士という単語は現代の韓国語にはあるそうですが、日本由来の外来語だそうです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!

貢物の奴隷というのは、確か毎年美女三千人っていうのですよね。
これが本当なら毎年妙齢の女性を三千人も輸出していたら、人口のバランスがおかしくなっちゃいますよね(^^;)。

う~ん、申し訳ないのですが、その後のコメントについては質問の趣旨と異なりますのでお礼は控えさせていただきます。

お礼日時:2006/06/26 21:32

日本は当時、明と勘合貿易を行っていました。

その当時の主な輸出品は

日本・・・刀剣、硫黄、銅、漆器、屏風
明 ・・・銭(明銭)、生糸、織物、書物

ということですから、朝鮮との貿易内容もさして変わらないでしょう。

もう一つ、江戸時代に最盛期を迎える李氏朝鮮の主要な輸出品の一つは銀ですが、その銀は大部分が対馬から輸入した銀でした。実際、後に幕府による銀輸出抑制策が採られると同時に、李氏朝鮮の銀の輸出も激減します。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!

あ!日明貿易の品目日本史に出てました!
当時日本の造幣技術が今一で信頼できる通貨の代わりとして明銭を使っていたと10年ぐらい前に習ったような気がします(^^;)。
そうすると当時の日本は国内で産出した銀は加工用で、貨幣としては流通していなかったことが分かりますね。

李氏朝鮮では対馬から輸入した銀を加工してから輸出していたんですね!
現代の貿易事情と同じですね。目から鱗です(^^)

お礼日時:2006/06/26 21:16

ちょうどこの頃(16世紀初頭ぐらい)までの日本では、高まる銀の需要に比べ精錬法が進んでおらず、「灰吹法」という技術を持った朝鮮銀の方が純度が高かったため、高値で取引されていたようです。


朝鮮技師により灰吹法が伝わったのは安土桃山時代、という事です。

参考URL:http://www.mercury-jp.com/about%20silver.html
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
「灰吹法」ですか!早速参考URLを覗いてきましたが、精錬法にもいろいろあんるんですね。
鉱脈の有無ばかり考えていて、精錬技術のことまで考えていませんでした。
1533年に日本に「灰吹法」が伝わって、17世紀前半には世界の産出銀の1/3が日本産だったとのこと。
とっても参考になりました(^^)。

お礼日時:2006/06/26 21:02

このドラマを見るなら歴史考証は考えないようにして見た方がよさそうです。


歴史考証だけでなく、ドラマの筋書きや発言も、よく考えるとおかしい場面がたくさんあります。

で、肝心の歴史考証に関しては、どなたかお願いします。
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。
「始めての鍼」の倭寇の描写も変でしたよね(苦笑)。冷静に考えるとあり得ない展開なのに、それでも毎回見てしまいます(^^;)。

参考までにtregent様がおかしいと思われた場面はどこか教えていただけると嬉しいです。

お礼日時:2006/06/26 19:05

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