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本日、強磁性体の履歴現象の実験を行ったのですが、
実験途中に磁場sweepの速度調整つまみをいじってしまったところ、
ヒステリシス曲線のHに対してBが急激に増加/減少する地点で
速さが違うと曲線の形が変わることが見られ
(速度が速いほうが基準の速度よりも外側へ膨らみ
 速度の遅いほうが基準の速度よりも内側へへこみました。)

自分は、磁場が掃かれる速さなのだから、
逆のように感じていて図書館で調べたのですが、
いまいちいい本がなく、気になっています。

ご存知の方は教えていただければ幸いです。

A 回答 (2件)

縦軸に磁束密度B、横軸に印加磁場Hを取ったB-Hシステリシス測定をされていたのですね。


それで、Bの変化が大きい付近(たぶんBが+/=に変化する付近でしょう)で、Hの掃引速度が速いとループが横に太るという意味かな?
それなら、妥当なことだと思いますよ。
まず、+Hから-Hへ変化していく場合ですが、Bは最初正の最大値を取っていて、Hの減少とともに磁場の減少と磁化が徐々に減少するためにBは減少していきます。磁化の保磁力の磁場近辺で磁化が急激に減少するために、Bも急激に変化しますが、この時に磁場の掃引が速すぎると磁化の変化が遅れ気味になり、真のBより大きめになります。
Hを=から+に掃引するときには、この逆でBは真のBより小さめ(大きめの負の値)になるので、ヒステリシス曲線は横に太った形になるわけです。
速度を下げれば、一定の曲線の形に落ち着くはずなんで、それが正しい測定です。
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この回答へのお礼

自分の表現不足の点を付け加えていただいて、
更に詳しい回答をしてくださって本当にありがとうございます。
おかげで、自分の間違いがわかりました。

お礼日時:2006/07/07 16:18

ヒステリシス特性だけではなく、応答特性も関係しています


sweep速度が応答速度より速ければ応答途中(過渡状態)の状態が表示されます
sweep速度が応答速度より遅ければ、飽和した状態(ヒステリシス特性)を表示します
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
応用特性についてもいろいろ調べて、
知識を深めることが出来ました。

お礼日時:2006/07/07 16:16

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