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ドイツワールドカップの公式サイトの下記のインタビュー記事の中で、元アルゼンチン代表のホルヘ・バルダーノが、

>ドイツ、フランス、イタリア、ポルトガル。優勝候補はどのチームです
>か?
>ドイツ以外のチームは相手にボールを持たせる戦術で闘うチームだ。

http://fifaworldcup.yahoo.com/06/jp/060703/1/74p …

と言ってるんですが、具体的にはどういうことですか?自分たちからは、しかけて崩さないということでしょうか?そういう印象はあまりないのですが。

A 回答 (3件)

>これは、ポゼッション以外では、試合の流れの中では、どこで気付くもんですかね?



守備のとき、チームがどの位置でボールを奪おうとするかで判断できます。

攻撃意識のつよいチームはDFラインを押し上げて、センターライン付近に
密集してプレスをかけ、早く奪ったら即攻撃という積極性を持っています。
今大会でいえばスペインが好例で、ドイツもスタミナがある時間帯は
そういうイケイケの姿勢をとっていました。

フランス、イタリア、ポルトガルの場合、一旦自陣へ引いて(リトリートする)、
MFとDFの2本のラインでつくる守備ブロックを固めて
相手の攻撃スペースを消してしまいます。そしてボールを奪ったら
中盤のキープ力のある(タメの作れる)選手(ジダン、ピルロ、デコ)に預けて
走れる選手(リベリー、マルダ、ペロッタ、カモラネジ、フィーゴ、C・ロナウド)らが
左右に飛び出して攻撃の形を作ります。
しっかり守って、縦横にワイドに攻める形ですね。

要は、守備の意識が「ガツガツ奪いに行く」か「しっかり受け止める」かの違いで
スペイン対フランス戦はまさにそういう対照的な構図の試合でした。

>ワントップも、相手にボールを持たせる戦術の典型といえますかね

そうともいえません。チェコのように1トップでも中盤で激しくプレスする
チームもありますし、
両翼のサイドアタッカー(ウィンガー)を重視するからともいえます。

ただ、今大会は1トップの選手があまり機能していない印象があります。
しっかり守るチームに対してポストプレーが使えず、前線で孤立する場面が多いです。
ミドルシュートが多く得点数が伸びない傾向は、ゴール前に
ワントップしかいない状況とも関係していると思います。
その意味で、前線でチャンスメイクも得点もできるドイツの2トップは効果的でした。

>今大会、一番、攻撃的だったチーム、試合ってどこですかね?

個人的にはE組のガーナの印象が強烈でした。シュート力はお粗末ですけど
中盤の組織力や勢いでチェコを圧倒してしまいましたから。
イタリア対ガーナ戦は両者の攻撃の美学が噛み合った
素晴らしい内容だったと思います。
                                           
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この回答へのお礼

わかりやすくありがとうございます。
>守備のとき、チームがどの位置でボールを奪おうとするかで判断できま
>す。

完全にわかりました。

>個人的にはE組のガーナの印象が強烈でした。
そうですね。ブラジル対ガーナもすごかったですね。ガーナがポゼッションで上回っていましたよね。ブラジルがカウンターサッカーしてましたし。

お礼日時:2006/07/10 02:09

こういう戦術をとられると、攻めているほうは、パスを回しているというより、回させられている、というように感じるそうです。

ミドルシュートの打てる範囲の外であれば、無理してボールを取りに行かないということです。今回のW杯は気温が高いために、こういう戦法をとるチームが多いのかもしれません。この戦法が有効であることが実証され、そういうチームが増えてしまうと、サッカーがどんどんつまらなくなるでしょう。「サッカーをすることに喜びを感じられなくなる」人もますます増えるでしょう。

この回答への補足

わかりやすくありがとうございます。
>ミドルシュートの打てる範囲の外であれば、無理してボールを取りに行
>かないということです。

なるほど。たとえば前線で相手ボールになった時点で、すぐにほとんどの選手が自陣のミドルシュートが打てる範囲内=バイタルエリア付近に引いてしまうということですか。中盤で無理にボールをとりかえそうとしないということですね。そうなると、試合の流れ的には、攻守の切り替えが遅くなって、決定機の少ないダラダラした試合になるということですかね?

これはひょっとして日本の戦術とは真逆ですか?(笑)

>今回のW杯は気温が高いため
そうですよね(笑)日本戦なんか特に。相手にボールを持たせる戦術じゃなかったからこそ、ばててしまったのかな?そう考えると負けたのは残念だけど、ジーコ監督はかっこよかったのかな?(笑)

>サッカーがどんどんつまらなくなる
それは残念ですね。オシムさんは、どういう戦術をとるんでしょうね?あの発言だと、身の丈にあったサッカー=穴熊サッカー ということになるのかな? それはそれで残念だな。

補足日時:2006/07/07 13:04
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>ドイツ以外のチームは相手にボールを持たせる戦術で闘うチームだ



断定的に言ってしまうと、やや大袈裟な表現とも取れますが、イタリアなどにその傾向が強いですね。

要は、守備と攻撃に対する意識やポジショニングの比率を考えると7対3とか6対4位の割合で守備的意識の方が強いチームが多いということですね。(展開によっては8対2、9対1位の比率もありましたね)
まずは守りを重視、そして攻めるチャンスがあれば攻め上がる、というようなスタイルです。

守備は重要ですし、失点しなければ基本的には「負ける」ということにはなりませんので(PK合戦負けというのはありますが)、仕方無いのですが観ている方からすると、もう少し攻め合う展開の方が楽しいということも言えます。

今回はボールポゼッション(保有率)が高いチームの方が敗退するという試合も多かったですよね。
本来であればポゼッションを高めて、シュートチャンスを多く作り、そして得点する、という流れが観ている方も解りやすいし楽しいです。

守備重視のチームはポゼッションは低くとも決定機だけは作らせない=相手にゲームを支配されているのではなく、相手にボールを回させている、という展開をして逆に少ない決定機をモノにして勝利する、というスタイルです。

ちなみにイタリア対ドイツでは若干ですがイタリアの方がポゼッションが高かったので、その点だけで見ると今までのイタリアの試合展開とは逆の展開だったとは言えます。

そしてイタリアに限らず、そういう傾向の戦い方をするチームが多かった、と言いたいのでしょうね。リンク先のその人は。
私もそう思いましたけど、サッカーの戦術も時代時代で変化しますので最近の主流なんでしょうかね。
危険や冒険をせずに、虎視眈々といったところでしょうか。将棋でいう穴熊というか・・(笑)

個人的価値観を言いますと、ポゼッションも低く、決定機も少ないチームが勝つのは、あまり面白くないんですけどね・・。

この回答への補足

くわしくありがとうございます。なるほど。「相手にボールを持たせる戦術で闘うチーム」とは、守備の意識のほうが攻撃の意識より高いチームということですか。こちらからリスクを負って攻撃をまったく仕掛けないという意味ではないわけですね。かなり断定的に書いているので、いまいち納得できなかったんですよね(笑)

>7対3とか6対4位の割合で守備的意識の方が強いチームが多いという
>ことですね

これは、ポゼッション以外では、試合の流れの中では、どこで気付くもんですかね?中盤の攻防が少ないとか、ボールがいったりきたりするとか、攻撃のとき、後ろからのサポートが少ないとか、ですか?あとワントップも、相手にボールを持たせる戦術の典型といえますかね?

>イタリア対ドイツでは若干ですがイタリアの方がポゼッションが高かっ
>た

そうですよね。この試合のインパクトが強くて、そんなに守りっぱなしだったかな?と思ってしまったんですよね。

>ポゼッションも低く、決定機も少ないチームが勝つのは、あまり面白く
>ない

同感です。逆に言うと、今大会、一番、攻撃的だったチーム、試合ってどこですかね?

ベスト16のメキシコとアルゼンチンなんて、中盤の攻防が激しくて攻守の切り替えが激しかったように思いますけど。決定機も多くて。得点は少なかったですけど。

補足日時:2006/07/07 12:22
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