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こんにちは。
どうしても分からないことがあります。
靖国神社に参って、毎回国際問題になっている
小泉総理ですが、彼はなぜ靖国神社に参拝するのですか?
また何かメリットがあるのですか?
勉強不足ですみません。
よかったら教えてください。

A 回答 (14件中1~10件)

「右ウイング」と「チキンレース」で説明がつくと思います。

過去の歴史を紐解くと、答が見えてきます。

右ウイング
戦後初めて8月15日に参拝した首相は誰か? 三木武夫です(1975年)。三木は自民党内での権力基盤が弱かったので、右派にウケるパフォーマンスをして支持を確保する必要に迫られました。このことを、右ウイングを伸ばすと言います。ただし、三木は政治信条的に「右」の人ではなかったので、あくまで「私的参拝」だと釈明しました。
その後、「公式参拝」と言明して参拝した首相は誰か? 中曽根康弘です。彼は右翼でした(昭和天皇も「あれは右翼だから嫌いだ」と漏らしていた)。ただし、中曽根は「政界の風見鶏」の異名をとる日和見主義者でもあり、つまり「融通の利く右翼」でした。彼は民営化などの改革路線を推し進めて、改革論者の人気も集めつつ、靖国公式参拝で右派の支持も固めました。要するに、一つの勢力からの支持だけでなく、複数の勢力から支持を取り付けることによって、長期政権を維持したのです。

大雑把な話ですが、小泉は「三木 + 中曽根」と考えることができるでしょう。もともとの党内基盤は弱かったのに、なぜ長期政権となったのか? もちろん、「小泉ブーム」と呼ばれた無党派層にまで及ぶ大衆人気が主因でしょうが、それだけでは政界の権力闘争を勝ち抜けなかったはずです。小泉は靖国参拝で「右ウイング」を伸ばし、自民党の内外に根強く巣食う右派・右翼の支持も取り付けて、権力基盤を広げたのです。

チキンレース
小泉首相の靖国参拝に対して、中・韓政府は激越な批判を加えました。それにより、「参拝を取りやめれば外国の圧力に屈したことになる」という図式ができあがってしまいました。
しかし、「靖国か、国立追悼施設か」は、第一義的には国内問題です。「諸外国が文句を言わなければ何も問題は起きなかった」というのは、問題の存在を認識さえしていなかった、怠慢な者の言い草に過ぎません。
諸外国は日本の「問題先送り体質」をついて、靖国を国際問題化することにより、「降りた方が臆病者」という対立状況に日本を追い込みました。この仕掛けられたチキンレースに、小泉は乗ってしまいました。はっきり言ってバカなのですが、逆に大衆的人気を集めたので(「小泉さんは中・韓相手に頑張ってる!」とか何とか)、やめられなくなったようです。

国家には、その国のために殉じた人がいます(独立戦争・統一戦争・その他)。それなのに、「国家の象徴」が訪れられる統一的な国立追悼施設が無い国って、いったい何なのでしょうか? 今や一宗教法人に過ぎない靖国神社が、国家的鎮魂を担うのは、そもそも無理です。
日本の弱点(いい加減な戦後処理に基づく)をいやらしく突っついてくる諸外国に、ムカツイテ反発してみたところで、無益なことです。日本は、解決すべき国内問題を国際問題に摩り替えて(「参拝を取りやめれば外国の圧力に屈したことになる」とか言って)、先延ばししているだけでしょう。

政治家がメリットと無関係に純粋な気持ちで行動していると考えるのは、子供か信者の思考であって、大人の考えることとは思われません。
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この回答へのお礼

分かりやすて詳しい分析、ありがとうございました。
とても勉強になりました。
そういったことを意識して、首相の発言に注目していきたいです。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/07/26 13:27

1975年11月を最後に天皇陛下は靖国神社をご参拝されていません。


そもそも靖国神社は天皇と国家のために戦死した人を奉るための神社ですから、天皇陛下と国の最高責任者である総理大臣にはぜひとも参拝してもらう必要があるわけです。
ところが、天皇陛下のご参拝がなく、さらに総理大臣も参拝しないとなれば、自らの存在意義を失いかねません。
恐らく、靖国神社やその周辺の人たちは水面下であらゆる手段を講じて総理大臣参拝運動をしていると思います。 小泉首相参拝はその成果だとおもいます。
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この回答へのお礼

その水面下の手段が気になりますね。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/07/31 10:58

他の回答にアレコレつけるのは違反かもしれませんが一言


「昭和天皇」は亡くなられてから「昭和天皇」と呼ばれました
昭和時代には昭和天皇は「今上天皇」と呼ばれていました
平成時代の現在の天皇も「今上天皇」です
今の天皇が「平成天皇」と呼ばれるようになるのは亡くなられてからです
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この回答へのお礼

勉強になりました。

お礼日時:2006/07/31 10:58

> 小泉総理の靖国神社に参拝する動機



靖国には二百数十万もの先の大戦で亡くなった兵士の霊が祭られています。 日本人の殆どの方は、彼らが敵の弾丸に当って勇敢な死を遂げたと教えられ、そう信じています。 しかし、現実はどうではありません。 『行軍に耐えず』として味方の兵士によって射殺され、『靖国で会おう』の誓いがあったのです。

多分、祭られている英霊の過半数は『行軍に耐えず』です。 これを知ったのはシンガポール陥落で捕虜となった英国のex-POW (prisoner of war) との和解のミーティングの時、彼らから直接に聞かされたからです。 

平成天皇が英国とオランダを訪問された折、第二次大戦に従軍した兵士やその家族が飛行場からの道路に背を向けて手をつないで立ち、抗議の意思表示をしました。 それは彼らとその家族たちが受けた捕虜収容所での扱いに抗議したものです。 

捕虜が行軍中に倒れると即座に射殺され、これは味方の兵士も同じだったと述べています。 これは明かにジュネーブ条約に違反しています。 日本軍は敵味方の区別なく、行軍の出来ない兵士は射殺していったのです。 

その後ろめたさがあるので、靖国は無視できないのです。 
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この回答へのお礼

後ろめたさが原因なのですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/07/31 10:57

こんにちは、


靖国参拝は総理の意思であり、何らかのメリットというわけではないと思います。
主権国家である日本の首相が戦没した英霊に参拝するのは当然のことであり、そのことを問題視する側に問題があります。
今の日本が、中国、韓国が騒ぐような軍国主義に進むことは現実的にありえないことであり、そのことを政治の道具に使っているにすぎません。
私の個人的な考えでは、確かに日本人の気質としては他国からの侵略行為で、万一日本人に人的被害が及んだ場合ナショナリズムに火がつくのではないかという懸念はあります。だから日本をよく知る中国、韓国はそのことに対して危機感があるのではないでしょうか、
それは過去に侵略をゆるしてしまった国の国民でなければ理解できないことなのかもしれません。
ただ日本が大人であると例えれば、現在の中国、韓国はまだまだ反抗期の中学生くらいのレベルしか持ち合わせていませんので、騒ぐやからは騒がせておけばいいのです。国際的にもそう見られているはずです。
日本の外務省がしっかり舵取りができている間はいくら騒がれてもなにも問題ないと思います。
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございました。

お礼日時:2006/07/31 10:57

最近ここの伝言板を見ていると


 靖国関連の議題が多く見受けられます。
基本的に、小泉首相が何を考えているかは本人しかわかりません。

しかし、その結果起きた事実を元に推測することが出来ます。
デメリットをあげれば 中国政府の摩擦が第一に挙げられます。
 メリットをあげるとすれば、国民が靖国について非常に考える機会が多くなったということです。
 新聞でも雑誌でも靖国の話題が取り上げられ国民1人1人が靖国問題を含め過去の戦争について考えることが多くなりました。
 
 靖国参拝は 国民1人1人が「大東亜戦争について考える機会に多くなった」
 この1人1人が考えるという事は賛否両論はありますが、非常に良いことであるとおもいます。
 もし小泉首相が靖国参拝をしなかったら質問者の方もこうゆう疑問をもたれなかったでしょう。
 この点が、自分は靖国参拝の最大のメリットだと思います。
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この回答へのお礼

確かに考える機会が増えたように思います。
テレビでは毎年、取り上げていますし。
こういったことがないと、戦争に対して考えないのかもしれません。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/07/26 13:26

こんばんは。



たとえ、くだらなく見える人物でもある一面は規律正しかったりするものです。

小泉首相の場合もそのクチでしょう。

何ら政治的意図があるとは私には思えない。今の繁栄の礎を築いた先人たちに純粋に感謝を捧げているだけだと思います。

国際問題になっている?誰がしているのですか?隣人だけではないのですか?隣人に気を使って正しいことを止めるのは果たして良いことでしょうか?私はそうは思いません。中韓の言いなりになるのはもっと恥ずべきことです。もちろん中韓以外の国が言ってきた場合でもですが、他の国はそんな恥知らずなことは言ってきやしません。
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この回答へのお礼

隣国の意見を、意見ととるか、それとも干渉ととるか…とても難しい問題ですね。
隣国の国民のみなさんはどう考えているか、気になります。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/07/26 13:24

「それから、小泉首相は首相になるまで参拝はしておらず、仲間の議員に「靖国関連の団体に入らないか?」と誘われても「めんどくさいからいい」と断っていたそうです。



http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2001/yasukuni/ …
より引用
「首相は初当選以来ほぼ毎年、終戦記念日に靖国神社に参拝してきた。」
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この回答へのお礼

小泉首相にとって靖国参拝はかなりの重要度なのでしょうね。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/07/26 13:22

票集めでしょう。


平和に対する願い?
国内外からこんなの反発しているのに?w
よく賛成派は特定の三国が反対していると言っていますが、それだけじゃありませんよ?
そもそも、国民の過半数が反対しているのにw
知っていますか、賛成派は年齢が上がるごとに増えているのです。
軍国主義的な教育を受けた老人世代、その子供、その孫。
孫世代からどんどん影響はなくなり、単に外国の反発になってきていますが。
それから、小泉首相は首相になるまで参拝はしておらず、仲間の議員に「靖国関連の団体に入らないか?」と誘われても「めんどくさいからいい」と断っていたそうです。
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この回答へのお礼

国民の過半数が反対しているのに
参拝をやめないのは、少し残念な気がします。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/07/26 13:21

日本以外の国では、国家元首(国王、大統領)、最高責任者(首相)などが折に触れて自国の戦没者追悼施設を参拝するのは当たり前です。

中国や韓国でもそうしているはずです。小泉首相もそのように考えているのでしょう。なお、中曽根首相以前の日本首相は当たり前に靖国神社に参拝し、誰も文句は言いませんでした。

即ち、
「国家の責任者が戦没者追悼施設に参拝するのは当たり前のことで、メリットのために参拝するのではない。参拝のメリットなど考えたこともない」
となるでしょう。

一般人である私も、何回か靖国神社に参拝しました。参拝したいから参拝したので、特に理由はありません。

なお、小泉首相は政治家になった頃から毎年靖国神社に参拝しているそうです。首相になってもそれを継続しようとしたら、一部の外国や国内のマスコミから叩かれて大騒ぎになった、全く心外だと本人は考えていると推定します。
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この回答へのお礼

自分は参拝したことがないので
大事さが良くわからないですが
小泉首相の強い希望で参拝している可能性があるんですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/07/26 13:19

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