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文系で博士課程に在籍している、していた方に質問です。
在籍中の収入はどのような状態でしたでしょうか。
来春博士課程に進学しようと思っているのですが、正直に言って経済面での心配が大きいのです。
実家暮らしで、かつ奨学金をもらう予定ですので学費や最低限の生活費はまかなうことはできます。
はじめの1年目2年目などはそれほどの不安を感じることはないと思うのですが、
昨今のような大学を取り巻く状況や、たとえば30歳を超えるようになったときに
自分の経済状態がどうなっているのかの予想がまったくつきません。
アルバイトをしようにもそれほど時間がとれそうになく、奨学金も期間が決まっているので、その意味でも不安になります。

もちろんそういった不安を承知で進学しようとは思っているのですが、本心ではやはり現実問題としての経済的な部分での不安が大きいです。
みなさんの経済状況はどのようなものなのでしょうか。
できるだけ具体的なことをお聞きしたいのですが、だいたいのところでもかまいませんのでよろしくお願いします。
できるならば在籍年数の方もあわせて教えていただけるとうれしいです。

A 回答 (4件)

修士2年、博士5年在籍。

学振PD2年。非常勤週1コマ生活を2年。現在は大学教員。周辺を見渡す限り、きわめて幸運だったと言えるでしょう。私よりいい研究していて、結局大学に職を得られなかった人もたくさんいます。

率直に言って、「無収入、無職でもいい、趣味の研究を続けられればそれで満足」という人でない限り、文系で博士課程に進むのは無謀です。質問者さんの学的業績のレベルはわかりませんが、仮に同世代の同分野の若手の中で一番だとしても、大学教員になれる確率は高くない、と言わざるを得ません。勝手な推測ですが、ここでこういう質問をされているということから考えると、2、3本論文を書いてどんどん研究職につけるような環境ではないのでしょう(国内には例外的にそういう大学院、研究分野もあるようですが)。最近はCOEとかポスドクとか任期付きとか、とりあえずつなぐことのできる研究的職が増えていますが、研究室の諸先輩の動向もよくみて、冷静に考えることを強くお勧めします。

ちなみに私は院生時代に結婚、配偶者は公務員、自分自身は学習塾バイトで15万ほど稼ぐ、大学院の先生は別に院生が大学に来ようがなんだろうがお構いなし、好きに論文書け、週1のゼミには来い、くらいの人でした。暮らしには困りませんでした。学振PDの間は、むしろリッチで貯金がたまっちゃうな、くらいでした。しかし、繰り返しますが、これは大学教員になれたから言えることです。大学院時代の奨学金約500万円も返還免除ですし。とにかくいろいろな面で幸運でした。実力は、、、ないわけではないんですが (^^; 参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
ご想像の通り、冷静に見て格別いい環境にあるとは言えませんし、
博士課程の多くの先輩がそれこそ寝る間を惜しんで研究をしているのを見ていますが、
研究職につける先輩は僅かで、かつ本当に長い時間をかけたうえでのことです。
>「無収入、無職でもいい、趣味の研究を続けられればそれで満足」
と自信を持てるかというと今はやはりそうではないと思います。
春の試験までにじっくり考えてみようと思います。
ちなみに、学習塾のバイトはいつ頃の時期にどれだけの期間なさっていたのか、
差し支えなければお教え願いませんか?
回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/05 22:54

再び#1の者です。

他に回答がつかない気配もあり (^^; お尋ねの件について補足しますね。

塾バイトは大学生のころから院生時代を通して大学に職を得るまでずっとやっていました。最初は小さないわゆる塾、その後駅前チェーン塾を経て大手予備校系、と高い時給を求めて動きました。だいたい週3日でした。全然、たいした情報ではありませんね。。。

そうそう、博士課程の4年目くらいだったでしょうか、「かばん」で有名な大手塾に半分就職しようかと悩んだことがありました。面接に行き、親身に人生を心配されちゃったりして、採用を前提にした研修に来ないかと誘われました。。。年収で700万(だったかな?)は保証できますよ、とか言われて。。。そっちへ進む選択もあり得たと言えるでしょう。結局、電話でお断りしてしまいましたが。

なんだかんだいっても人生1度きりですからね。どうぞ納得のいく選択を。
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この回答へのお礼

お礼が非常に遅くなってしまい申し訳ありません。
あれからじっくり考え続けて、朧気ながら方向性が決まってきたように思います。
どう転んでも悔いの残らないよう決断できるようにします。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/10/22 21:34

人文・社会系D3の者です。

在籍年数は修士から数えて6年目、うち1年間は国費留学(授業料・寮費・生活費全額給付)です。

#1さん、#2さんの回答を拝見して、ご意見もっともだと思う一方、非常に恵まれたケースであるなとも思いました。分野によっては就職も非常に厳しく、すでに30歳を超えたオーバードクターが何人も順番待ちをしているところも少なくありません。

学振も難関ですし、最近では博士号を取得しないと就職できないという傾向もあります。人文・社会系の一部では研究がある程度実になるまで時間がかかることもあり、課程博士であっても取得が比較的困難です。私の周りだと30代半ばまでに取れるかどうか、という人が多いです。

収入に関してですが、私の収入は主に奨学金、非常勤講師、アルバイトで月平均でおよそ25万程度です。私の大学は他大学に比べ学費も安く、遠方での学会発表の際には補助金もでますし、研究に必要な書籍も年間5万円までは購入してもらえます。所属する研究会から研究費を補助してもらえるという経済的にはかなり恵まれた環境にあります。また、縁あって同分野の研究者に書籍を頂く機会が多い(新刊、重複本等)ので、出費もかなり抑えられています。

私も今年度いっぱいで奨学金は切れるので、来年度以降は休学をして研究を続け、できるだけ早く博士論文を出そうと思っています。私は今27歳独身なのでまだそこまで焦りは感じていないのですが、先輩方の中には非常に優秀であっても、お子さんの養育やご両親の介護など家庭の理由や、その他の個人的な理由、指導教授の退官などでやむなく研究を断念される方もいらっしゃいます。

また、この間参加した研究会でも話題になったのですが、来年度から大学の教員制度が大きく変わります(助教授→准教授、助手→助手と助教など、名称の変更や任期制の導入)。新制度のもとで就職状況も大きく変わっていくかもしれません。すでに非常勤講師の大幅な削減を発表している大学もあるそうですから、ひょっとしたら就職状況はさらに悪くなるかもしれません。

アドバイスとしては、やはり他の回答者の方々が仰るように、周囲の院生の状況を尋ねることと、最悪の場合、就職できないかもしれないと覚悟しておくことです。進学された場合は普段から情報を得るためにしっかりアンテナをはり、積極的に研究会や学会に参加して人脈をつくっておくことです。書いてて自分がへこんできましたが参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
どうも回答をくださる方が非常に優秀な方のみなので驚いている反面、
それだけの実力が備わっていないと進学してやっていける世界ではないということの証明であるかもしれませんね。
周りは30半ばで職が見つかるかどうかという状況ですので、冷静に考えて決断しようと思います。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/05 23:18

進学する博士課程の院生の就職状況を尋ねることをお薦めします。

私の場合は、就職状況がよい領域だったこともあり、D2を終えた段階で幸運にも短大に就職先がありました。指導教員が協力的だったことも幸いしたかもしれません。その後は学籍を残し休学して、学位論文執筆の指導を受けていました。その後移籍して現在大学教員です。

在学中は、査読付きの論文を一定程度まとめることも大切ですが、就職の際は対応できる領域の広さも問われるので、それらも意識しておかないと就職も厳しいかと思います。

なお、在学中の収入は下宿で週1回の僅かなアルバイトと奨学金のみです。学会発表等で遠出するのが痛手でした。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
No.1 の方へのお礼にも書いたのですが、博士課程の先輩の就職状況はあまりいいとは言えないと思います。
少なくとも博士課程在学中に大学での非常勤などのポストを得られた方はいないように思います。
もちろんもう在籍していない方でそういった方がいるかもしれないので、そのあたりをもっと調べてみます。
じっくり考えてみようと思います、回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/05 23:02

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