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 ロシアでは今、従来のインテリ層だからといって、裕福ではないと聞きます。
 特に驚くのは、医者の資格を持っていても、月収3万円ぐらいの収入しかなく、食べるのが
 やっととかいう話です。
 人間は体の具合が悪くなれば、医者に頼らざるを得ず、したがって
 医師はどんな状況になっても、相対的に高収入を得られそうなのですが
 そうでもないのでしょうか?
 ロシアの実情に詳しい方、お願いします。

A 回答 (3件)

#2です。

お礼拝見しました。

>では、もう一点。いわゆるソ連の経済崩壊(1991)の前と後とでは医師の報酬の相対価値にどういう変化があったのでしょうか?

これは一口で語るのは難しいと思います。すでに#1さんが仰っているように、ソ連時代における医師の地位というのは非常に低く、給与も最低レベルであったと聞いています。ソ連では「物を作り出す人」こそが称えられ、何も生産しない医者という職業はあまり人気がないし、給料も低かったようです(社会主義の「人は労働に応じて受け取る」という考え方)。

給料が安いわりにキツイ仕事なので、あまり人気がないため、医師の多くは夫の給料で食べていける女性がなることが多かったみたいです(実際、今でも女性の医師は多い)。

技術的にも大きく後退していて、1991年のソ連崩壊の折にはそのレベルの低さに愕然とした西側諸国が、医療支援を行ったそうです。

ご存知のことと思いますが、ソ連時代は医療は無料でした。ソ連崩壊後も医療と学校は基本的に無料ですが、収入源がないのでお給料も上がりません。ですから、こういった無料の病院に勤める人は、アルバイトしたりなどして副収入を得ている人が多いです。ちなみに教師なども薄給なので、アルバイトしている人が多いです。

あと、医者の資格は更新制なので、一定期間医者として働かないと取り消しになってしまいます。そのため、医大を卒業しても給料のいい働き口がなければ、医者にならない人も多いようです。#2でも書きましたが、外資系の病院の医師は破格に高給なので、外資系に就職できたら高収入、そうでなければ就職したくない、というのが実情かもしれません。薄給でもいい人しか無料の病院には就職しないようです。

>1991以後は、金回りがいいのはマフィアだけとも聞きます。

いわゆる富裕層、超富裕層の「新ロシア人(ニューリッチ)」「オリガルヒ」と呼ばれる人々のことだと思います。「マフィア」というとまた別の組織になってしまうので、少し訂正させていただきます。この人たちはソ連崩壊と同時に国家の資産が民営化されたときのどさくさにまぎれて、その資産を自分の物にした人たちのことを指します。

なぜこういうことが起きたか、という直接のきっかけを作ったのは、チュバイスという政治家です。興味がおありなら読んでみて下さい。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8A% …

ニューリッチは確かに一般のロシア人には「成金」として嫌われている側面もあるのですが、悪事ばっかり働いているわけではないです(私の友人にもいるので、その人たちの名誉のために念のため)。

ソ連・ロシアの内情はなかなか分かりづらいところもあります。特にロシア人はあまりこういうことを言いたがらないし、私も聞きづらいので、一部のロシア人から聞いた情報や書籍による知識に負うところが多いです。一応私は上記のような理解をしていますが、かなり主観的な意見という側面もあるので、その点ご容赦ください。
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この回答へのお礼

医療費が無料だったし、今でも基本的にそう! なるほど。
 目からうろこが落ちました。
 主観的で一面的かもしれないと言うコメントを添えられていますが
 それでも、大変参考になりました。
 ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/16 09:28

地域や都市によっても異なりますが、ロシアの平均賃金は平均3万円台ですから、特に医師の賃金が安いというわけではありません。

もちろん、職業によっては破格に高い賃金をもらっている人もいますが、月給が3万円だからといって食べるのがやっとという訳ではなく、十分普通に暮らしていけます。

私はロシアの都市の中でも物価が高いと言われるモスクワに去年まで住んでいました。もちろん外国人が行くようなレストランとかカフェは日本並みに高いですが、日常生活で買い物をするような場所ではジャガイモが1キロ10ルーブル(約40円)、パン(フランスパンぐらいの大きさの)が1本8ルーブル(約32円)ですから、相当贅沢しない限り生きていくのに困るほどの出費にはなりません。

また、医師の給料に関しても、地方と都市の格差はもちろん医療機関によってもかなりの格差があります。

特に設備や技術の面で差は激しく、設備の良いところは治療費も高く、医師の給与も高いという状況です。国立の安い病院の医師に比べて私立の高い病院の医師は10倍以上の給料をもらっていることも少なくありません。

医者も教師も大変なわりに給料が安い仕事として有名ですが、人間の生活に欠かせないからこそ、いわゆる「聖職」と考えられています。給料が安くても、非常に熱心に仕事をされている人が多いです。
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この回答へのお礼

具体的な説明ありがとうございました。
 よく分かりました。
 では、もう一点。いわゆるソ連の経済崩壊(1991)の前と後とでは
 医師の報酬の相対価値にどういう変化があったのでしょうか?
 1991以後は、金回りがいいのはマフィアだけとも聞きます。
 なぜ、こういう状況の変化があったのでしょうか?

お礼日時:2006/09/15 09:34

昔、共産ソ連の時代のはなしです。

社会主義国家では、資本主義国家とは正反対で、物を作り出さない単なるサービス業ということで、医師は社会的に低いランクと見なされ、底辺の収入しか得られないということをTVでみた記憶があります。
どうもその状況が続いているようですね。市場原理を導入したといっても医師の地位向上には役立っていないのでしょうか。
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この回答へのお礼

ああ、そういうことですか。
 もともと収入レベルが低かった。
 回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/14 16:53

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