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(1)この前テレビで鳥が求愛しているところを見ましたが、どれも同じ鳥に見えました。何によって、動物の求愛は成立すると学術的にはいわれているのですか??人間ならヒゲがあるか?無いか?お金を持っているのか?そうでないのか?色々、ありますよね~。

(2)夏にいたゴキブリは、寒くなるとどこにいくのでしょうか?

(1)、(2)どちらでも良いので、宜しくお願いします^^

A 回答 (2件)

こんにちは。


(1)に就いてなんですが、
動物の「本能行動」といいますのは、ほとんどの場合が個体自身の生理的・内的要因と、外的要因としての環境の変化に伴う「刺激入力」という、このような複数の条件が整うことによって選択されるようになっています。つまり、ひとつの条件だけでは成立しないんですね。
例えば、「摂食行動」は「空腹」という生理状態に対して「餌の発見」といったものが環境からの刺激になります。どちらが欠けても接触行動は実現しません。同様に、「生殖行動」の場合は「個体自身の性的成熟」、あるいは「発情期」といった生理状態が内的要因としてあり、そこに初めて相手の個体の「容姿」「求愛行動」「フェロモン」などといったものが「性的刺激」として作用します。

このように、動物の本能行動といいますのは「内的・外的要因」など、最低でもふたつ以上の条件が整わなければ実行されることはありません。これは、それがただ反応してしまうというのではなく、実行すべきか否か、このような「価値判断」が状況に応じてきちんと下されているということです。
生殖行動といいますのはたいへんなエネルギーを必要としますし、野生動物にとっては危険が伴います。魚類のサケのように、そのチャンスが一生に一度しか与えられていないものもいますし、また、幾ら目の前にかわいいメスが現れたとしましても、それが性的に未成熟であったり、排卵が行われていないのであれば精子は無駄になってしまいますよね。状況に応じた適切な判定を下すことができるということは、このように数少ない生殖の機会を逃すことなく、確実に子孫を残すことができるということです。

生殖行動以外では、動物が同性と異性の区別をどのように付けているのか、あるいは具体的にその必要があるのかといったことは私にはちょっと分かりません。ただ、我々人間が他の動物と違いますところは、その進化の過程で発情期やフェロモンという機能を失ってしまっているということです。このため、人間は年がら年中Hがやりたい放題というだけではなく、着ている服が良く似合うとか、あるいはお金持ちといったことが性的刺激やフェロモンの代わりみたいなものになってしまったのではないかと思います。

他の動物の場合、生殖行動を実現するための性的刺激には相手の容姿や行動、鳴き声といった感覚刺激の他に「フェロモン伝達」というものがあります。「性フェロモン」といいますのは、主にメスの排卵準備が整い、発情状態にあるときに分泌され、オスにとってはそれが性的刺激となります。つまり、準備OKということですね。
このような生理状態は、性的に成熟した個体でなければ発生しません。同様に、泣き声やダンスなどの求愛行動や、同性に対する威嚇行動は、生まれたときから行っているわけではなく、成長ホルモンや性ホルモンなどの分泌によって適切な時期に表れるものですし、皮膚や羽の色が変わる、あるいは角やトサカが大きくなるなどの身体的特徴も成長年齢に伴うものです。生殖行動は、このような条件が整わなければ実現しません。
ですから、まず子供の個体では相手に対して性的刺激を発生させたり、それを受け取ったりすることはできないわけです。そして、幾ら発情状態にあったとしましても、同性からの信号に性的刺激として反応することはありません。もしあったとしますならば、それは何かの過ちです。
つまり、生殖行動の条件が満たされるということは、生殖の準備がきちんと整った個体であり、尚且つ「相手が間違いなく異性である」と判定されるということです。これにより、それ以外の相手と交尾をしてしまうというような無駄が避けられます。
ですから、鳥の場合でしたら羽の色が変わったり、求愛の囀りを発したり、またこれらを性的刺激として受け取れるようになることによって、必然的にそれが恋の相手と判定されることになるのだと思います。

鳥さんなんてのは、どれがどれだかちょっと区別は就きませんよね。ですが、これは余分な話ですが、我々人間と同様に、鳥や他の動物にも個体の識別をすることができるというのは紛れもない事実です。鳥が自分の伴侶や雛を見付けてそこに戻って行けるというのが何よりの証拠ですね。ペンギンなどは、片方が卵を抱いている間、片方が餌を獲るための旅に出るわけですが、戻って来れば何万羽という群れの中から、その泣き声を頼りにそれぞれがちゃんと自分の相手を見つけ出すそうです。
古くから動物には「帰巣本能」といったものがあるのではないかと考えられていますが、仮にそのようなものがあったとしましても、自分の巣の位置を覚えたり、あるいは最低でもつがいの相手の声や姿を識別するためにはどうしても学習というものが必要です。このため、近年では自分の巣に戻ることのできる昆虫類にも学習能力があるということは広く受け入れられています。
ですが、動物に個体識別能力があるのはこのためなんですが、今回ご説明致しました本能行動としての生殖行動といいますのは、特に学習能力というものを用いなくとも、生得的に定められた反応の組み合わせだけで確実に生殖相手を判別することができてしまうというのが最も重要なポイントです。それは、本能行動というものが、動物が子孫を残し、生きてゆくために間違いなく機能しなければならない基本的な仕組みであるからですね。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。難しい~^^;

お礼日時:2007/01/20 10:47

(2)基本的に寒くなると殆ど動きません。

冷蔵庫裏などのある程度温度があるところでじっとしていると思われます。それ以上寒くなると死に絶えます。でも結局暖かくなると、卵がかえるのでどうにもなりませんが。
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