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法律家の人々は、六法全書を暗記しているのでしょうか?暗記の対象なのでしょうか?
憲法くらいは暗記するのでしょうか?
一般人が法律の勉強をするときには、六法を暗記する、覚えるという方法をとるべきだと思いますか?
専門的知識のある方お願いします。

A 回答 (6件)

六法全書を覚えるなんて無理です。


法律を正確に覚えることは大切ですし、必要な条文は覚えていますが、すべての条文を暗記しているわけではありません。
もちろん暗記している人もいますよ。私はできませんが…

その法律・条文が意図するところを理解し、実際にはどのように適用されるのかを理解することも大切です。
法律の参考書などでも、その条文を理解しやすくするために実際の裁判例「判例といいます」が記載されていますし、判例付きの六法「模範六法・判例六法」なども販売されています。
学生さんや受験勉強生、実務家の方も使っていることが多いですね。

何のためにどの程度勉強するのかによりますが、日常生活での実用的なものであれば、「判例・実例」中心の「実務書」がいいでしょうし、「資格試験」を受験するのであれば、その試験向けの参考書がいいでしょう。
法律学までゆくのでしたら「憲法」などそのものズバリの専門書(その先生の学説が書かれているもの)がいいでしょうね。
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法律解釈の基礎を理解している人が、もし六法全書を暗記できれば、それは大きな武器になるでしょう。


しかし、法解釈の仕方をまったく知らない人が、条文を暗記しても殆ど無意味ですし、むしろ危険です。

例えて言えば、英文法を知っている人が和英辞典を暗記すれば非常に便利でしょうが、英文法を殆ど知らない人が和英辞典を暗記しても何の英作文もできないと言うことです。
そして「むしろ危険」というのは、和英辞典のみに頼って作られた英文は凡そ実際の英語では使われないような表現である可能性がある、ということです。つまり、和英辞典で「道」を引いて"road"と書いたら、その意味では"way"で使うべきだった、あるいは、例文には"please,…"とあっても、実は"I was wondering if you'd…"とより丁寧な表現を使うべき場面だった、というようなことが起こり得るのです。

六法全書における実例を示したいのですが、一般の人にもすぐわかるような例が思いつかないので、とりあえず和英辞典の例でお許しください。

この回答への補足

Thank you for everyone!
I am writing thanks message to get in practice English.
Once ,I thout that if we learn
law ,we must get up the book of six major laws .
But reacently I think the legal mind is important more than the book of six major laws.
The cases that is not published in
the book of six major laws might be frequent .

I learned various affair from all the lot of you .

補足日時:2002/04/09 14:06
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みなさんの回答と重複するところもありますが…


以前,東大法学部教授の方で,六法の編集もされていて,民法などの専門書も多く出されている方の話を聞いたことがあります。
おおよそ,
「法学部の先生で,六法を作っているというと,法律の条文はなんでも覚えているんでしょうなどと言われることがあるが,それは間違いだ。
私が全部覚えているのはせいぜい憲法ぐらいだ。法律は単にたくさん覚えていればいいというものではない。忘れたらそれこそ六法を見ればいい。大事なのはリーガルマインド,法律をどう使うかという考え方だ」
こんな話だったと思います。大学の先生でなく,実務家であっても,基本的な考え方は一緒でしょう。

というわけで,六法の条文そのものを暗記することが目的ではなく(まあ憲法ぐらいは一般常識として知っておくべきでしょうが),むしろ法律を理解していくなかで,結果として多くの条文が頭に入るということではないでしょうか。
実務家の場合はまだ,法廷で「第何条にあるように」と言われて,弁護士が「第何条ってなんだっけ」というわけにはいかないでしょうから,条文自体の暗記も意味がないとは言えないでしょう。
しかし,
>一般人が法律の勉強をするときには、六法を暗記する、覚えるという方法をとるべきだと思いますか?
というご質問に対しては,あまりお薦めしない,とお答えしたいと思います。
法律の勉強の目的がなんであるかにもよりますが(単に頭の体操とか,脳を柔軟に保ちたいということであれば,「歩く六法」をめざして暗記するのもよいでしょう),一般には,それぞれの条文の意図を理解し,関連する過去の判例を知る中で,条文そのものも覚えていく,という道筋のほうがよいかと思います。
「おい,民法第88条第1項って知ってるか?」
「わたしは六法なら全部知っている。物ノ用方ニ従ヒ収取スル産出物ヲ天然果実トス,だろう」
「それってどういう意味?」
「知らん。天然果汁100%のジュースのことじゃないの」
なんていうのでは,あまり意味がないと思います。
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六法(憲法・民法・商法・刑法・民事訴訟法・刑事訴訟法)を覚えている専門家も少ないです。



ご質問の方がどのようなことを想定しておられるのかわかりにくいのですが、典型的な事例として、司法試験についてふれておきます。

司法試験は、(2次試験で)六法について短答式・論文式・口述式の出題がされます。
その際、短答式については、過去の重要判例の穴埋め問題があります。これについては、判例を覚えている方が有利です。
また、論述式や口述式の試験では、「○○の判例」や「○○法○○条」について問われることもありますので、覚えている方が有利です。
しかし、司法試験の会場では(司法試験用)六法を貸してくれます。
つまり、司法試験では、六法を暗記しても合格に直結するものではありません。
---
法律の学習は、法律の考え方というものを学習し、現実社会との関係を知ることが重要です。
ですから、教養として、又は具体的な(個別の)問題を解決するために法律を学習するのであれば、法律の考え方をまず頭に入れるべきであると思います。
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 「六法」全書と謳うからには、


最低でも日本国憲法・刑法・刑事訴訟法・民法・民事訴訟法・商法の
6つの法が収録されていることになります。

 しかし、司法試験で弁護士や裁判官などの法曹界を目指すのであれば
単に法律を暗記するだけでははっきり言って不十分であり、
他に刑事および民事裁判などで長年に渡って培われてきた、
膨大な数の判例も丸暗記する必要があります。

 司法試験の問題や刑事・民事の裁判、弁護士の法律相談においても
過去の判例を元に論を展開する傾向が多いです。

 特に「憲法の番人」とも謳われる最高裁判所が出す判例ともなれば、
後発の裁判においても非常に重要な影響力を及ぼすことになるため、
一般に「最高裁の判例は重要な法規範」とも呼ばれています。
 これは、成文化した法律の条文でないが、ある意味では実質的に
法律の条文に近い位置づけとほぼ同様に扱われることになります。

 下記の参考URL(愛大判例)で
日本国憲法・刑法・刑事訴訟法・民法・民事訴訟法・商法に
まつわる判例が多数掲載されていますので、そちらの判例も
参考にされた方がよろしいかと思います。

(どの判例もあまりの長文で、しかも難解な文章ばかりですので、
 読みふけるには相当の専門知識と忍耐力が要求されます(苦笑))

参考URL:http://roppou.aichi-u.ac.jp/hanrei/
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重要な条文については、暗記していると思います。

何回も出て来るので自然に覚えるからです。

最初は、条文を理解することから始めて、そのうちに基礎理論というか理論的なことに関心が移りやすくなります。

でも、専門の学者でも、条文を六法を見ないで覚えているというのは、尊敬されます。民法の有名な先生で、「あの先生は、すごかった。条文をみんな覚えていた。」という具合です。

普通の勉強では、やはり重要な条文については、何を意味しているのか、具体的には、何を差すのか、適用の範囲は、どこまでか、等を考えていくと自然に重要な条文は覚えられます。最初から、覚えようとするといやになり、とても覚えられないと思います。
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