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新潟県には教員が組織する学閥があるそうです。学校の校長・教頭はじめ教師だけでなく県や市町村の教育委員会も学閥に入っている人たちが占めているといいます。いったいその人たちはどんな組織でどんな仕組みになっているのですか。弊害もあるということらしいのですが、どなたかご存じありませんか。

A 回答 (12件中1~10件)

現職教員です。

まず新潟の派閥の基礎知識です。
「ときわ会」(新潟大学系)「公孫会」(上越教育大系)が2大派閥とされていますが、第三勢力として「新陽会」(他大学系)があります。
第三勢力とはいえ、弱小でありマスコミやこういったところでは名前がまず出てこないので、知られていないと思います。
最近、中越地区の某大都市ではあいついで中学校が新校舎に建て直されましたが、両方とも「新陽会」の学校です。
「ときわ会」「公孫会」はそれぞれ大学とのつながりがありますので、研修団体として必要なバックボーンや会員数があります。
「新陽会」設立の経緯はいろいろと語られることもあるのですが、いわゆる「寄せ集め」です。
この会は研修団体としての体をなしていないことが周囲に知られていますので、万一、管理職を目指して派閥に入らなければならない時には避けるのが無難(?)な選択です。
大学系列ではないので、小学校教員がほとんどいないのも特徴です。

その1
管理職や指導主事などは学閥、派閥に入っていない人は皆無といっても間違いではありません。
(例外として、小都市などは『地元の名士の家系』の者が学閥、派閥に関係なく所属するケースもあります)
人事異動に関しては派閥で動くと断言してよいです。無派閥の方も、本人の意志に関係なく、「◆◆先生はウチの駒」のように「系列校」を回されます。

その2
他の回答者の方も書いていますが、教員間の「悪者つくり」は「いじめ・パワーハラスメント」という形ではっきりとしています。児童・生徒の場合と同じで、だれかが「異端」を作り出して、その「異端」をいじめることで組織の結束を作ろうとします。(その「だれか」は保身のための管理職であったり、ベテラン教員であったりすることが多いので笑うに笑えません)。
生徒のいじめはどの学校にも「必ず」あります。教員は自分たちでも「いじめ」をしているので、その心理やどのようにすれば解決できるかもそれこそ「身をもって」知っているのですが、それができません。ちょっと感情的に書かせていただきますが「この担任、頭弱いのでは?」と感じることが多々あります。

その3
新潟県は「親、親戚が教員」が非常に強力です。ある意味、学閥、派閥の比ではないかもしれません。もしこの回答を保護者の方がみられていましたら、試しに「先生、あなたの親、親戚も教員ですか?」と尋ねてみてください。異常に高い確率で「イエス」が反ってきます。保護者に対しては警戒して嘘をつくこともあるので難しいのですが、教員間では簡単に答えてくれるので間違いありません。
政治家の二世議員が問題になった時、「つらく苦しい家業はよほどのことがないかぎり子どもには勧めない。しかるにこれほど二世議員が多いのは、権益のうまみがどれほど甘露かを物語っている」と某新聞の社説に書かれていました。教員の二世、三世もまったく同じ構図です。(具体的に書くと、教員の給与は考えられないほど高給です。教員でよく、「安月給」という人がいますが、その4に書いたように、「仕事をつくるためのマッチポンプ的な仕事」に日々、子分として追われていますので、「社会に貢献したことによるその対価としての給与」としてみると、「給料泥ボー」と誹られてもまったく反論ができないはずです)

その4
「保身のためには全てをすててでも全力でとりくむ」ため、児童・生徒が卒業後どうなろうとまったく構わないというのが教員(すくなくとも新潟の)の考えです。特に現在の管理職はいわゆる「勝ち逃げ年代」なのでその傾向が強いです。派閥の会員を「子分」としてとらえ、それらに号令をかけ「地域、児童・生徒のために」という大義名分をかかげ、まったく意味のない研究会や行事を催し、自分の「手柄」にしています。
一般の企業であれば、収益の上がらないどころか企画の段階からマイナス面しか見えない事業やプロジェクトを行うでしょうか?バブルの頃には企業でも「経費を使うための企画」としてあったかもしれません。はたしてバブル後、経済や人々の心がどうなったかは、私たちはよく知っています。同じことが教育現場でも起こるでしょう。昨今のいじめ隠蔽、その後発覚という構図は、バブル当時の銀行の「飛ばし隠蔽」に非常に似ていると思いませんか?

その5
これからは児童・生徒数減による学校数の減少、校長公募、などポストは減るばかりです。「勝ち逃げ年代」管理職のために滅私奉公している教員はやはり異常です。先が読めず、意味のないことにも思考停止して率先して取り組む教員が、「キミたちには輝かしい未来がある!」「自ら考え、自分の意見を持ちなさい!」などと口にしているのが現状です。

まとめ
【教員を目指している方へ】大変美味しい職業です。「楽をしたい」と望めばこれほどいい職業はないです。オススメです。産休・育休も3年間とれます。父親もとれます。その間の給与もでます(教職員組合は本当によく頑張りました。えらい!)。その3年間は「講師」という名の「非正規雇用」で正規採用にいたらない教員もどきが授業もどきをしてあなたのポストを守ってくれます。
【現職教員の方へ】個人名を出さなければ追求を受けることはまずありませんので、このような回答ができるチャンスを逃さないようにしましょう。現状はなにも変わりませんが、医者が処方する精神安定剤よりは今日の授業の力になりますよ。
【保護者の方へ】学校や教育委員会へいってもいじめはなくなりません。教員がお子様へ話すように「不審者にあったらまず警察へ連絡を!」と同じで、即、警察、弁護士に相談してください。この方面は今、話題になっていますので昔と違い、親切に、即、動いて解決してくれます。学校は「保身のために全力投球」がスローガンです。教育目標をめくるとその裏に太字で書いてあります。
【児童・生徒の皆さまへ】大人の基本方針は「保身」です。その中で本当にアナタのことを心配してくれるのは「保護者」の方です。まずは保護者の方と何でもいいのでコミュニケーションをとってください。また、学校のセンセイの中に、自分と「波長があう」人がいないか探してみてください。大人の基本方針通り、「保身」という外骨格生物ですが、学校に行くのが少しは楽になるのではないかと思います。
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退職して4年になる退職教員です。

在職中は新潟市教職員組合の執行委員や民主教育研究所長として学閥と闘ってきた一人です。先日も「閥による公教育支配をやめさせ新潟県の教育をよくする会」の一員として、県、市に申し入れをしてきたばかりです。不正はないと断言した翌日に合格者の事前連絡が明るみになりました。彼らは全く信用できません。今後も追及をしていきます。
 ご質問については今ちょうど私のブログに学閥問題を連載中です。読んでいただけますか。
http://blog.livedoor.jp/masahiro16/

参考URL:http://blog.livedoor.jp/masahiro16/
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>派閥と言わず、研修団体といいます。



研修団体、という名目を語った「学閥」ですよね?「学閥」でも語弊があるというなら「閥」としましょう。
私はどこの「閥」にも入っていません。
「閥の学校」というのが決まっておりまして、その学校には必ずその「閥」に入っていないと異動は有り得ません。

大学の附属小学校、附属中学校が最も顕著な例ではないでしょうか?
ここは「閥会員」でないと勤務できないはずです。公立小中学校でも、閥会員で固められた学校がありますよね。

また、「閥会員」でないと管理職になれないのは、紛れもない事実です。この事実自体に、既に差別が生じていると思います。

そして、これはあくまでも噂ですが、人事異動は、まず「閥会員」そして「閥に入っていない人」の順で行われていると聞きます。

私は「閥」には入っておりません。人事異動というものは個人の希望がまかりとおるものではないと思っていますし、閥に入っていないからといって異動が不利だと感じたことは、今のところありません。

しかし、実際「閥」に入っているから「有利」になっている人がいるのは事実です。(コネを使い、好きなところに異動させてもらっている人がいます。本人から聞きましたので間違いないでしょう。)

これも差別ではないでしょうか?
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派閥といわず、研修団体と言います。

ときわ会、公孫会、新陽会、それに女教師の会もほんの少しいます。確かにそれらの会に属しないと実質的に管理職にはなれません。これは選考し、採用する側がそうしているのだと思います。会に所属しているかしていないかで差別が横行している、と言うのは正確ではありません。そうであればもっと大きな社会問題になっているはずです。ただ、会の会員数をバックに組合選挙を支配的に進めるなど、同じ会員として恥ずかしいことも行われているのは事実です。これらの会によって教育が捻じ曲げられている、とか、学校での仕事が大きく損壊されていると言うことは全くありません。会員同士は切磋琢磨している場面も多くあり、話してみると熱心な先生も非常にたくさんいます。コネを使って上手に・・・などという不心得者はいたとしてもわずかです。大半が仕事に一生懸命です。何かと秘密にしたり、誤解を生むようなことがあると「学閥だ」と揶揄されるのがとても悲しいです。
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私は中学校時代、新潟県のある中学校に在籍していました。

その当時は全く知らなかったのですが、移動できない(しない)先生がいました。反対に、1年で移動してしまう先生もいました。学校はだんだん派閥の色に染まっていったんだと思います。市内でも、学校ごとに派閥が決まっていて、その校長ポストは絶対に変わりません。いい先生は何故か1,2年で転勤でした。その理由が全くわかりませんでした。私の聞いたところによると、3つの派閥があるとのことです。新潟大学の新潟分校系、長岡分校系、上越分校系??、今は新潟大学は新潟にしかない?けど、廃校の代わりに、長岡には技術科学大学が、上越には上越教育大ができたとのこと・・・いやはや人間は群れを作らないといけれない動物か?・・・高校は知らないが、新●高校はいい高校でした。
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新潟県教員をしている者です。

無派閥です。本当に信じられないのですが、新潟県では学閥に入っていないと管理職にはなれません。

同じく無派閥の同僚が、ある日突然電話をかけてきました。「教頭を目指したいと思ったのだけれど、管理職に相談したら、学閥に入らなければ不可能だと言われた。他に道はないのですか?と質問したのだけれど、管理職には各閥のポスト数が決まっているので、無派閥の者が管理職になることは有り得ないらしい。だから私は嫌で仕方ないけれども、学閥に入ることにした。ごめんなさい。そのことを謝ろうと思って・・・」

こんな話は序の口で、新潟県内では学閥に関する信じられないような話がたくさんあります。特に人事異動に関する話が多いですし、職場内でも、派閥に入っている人と入っていない人とでは、差別されます。恐ろしい実態です。
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回答No1でお答えしたものです。

「お礼」でのご質問についてお答えします。

>学閥に入っていない先生ってどんな方たちなのでしょうか。
 女性教諭は加入していない方が多いようです。理由は分かりません。あと、新潟県出身者でありながらも、この手の派閥の弊害に問題意識を持っている方は加入しないようです。ただ、新潟県で教員生活を送る上で、派閥に属さないのは非常につらいものがあります。
 

>それと人事って学閥に任せられているのですか?
 一応人事権は県にあります。教員は地方公務員なので当然ですね。が、教育委員会が完全に学閥の尻にしかれているので、学閥が相当に人事に口出しをしていることは否めません。例えば「ときわ会」の校長の下には「ときわ会」の教頭が、さらには教諭たちも多くは「ときわ会」加入者が集められるなんて言うのはよくある話です。校長にとって身内の方が組織が動かしやすいからこういうことが起こるのです。
 そうすると、現場と教育委員会がかなり対立している東京などの方がまだ健全な気はします。


 以上です。
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この回答へのお礼

お礼が遅れて申し訳ございません。学閥に入っていないと肩身の狭い思いをされることが分かりました。学閥の尻に敷かれた教育委員会だそうですが、本当にそれで公平な教育行政ができるのか疑問に思いました。

お礼日時:2006/11/19 18:23

 来年度から教職員評価制度が始まります。

それは全国的なものですが
新潟県ではそもそも評価が学閥によるもので全く適正ではないので今後学校の荒れはますます加速することが予想されます。保護者への対応も自然学閥主義の傘の下行われますから無派閥という「悪者」をつくって自分たちを保身します。
 たとえば「いじめ自殺」が起こったとしてもそうです。
 閥の輪の中で研修も行われてはいますので、輪の中での資質向上というよい面も無くはないのですが、教員の世界にはびこる「いじめの体質」が児童生徒に悪影響を与え続けたのも事実です。保護者の立場、というより児童生徒が可愛そうです。
 誰もがそう思いながら、100年間誰も手をつけてこれなかった。巨大な悪の枢軸。文部科学大臣を中心とした教育再生会議で議論しても、
解決できない大きな壁。
 
 
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この回答へのお礼

新潟県の学閥って100年もの歴史があるのですか。ある意味すごいことですし、誰も改善できなかったということも驚きです。教員評価制度はよく知りませんが、評価する人が学閥の先生方なら当然、優劣をつけるのも偏るのは当然ですね。「悪者」をつくるなんて、なんだか、子どもの「いじめ」みたいな構図でびっくりです。

お礼日時:2006/11/14 17:49

ANo.3です。


そうです。コネがあると正教員になれます。
両親ともに教員でしたら、本人の希望があればなれます。
あとは親戚関係に頼んだりしています。
知っている某公立高校の英語教師は、英会話が全くできません。
黙っているのは、県民性によるものかもしれません。忍耐が美徳みたいな・・・
それに個人の力ではどうしようもないでしょうし。
保護者もこの辺りの事情は分かっていないと思います。
すみません。学閥という話題からそれてしまいました。これ以上は私も分かりません。
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この回答へのお礼

コネの力って強いんですね。英語の話せない英語教師?そんなのがあるなんて・・・私も初めて知りました。たぶん、私をはじめ、新潟県の人たちは実態を知らないのだと思います。こういったことを、もっと広く知らせていく必要がありますね。分かっていたら我慢するような人はいないと思います。どこへどうやって確かめたらいいのか、訴えたらいいのかもわかりません。
不思議に思ったのは、新潟県の教員採用ってそんなに曖昧なものなのでしょうか。一応教育委員会があってその上に文部科学省が監督していると思うのですが。

お礼日時:2006/11/13 20:53

親戚がその県で、多数教員をしています。


教員試験にパスしても、コネがないと正教員にはなれません。
県内最高レベルの国立大の教育学部を卒業しても難しいです。
ですから、本当に教師になりたくてもなかなかなれない。
教師としての適性、実力があってもなれない。
反面、どうしようもないような方が、教員になっていらっしゃいます。
これが弊害ですね。
とてもじゃないけど、恐ろしくてそんな教師に安心して大事な子供を任せられません。
全てがそのような方ではないです。念のため。
新潟県の教育レベルは、全国でも最下位に近いという話も聞いたことがあります。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。教員試験にパスしても正教員にはなれません、というのがよく分からないのですが。新潟県の教員は誰が採用しているのですか?逆にコネがあったら教員になれるっていうことでしょうか。努力している方や実力があっても認められないなんてひどいですね。学校の先生方はこういった現状に黙っているのでしょうか?

お礼日時:2006/11/13 19:53

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