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公立学校の教員に移動があるのはなぜなのでしょうか?

移動が少ない方が学校の業務の効率がよいのではないかと思うのですが…

A 回答 (3件)

普通「移動」ではなく「異動」と言います。


それはともかく、異動が必要な理由は色々あります。

1.年齢や男女、経験のバランスを取るため
異動がないと、どうしても教員構成が偏ってきます。適宜シャッフルをすることで、どの学校でもなるべく上記のバランスが適性になるように教員が配置します。

2.地域間の偏りをなくすため
同じ都道府県でも通勤に便利な場所、不便な場所があります。東京ですと小笠原諸島にも学校はあります。不便な場所が好きな人はともかく、普通はやはり通勤に便利な場所に人気が集まります。けれども、不便な学校にも教員は必要です。そうした学校にもきちんと教員を配置しようと思えば、定期的に人事異動をしなければ文字通り「島流し」になってしまいます。

3.教員の「慣れ」を防ぐため
あまり長期に同じ学校にいると、緊張感というか向上心が無くなることがあります。また、地域の人と変な癒着関係ができることもあります。そうした点を未然に防ぐ意味もあります。また反対に学級経営などで失敗したときに、心機一転やり直すチャンスでもあります。

4.様々な経験をして視野を広くするため
学校と言っても、様々です。小中学校ですと地域の様子によって大規模校・小規模校、荒れた学校・落ち着いた学校と色々あります。高校ですと、それこそ公立トップ校から「底辺校」と言われるところまで様々です。色々な学校を経験することで、教える力(指導力)や教員としての全般的な力量が身に付きます。

もちろん、短期的に見ればご指摘のような異動のデメリットもあります。また、あまり短期間に異動をすると地域や学校に慣れないうちに次の学校へ、という事態も起こります。ですから、どの程度の年限で異動をする方が良いのか、というのはなかなか難しい問題ではありますが、異動が少なければ良い、とは限りません。
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教員のバランスがシャッフルされていくことで、一定の「質」を保っているのでしょう。

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公務員の人事は年功序列であり、異動なしでの昇進を認めていないからでしょう。


効率うんぬんは公務員の世界にはありません。
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