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フリーキャッシュフローは企業が自由に使えるお金であり、社債の償還などに使える資金をあらわすと書いてあったのですが、普通のキャッシュフロー情報からの正味の現金増減額ではなぜだめなのでしょうか?
なぜFCFは企業価値に影響を与えるのでしょうか?いまいちCFとFCFから得られる情報の違いについて理解できないので教えてください

A 回答 (1件)

FCFが企業価値に影響を与えるのは、企業価値はDCF法で計算出来るという前提があります。



CF計算書で計算される資金の増減額は、単純に言えば貸借対照表の現金預金の純増減をあらわしているに過ぎず、現金預金が増減したからといって企業価値が増えたり減ったりしないことはお分かりになりますよね?
例えば、借り入れをすれば預金残高が増加しますが、これをもって企業価値が増えるとしたら、どんどん借り入れればいいことになってしまいます。
企業価値は、基本的に利益に連動します。そして、利益の本質である株主の持分増加をキャッシュフローに当てはめるとFCFが該当します。
FCFは色々な定義のされ方をされますが、企業を維持した上でなお余りあるキャッシュの純増加をFCFとすることが多いです。昔はよく利益に減価償却費を足したものをFCFと定義していました。
今では、営業キャッシュフローを使って定義していることが多いかもしれません。

FCFはキャッシュフローの構成部分です。FCFはどのように使うことも出来る、企業が真に生み出したキャッシュの純増加であって、現金預金の増加とは異なります。
FCFは株主に将来的に配当される原資とも考えられ、株主にとって配当のキャッシュフローが生成されます(MM理論により配当と留保は無差別)。
したがって、FCFを時系列に並べ、ディスカウントすると企業価値が求められることになるのです。

ざっと簡単に説明しましたが、お分かりになったでしょうか。DCF法が分からないとこの説明では分からないと思います。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます!
大学の授業のプレゼンで、わかりやすいように説明し
なければいけないのですが、自分の知識もあいまいで質問が出た場合に上手く答える自信がなかったために相談させていただきました。
ほんとうにどうもありがとうございました!

お礼日時:2006/11/14 16:57

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