No.5ベストアンサー
- 回答日時:
思えば言われているとおりだと思います。
心理学というのは、心の働きに規則性を見出すことです。
だから、心理学というのは、普段人間が一緒に生活している「心」というものが感じる「当たり前」を分かりやすい理論で言い直す、とか当たり前すぎて見逃していたことを再発見するという行為になりますね。
ですが、心理学というのは、「心の理論を解明する」わけなので、その内容は多彩です。いわゆる、心理学本(~すると相手に罪悪感が発生するだとか書いてあるような本)も心理学の領域の一つですが、脳における、物事の処理方法の把握や脳領域と認識の関係なども、心理学の範疇に入ります。私達が心理学の本で接するものはどちらかというと、読心術に近いですよね。
質問に対してですが、私も例を挙げます。私と友達が試験の過去問を解いていて、「あの先生はいろいろ忙しいし、生徒想いだから、きっと過去問どおりに出すに違いない」と二人で話しましたが、ホントにそのとおりでした。
しかも、その友達は自慢することが多い人柄なので「過去問どおりだっただろ?」というに違いない、と思ったところ、「俺が言ったとおり過去問どおりだったじゃないか」と誇らしげに言っていました。
こういうのはその人と長く話すうちに経験的に分かっていくものでしょうけれども、私には、どうして予想をあてたことを、そこまで誇らしげにいうのかいまだに分からないままです。
その友達が、予想を当てた自分の優秀さを認めてもらいたいと思っているのか、それともただ嬉しくて言葉に出たのか、私に対して「予想通りでよかったね」という意味で言ったのか、その真意は分かりませんが。
なんにしろ、相手の行動を読むのは簡単でも、その奥に隠された心情までは分からないものですね。
長くなりそうですが、孔子の論語にこんな言葉があります。
子の曰わく、其のなす所を視、其の由る所を観、其の安んずる所を察すれば、人いずくんぞかくさんや、人いずくんぞかくさんや
「その人のふるまいを見、その人の経歴を観察し、その人の安らぎの場所を調べたなら、[その人柄は]どんな人でも隠せるだろうか、いや隠せない。」という意味です。
人の心が分かる人は、これと同じことを自然にやっているのかもしれないですね。長い間、一緒にいればいるほど相手のことがわかるようになりますから、時間も一つの要因だと思います。なんにしろ、相手の立場に立つというのは人として大切なことだと思います。
長文で失礼しました。
孔子は人の心を読む人の心まで当てることができるとは・・さすが孔子ですねw
孔子の言うとおり人のふるまいや経験を観察すると人の心理の流れが読めるのでしょうね。
心理学者も同じなのかもしれませんね。
>脳における、物事の処理方法の把握や脳領域と認識の関係なども、心理学の範疇に入ります。私達が心理学の本で接するものはどちらかというと、読心術に近いですよね。
「間違えてる」と感じるところで言えば脳の変化が古典心理学の結果と微妙なズレが生じていて、それがドミノ崩れのように崩れてきているのかもしれませんね。
回答ありがとうございます。
No.6
- 回答日時:
#1です。
補足要求をした以上,何らかの回答を差し上げねばと思いながら,
どうお答えしていいやら,正直考えあぐねています。
挙げておられる3名のうち,
速水敏彦氏以外の2名は現代的な意味での心理学者の枠からははみ出しますし,
その理論は反証可能な形式で提示されていないという意味で「骨董品」の部類ですが,
それはまあ良しとしましょう。
質問者さんは「人の行動をほとんど当てることが出来る」とおっしゃいますが,
それは特定状況における特定個人の行動のことですね。
一方,心理学者が理論として提示するのは
ヒトという種(ときに性別,年齢,民族などの限定つき)の認知や行動に関する一般法則であって,
状況の違いや個人差といったものは捨象されています。
これをそのまま特定個人の行動に当てはめてもせいぜい確率論的予測しか出来ません。
個人の特性や背後の状況に関する情報を多く持つ人に予測精度の点でかなわないのは当然のことではないでしょうか。
心理学者の著書の中に行動予測と読める記述があるとしても,
それは典型的な事例の紹介だとか説明をわかりやすくするためのたとえ話だとかいったものだと思います。
「まともな」心理学者が理論に基づいて特定状況下での特定個人の行動予測をするとすれば
犯罪捜査におけるプロファイリングや臨床・教育現場における診断的面接など,
状況や個人の特性に関する必要十分なデータが揃っている場合だけです。
予測力を競うのは,そのような平等な条件下でお願いしたいと思います。
確証バイアス(自分の見解を補強する情報への選択的接触),
合意性バイアス(自分の見解が平均的ないし多数派であるとの歪んだ認知)といった認知バイアスのせいで
予測は事実以上に当たったような気がするというのも心理学の研究から導かれた一般法則ですし。
この回答への補足
おっしゃられる通り特定個人の心理というは異様にわかりますね。
しかし、社会心理学的なものも当たることがありますね。
たとえば心理的リアクタンスの実験で女の人が「キャー」と声を上げて、別室に居た人間がどのように反応するかの実験で、実験者一人のときと、実験者とその友達反応する時と、実験者とその友達が反応しない場合、実験者とサクラが反応しない場合のときの四つに分け、実験者が女の人のところに行く確率をだす、というのがあるのですが、この四つのパターンを確率の高い順に並べたグラフがあるのですが、4パターンとも当てることができましたよ。
すべての一般心理学の本を読んだわけではありませんが、一般心理学もそこそこ当てることができるような気がします。
意見お待ちしております。
どうもおっちょこちょいで回答補足の「心理的リアクタンス」は「傍観者効果」でした。
おっしゃられる通り確証バイアスというのはありますね。
合意バイアスはないような気がしますが・・・
補償作用で人の行動が読めているというところはありますね。
ご回答お礼申し上げます。
No.4
- 回答日時:
前世療法とか、そういうものを信じますか。
心理学の本を読んでそういう確信が持てるというなら、あなたの前世が、その本の著者であったのではないでしょうか。私自身、岩波文庫のシニア七十選を読むと、いくつかの著書は納得の行くものがあります。以前にその本を学んでいたということなしに。
私が読んだ心理学の本は、フロイトですね。とても共感します。高校一年の時に、精神分析入門を読みました。何か劇的なものを感じましたし、自分の思考の体系に良く似ています。
文章をお読みすると、ノイローゼか何か患った後で、思考が混乱していませんか。
わざと推敲しなくても・・というより、意味のわかる文章を書くのは日本人として当たり前のことだと思います。
文学では、三島由紀夫や石川達三の文体に共感を感じますね。美文調というアフォリズムの文体が、私の哲学観や文の書き方に似ていると思います。
人間はいくつかの人生を生きているもので、これらの本との対話は、二十一歳まででした。それからは、社会に出たり、ワーカーホリックになったり、お家でパンを焼いてたり、いろいろ生きています。
質問者さんも、本の世界だけでなく、実際の場面で、自分自身の心理学を試していかれますように、お祈りいたします。
>ノイローゼか何か患った後で、思考が混乱していませんか。
:という部分当たっているなーと感じました。
回答ありがとうございます。
No.2
- 回答日時:
最初の一文の意味がよくわからないのですが・・。
心理が読める人というのは、経験則で、その状況を熟知しているからだと思います。
会社時代の先輩で、朝、副社長に熱いお茶を出したとき、先輩が「今日は寒いから、見てて、今にお茶に一口、口をつけるよ」と予言して、その通り、副社長が一口お茶に口をつけたことがありました。
先輩は企画室に五年勤務していて、副社長がお茶が好きだと知っていたからでした。それにその日の寒さもあります。
条件と温度から、予言が的中した例です。心理が読めるというより、相手の身になって考えてみる、そうすると自分だったらどうするかでも的中する確率が上がります。それに、状況の中の条件を確認することと、自分のあらかじめの知識もあります。
私の場合、電話の声ですね。電話の抑揚で相手の感情がわかります。相場師と呼ばれるこの道三十年のおじさん相手にコーヒー一杯をかけたことがありますが、五十億の取引をわが社にきっと頼んでくると、条件の提示のとき、担当者の声で思いました。見事、七十円のコーヒーをゲット。
長年、人の心とは何か、と悩み、問い続けてきた結果だと思います。私自身、高校時代、友人関係や人間関係に苦労してきたことで、声で人の心が読めるようになったのだと思います。
この回答への補足
>最初の一文の意味がよくわからないのですが・・。
心理学の理論を理論した結果というか・・・心理学の理論が、これは当たっていると思うものと、これは間違えているというのが分かるのです。それで間違えているものを自分で分析し理論体系化すると絶対当たっているという確信を感じるのです。
五十億と金額まで当てられるのは凄いでね。
tinycatさんは僕以上かもしれませんね。
自分も「この人理系」とか「文系」とか「多分、元不良だろうな」とか分かります。もっとミクロなもので言えば「今この人は自分のことをむかついているだろうな」とか見えるんですよねw
No.1
- 回答日時:
質問者さんがおっしゃる「心理学者」とは誰のことでしょうか。
またお読みになった「心理学の本」とはどのようなものでしょうか。
できれば具体的な名前を挙げていただけませんか。
この回答への補足
>質問者さんがおっしゃる「心理学者」とは誰のことでしょうか。
またお読みになった「心理学の本」とはどのようなものでしょうか。
できれば具体的な名前を挙げていただけませんか。にお答えします。
シュプランガー生活感情8類型(これはすべてああ要るなーと感じるものでした。)
速水 敏彦「他人を見下す若者たち」(これは20年前から知っていた。90%理論はその通りと思ったが、”インターネットが原因で・・・”という部分がおかしいかなと・・)
ユングの理論(これは基準値が定まっていない事を発見、よって自分の理論に基準値を作らなければならないと書いた。)
他にもたくさん読んでいます。
回答の補足の欄で>速水 敏彦「他人を見下す若者たち」(これは20年前から知っていた。90%理論はその通りと思ったが、”インターネットが原因で・・・”という部分がおかしいかなと・・)
:と書いたのですが、どうもあ「インターネットが原因」でという発言は新聞の記者に対する答えだった見たいです。
本の中には書いてありませんでしたのでお詫び申し上げます。
本の中には「インターネットの定義として考えると・・」と書いてありましたので”速水 敏彦「他人を見下す若者たち」”に関しましては100%当たっているなあと感じたということになります。
お詫びして訂正申し上げます。
ご回答ありがとうございました。
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