No.6ベストアンサー
- 回答日時:
早い話が、エエカッコしたがりなのですね。
いきなりのパンチでしたが、つまり100%ミスタッチがなく聴衆に素晴らしい自分を印象付けようとの願望は音楽をするなら誰にでも(私も)あるのですが、そんな向上心は普段の練習は兎も角としてステージの上ではとても邪魔になってしまいます。誰に言われるまでもなく貴方も私も下手なのです。
ステージの上の本番では理想の通りに演じようとするのでなく、ごく普通の状態の自分、つまり難しいパッセージでは指がからまって音が抜ける、フォルテではタッチが揃わない、ピアニッシモでは音楽が一瞬止まってしまう、繰り返しの箇所では目が慌てる、そんな自分を「どこにでも生息している初心者叉は中級者の典型例」としてステージに上がって、聴衆の期待通りの適当にマズい音楽を奏でる役目を負っている。
そのように考えを改めて見てはどうでしょうか。
わざわざこのように思わなくても普段の歩き方と同じ歩き方で舞台中央に進み、普段の自分と同じように下手な演奏を普段通りに演奏出来るようになるには確かに年期と厚かましさが要りますが、でもステージ初心者のうちは「一生懸命練習して来たのだから、それに見合う良い演奏をしなければならない」という意識が強すぎる(少なくとも私はそうでした)ので、先ずそれを意識して捨てる練習もして下さい。
ポイントはもう一つあります。
それは音楽の事ではなく、人の注目を浴びる練習です。大人しくて引っ込み思案、謙譲も美徳なのですが、もしそのような性格なら殊更目立つ自分を機会を見つけては演出して下さい。例えば人が沢山いる中でお年寄りに親切にする。電車を降りるときには人にはっきりと「どうぞお先に」という。または「お先に失礼」と言う。周りの人はさっと貴方を見るでしょう、それも練習になります。
やがていつかステージが好きになりますよ。舞台で何を考えなくても顔は勝手ににこにこしているようになります。そんな日が必ず貴方にもやって来ます、ずっと音楽が好きであり続けるならば。
良い音楽を奏でる為には、テクニックはなくてもより良い音楽が自分の中で響いているという感性を持っていること。それだけです。自分の能力と頭の中の音楽の差に気付いていれば格別努力をしていると思わなくても楽器に向かっているものです。その延長上に舞台で「自分の感じている音楽というものを披露する」という楽しい出来事が待っているのです。そんな時舞台の緊張は音楽を最後にブラッシュアップしてくれるこころよいものになります。
No.9
- 回答日時:
まったく緊張しない為には、完全に音楽に没頭することです。
「楽譜の縦」を気をつけるというよりは、フレージングなど「楽譜の横」に集中し、全身全霊を持って演奏する曲が持つ真価と、自らの魂を表現してください。その為には徹底した曲への研究と練習が必要です。しかし、
(1)それでも緊張してしまう
(2)諸々の事情により、そこまでは徹底できない
ということもあります。
(1)これは歴戦のプロでもあります。そんなときは、遠くを見たり、聴衆に知ってる人がいないか探したりします。また、もっとも大事なのは「緊張していることを肯定的に受けとめる」ことです。緊張は集中力の増大を助けます。緊張の方向を変えれば、素晴らしい演奏をするチャンスになります。
(2)この場合は、頭の中でどういう音を鳴らすかを再度イメージすることです。(テンパると考えなくなってしまいます)そしてそれが再現できることを祈りましょう。それだけを考えましょう。うまくいかないかもしれません。ただし、音楽は一瞬のミスごときでは壊れません。
ピアノは失敗しにくい楽器ですよ、もっときつい楽器もあります。最後にある著名な指揮者の言葉を。
「大事なところでホルンが音を外しても、それも良い音楽である」
回答ありがとうございます。
No1~No9様までいろいろなご回答を頂けまして、非常に参考になりました。
ミスを怖がっていつも演奏していたような気がします;。
ミスしそうな箇所を恐れて演奏していたような気がします。
後、練習不足というか練習の効率が悪いのだと最近になってようやく気が付きました。
「大事なところでホルンが音を外しても、それも良い音楽である」
↑凄い言葉ですね。
No.8
- 回答日時:
私も練習不足が一番かなと思います。
私は「たとえ頭の中が真っ白になっても、勝手に指が動いてくれる」というまでに練習するのがよし、と思っています。
(忙しい社会人には、それがなかなか難しいことですが…)
常に「ガチガチに緊張して、頭が真っ白になった自分」を想定して練習すると、うまくいきます。
朝起き抜けの時や、身体を動かしまくってハアハア言っている時に、本番を想定して演奏してみると、演奏に集中できないので、本番での出来をシミュレーションすることができます。
また、落ち着いて演奏すればいいというものでもないと思いますよ。
いい意味での緊張感は、ステージには必要不可欠なことだと思います。
あとごめんなさい、#1の方が「一番大切なのは自分が楽しんで演奏することである。」と仰っていますが、わたしの意見は反対です。
(#1さんすみません)
演奏会で、一番重要なモノは「聴衆」です。
聴衆を楽しませてこそ、人前で演奏する意味があるのです。
自分が楽しむだけなら、別に人前で演奏する必要はありません。練習室で充分です。
「奏者が楽しんでいる演奏でないと、聴衆は楽しめない」という意見もあるでしょうが、奏者が必ずしも楽しむ必要はないと思います。
「楽しんで弾いている」ように見せることは重要ですが、それは冷静な脳味噌で計算された「楽しさ」という方が近いと思います。
お笑い芸人さん達が楽しみながら喋っているわけではなく、必死の思いでネタを作って披露しているのと同じだと思います。
みなさん。コメントの方有難うございます。
いろいろなアドバイス参考にさせて頂きます。
緊張無しに演奏するのは誰しも無理なことだと思うんですが、地道な練習とそういう状況に慣れるということの大切さについて改めて考えることが出来ました。
自分が楽しんで練習することも重要だと思います。そして、聞いてるヒトが感動するような演奏を披露することも重要だと思います。
でも、練習のように本番が上手くいくとは限らないので、徹底した練習が常に必要なのかなって思いました。
ピアノの先生が練習以上のものを本番で出すことはほとんど無理だと言っていました。本番は1回です。練習のようにやり直しは出来ないので、プレッシャーはかなりのものです。でも、ご意見にもありましたが、人前で弾くという経験は上達に欠かせないことだと思います。
皆様、貴重なご意見等ありがとうございました。
No.7
- 回答日時:
他の方々が沢山回答して下さってるので充分かと思いましたが、私の体験も少し書いてみますね。
私は大人になってからピアノを始めて十数年です。
初めて人前で弾いたときはあなたと同じく膝はガクガク、指はブルブル、頭は真っ白になりました。その後もしばらくはそんな状態が続きました。でも、そのうちにだんだん慣れてきました。こう言ってしまうとみもふたも無いかもしれませんが要は「慣れ」です。年に1回か2回の発表会では、なかなか慣れるまでに時間がかかるでしょうね。
ピアノを始めた頃、音楽をやっている人から言われた言葉は「人前で沢山弾くと、1人で弾いているより何倍も早く上達するよ」でした。
私は本当にヘタな時から(今でもヘタですが…)出来るだけ人前で弾くように心がけました。飲み屋に行ってピアノがあったら弾かせてもらう。レストランに行ってピアノがあったら弾かせてもらう。ペンションに泊まってピアノがあったら弾かせてもらう。楽器店に行ってピアノがあったら弾かせてもらう。パーティーに行ってピアノがあったら弾かせてもらう。とにかく見知らぬ人がいるところでピアノを弾く。これをいつもやっていると自分の中で人前でピアノを弾くのが当たり前になってきます。そして、今度どこかでピアノに出会ったらこれを弾こうと思って普段からいくつか暗譜で弾ける曲を用意しておくんです。簡単な曲でいいです。
もう一つ、人前で焦るのは、普段弾いている場所やピアノが違うという戸惑いもあると思います。ちょっとでも鍵盤のタッチが違ったり光線の当たり方が違うと焦ってしまうんですよね。そのためにも初めてのピアノで始めての場所で弾く、という感覚に慣れるといいと思います。いろんなところで出たとこ勝負で弾く経験を重ねると、それが当たり前になってきてだんだん緊張せずに弾けるようになると思いますよ。
もちろん性格もあるとは思いますが、私は人前に出たり人前で話したりするのは苦手です。声が震えたりすることもあります。でも人前でもピアノの前に座って弾き始めると、人前があまり気にならなくなりました。(←ちょっと言いすぎかな?やっぱり適度に緊張はしますよ。)
No.5
- 回答日時:
思い当たる原因としては:
1)練習不足。上級者なら一日最低でも4時間、普通でも5時間程度の連取が必要です。
2)暗譜の不安。体系的な暗譜法があります。それを教えてくださる先生を探すことですね。
因みに、足の震えは「かかとを床に接地させる」ことで即座に止まります。
入試や、コンクール、オーディション、発表会等で「緊張無し」に弾ける人は存在しないと思います。皆、「その緊張の中で、いかに自分の力を出せるか」を求めて日頃辛い練習に耐えていると思います。かのホロヴィッツでさえ緊張でガチガチだったという話が残っています。
No.4
- 回答日時:
自分でもあまりに過剰な緊張だとお思いでしたら、病院で相談されることをおすすめします。
神経科や心療内科の病院では些細なことでも親切に話を聞いてくれるので安心ですし、β阻害剤などの緊張を和らげるような薬を処方してくれると思います。
相談を続けながら、徐々に場に慣れていくという方法がメインです。以下のサイトをご覧になってみてください。
参考URL:http://www.sad-net.jp/content.html
No.3
- 回答日時:
私も人前では足が震えて、そんな自分が嫌になります。
1つ聞いた話ですが、ある学者が、人前でどうしても落ち着いてプレゼンできない会社員を被験者として、自分に「もっと緊張しろ!!もっと手よ震えろ!!周りの視線でもっとガクガクになれ!!」などと、逆にさらに緊張するように努めるよう勧めたところ、彼は思いのほかプレゼンが上手くいった、というものなんですが....
1つご参考に。
No.2
- 回答日時:
私も同じように緊張するのですが。
。。緊張する理由は、その弾く曲に対して、自信がない時とかです。
弾く曲に対して、自信があれば、
意外と緊張しないで演奏できます。
あとは、場慣れもありますが、
いろんな演奏会・コンクールに積極的に出場する。
ピティナのピアノステップなど演奏グレードでも、
いろんな会場で発表会形式っぽくなっています。
そうゆうとこで積極的に出場するのもいいと思いますよ。
No.1
- 回答日時:
趣味でドラム演奏をしている者である。
その緊張感こそが楽しみの一つなのだと思えるようになるといい。そして本番では実力の30%も出せないものだ。つまり実力を十分に発揮できないのは仕方が無いことなので過度に落ち込むことは無い。
一番大切なのは、「自分が楽しんで演奏すること」である。客のために演奏するのではない、自分が楽しむために演奏するのだ。
まずは自分が出している音を自分の耳でよく聴くことだ。CDを聴くような感覚で自分が出す音を聴けるようになると良い。こうするためには普段の練習でもそうしたことを常に心がけなければならない。こうすることで上達も早くなる。
練習を録音して聞きなおしたときに演奏時に感じていたものとは違う印象となっていたら、それは自分の音を聴いていなかった証拠だ。これを確認するために、練習は毎回録音してこまめに聞きなおすのが好ましい。
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