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昨年晩秋、テレビのガイアの夜明けで、明豊エンタープライズという会社のシェルゼ木場公園というマンションが紹介されました。
外断熱等の省エネ設計で、100年持つマンションを目指すそうです。
私はどちらかというと、一戸建て派なので、100年までいかなくても超長期寿命を持ち、省エネの家を建てたいと思っています。
当然費用が高くなるのは止むを得ないと考えています。
ポイントは下記のとおりです。
・外断熱
・窓の2重構造
・それ以外に省エネ、超寿命化の工夫
・太陽発電
・免震構造・装置
更に、私の趣味で、
・外装はともかく、内装は木をふんだんに感じることができる家
・イメージとして和風モダン

これらを叶えてくれるもしくは得意とするメーカー、建築家をご存知でしたらご紹介いただけませんでしょうか。
宜しくお願いいたします。

A 回答 (12件中1~10件)

少し乱暴な意見かもしれませんが、最新の技術と称されるのもの中に、あまりにもコスト意識(それもメーカーの利益追求につきるもの)を重視したものに疑問を感じて、意見をのべました。

従来の工法を重視した立て方をする職人さんがいなくなり、また、希望すれば、大変なコストアップになるとがっかりしていたのですが、ドリームハウス(TV番組 田所邸)で、若い建築家の人が、従来工法を重視して、施主の希望をかなえているのに感動しました。私が、感じていることは、現在のコスト意識の中にまったくソグワナイことかとあきらめていたところです。貴殿の教えての質問に、そぐわないかもしれませんが、簡単に、乱暴ですが、新技術が、過去の技術をはるかにしのぐように思われますが、地震にしても、免震ゴム等のものがありますが、実際おきないと効果は、信じれない。日本ほど地震の多い国は、ないとのことで。軸組み工法は、最適な工法と思っています。ゆえに、新技術など、メーカーの利益とも疑いたくなります?(乱暴な意見で、申し訳ありません)

参考URL:http://www.tv-tokyo.co.jp/dreamhouse/lastweek.html
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この回答へのお礼

ご回答有難うございました。
その番組については、私も見ました。
改めて木の家はいいなと思いました。
ご指摘の件は、メーカーの一面を言い当てられている様な気がします。
それにしても、そういう若い職人さんが増え、建築実績が増えてくれると嬉しいですね。

お礼日時:2007/11/12 06:45

従来の軸組工法(最近の金具留めをおこなわない)、土壁構造にし、信頼ある従来工法のできる大工さんの家なら、100年は、十分に耐えられる家ができるでしょう。

人工乾燥材、クロス張り、集成材等、基本的には、単純に、てっとり早い方法のものを使用したものは、30年で、ガタがくるように感じます。木にしても、無節のヒノキ柱を使えば、30年も経つと、逆に、艶がさえ趣があります。背割材を否定し、人工乾燥を推奨する人が多いが、良い木(少し太めで、節のない木、たちの悪い間伐材でないもの)を使い、少なくとも半年程以上の期間で、順次に天乾できる程度で、良い大工さんが建築したなら、100年は十分に持つとできると信じています。まあ、雨漏りは、天敵のように感じますが、これも職人しだいで、十分に100年は、安心と思われます。良い大工さんをみつけるかがすべてにかかわると感じます
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この回答へのお礼

久しぶりにご回答いただきました。
有難うございました。
雨漏りが天敵というのが若干気になりました。
ちょっと観点は違うかもしれませんが、いい意味でも悪い意味でも、気密性という点では、最近の工法とは違うと考えてよいのでしょうか。

お礼日時:2007/11/11 11:56

#6です。


僕がお願いしたメーカーは「木の国工房」という会社です。
残念ながら、千葉、茨城、埼玉県の一部のみで全国展開はしていません。

展示場まわりをしていて感じたことは、
HMは自分たちの工法の長所だけを主張して、短所を隠しているところが多いです。
なので、回るところ回るところで、全く違った、時には逆の説明を受けました。
しかし、木の国工房さんが他のHMと一番違ったのは、
自分達の採用した工法の長所、短所を両方説明した上で、
「このような短所はあるけれど、このような長所を考えて、このようにしている」
といった短所を隠さない説明をしてくれたところに信頼できると感じました。
そして、何と言っても現場を回った時に、この会社の工事現場はもの凄く綺麗でした。

勿論、HMの営業さんにも依ると思いますが、僕の担当した営業さんはそういう方でした。
営業さんの姿勢だけでなく、構造上気に入ったところが沢山あったので決めたのですが、
個々の構造に関しては個人の好みもあると思うので省略します。

ここでは、間取りや構造設計、仕様設計などの設計作業で、
施主側に1つでも疑問点が残っていると、問題を先送りして先へは進みません。
1つ1つ全ての図面を施主が確認して、施主が納得してから次に進みます。
当たり前と思うことですが、この当たり前が出来ているところは意外と少ないです。

そして、一つ一つの柱や梁などに使う木材の強度の指定や、基礎の鉄筋の補強、
土台の繋ぎの方法など全てが記載された図面を頂いた後、着工となるので、
建設当時は、図面を見ながら1つ1つの工程が正しく行われているか、
素人(といってもかなり好奇心の強いタイプですが)の僕でも確認できました。

また、木の国工房さんは基本的に建前が済んだら、木工事は棟梁が一人で一軒を担当します。
そして、棟梁は他の家の建前に呼ばれる以外、自分の家以外は手をかけません。
なので、棟梁は自分の家のことを全て把握してくれます。
施主も疑問があったら、棟梁に直接気兼ねなく聞けるので、本当に心強いです。
間違いがあった時や、変更が必要な時は真摯に対応してくれます。
当たり前と思われるかも知れないですが、これも意外と少ないようです。

他のHMに比べると工期は長いですが、
僕はその方が良いと感じたので「木の国工房」さんにお願いしました。
出来上がってみて、今までの対応も、アフターケアの面も満足しています。

蛇足ですが…
僕がHMを沢山まわって感じた一番の感想は「安いのには安いだけの理由が必ずあるけど、
値段が高いと言っても、それに見合った価値があるとは限らない」と言うことです。
大変だと思いますが、考えようによっては楽しい時期です。
しっかり検討して、良い家を建てて下さいね。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございました。
早速、「木の国工房」さんのサイトを拝見させていただきました。
実直そうな会社の印象を受けました。
形状記憶合金製の自動開閉装置を備えたWB工法など
とてもユニークですね。
是非候補として考えたいです。
ただ、価格はかなり高いのでしょうか。

お礼日時:2007/02/13 18:19

再三の登場です。



 建築家については、グーグルなどで「建築家を探す」で検索すると、いろいろなサイトが見つかります。こちらで条件を提示すると、登録された建築事務所が提案する形式が多いようです。東京近辺であれば、西新宿のOZONEでも紹介しています。
 木の家に関心があるなら、木材コーディネイターに相談する方法もあります。私の場合も、工務店、設計者と一緒にコーディネイターに吉野まで連れて行ってもらいました。同じ一等材(中級品のことです)でも、よく乾燥した無節の柱が入手できます。大黒柱に使った8寸角長さ6メートルの無節の杉材など、地元ではなかなか見つかりません。

 結露の件、窓は全部ペアガラスですが、予算の都合で北側の窓だけ樹脂サッシュにしました。また、IHヒーターはガス燃焼による上昇気流がないので、IH専用のレンジ(松下)を採用しました。

 なお、タタミの間のない洋風のインテリアですが、壁は真壁で柱が露出しています。ダイライトで耐力壁を作っていますが、それでも気密性を保つのは厄介で、大工の腕の見せ所です。
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この回答へのお礼

何度もご回答いただき大変ありがとうございます。
建築家については、色々と調べてみたいと思います。
木材コーディネーターという方もおられるんですね。
IHヒーターがいい理由分かりました。
有難うございました。
でも、リビングも囲炉裏を置くのもいいかなと思ったりしてます(笑)。
柱の露出って木の生命力を感じるようでとてもいいですね。

お礼日時:2007/02/12 14:18

100年持つ家との事ですが、文化財の家で200年300年500年経つ木造建築の建物は日本に沢山あります。

お寺から個人の家まであります。
江戸時代の田舎の出城の家老だった人の家を見て
すごくショックだったのは和室の部屋の障子の外に濡れ縁が有るけど外部と室内の間仕切りは障子紙一枚と言う事がすごいショックでした。
一年中外と内部の温度は同じと言う事です。
30、40年前は結露と言う事はありませんでした。アルミサッシが窓に使う様に成ってからです。この結露は家の木が腐る原因のようです。
家の風とうしが悪いのが腐る見たいです。
古い家は風とうしが良い為腐りにくい様です。
ただ雨漏りは良くないです。
江戸時代とかそれ以前は資産家は家を建てる計画は100年200年と時間をかけて建てたそうです。まず山に木を植林して50年後に子供が木を切り池に沈めてその子供はまた山に植林して孫が何十年後かに池から木を引き上げて製材して倉庫で何十年間か乾燥させてひ孫がその材木で家を建てたから
100年200年と持てたそうです。材木は池に沈める事で硬くて腐りにくくなり乾燥させてねじれ反った時点でまた製材するので反りねじれは有りません。また南に有った材木は家の南に北に有った木は北に使って建築したそうです。
現代の家はどんなに立派な建築士も先祖代々で子孫の為に材料を準備して行くというやり方には
適わないのではないでしょうか?
100年持てる家は100年の計画を建てて100年持てる家が出来そうな気がします。
現代の家は材木をつなぐときは金物でつなぎますが昔の職人はすべてホソ(色んなつなぎ方が沢山有ります。専門的な事で省きます)
つなぎましたけど、言いたい事は金と暇が必要と言う事です。ただの普通の家ですごいお金がかかります。程度上げれば何億かかるか想像しかねます。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございました。
お話、とても興味深く読ませていただきました。
金沢の兼六園でしたでしょうか。昔の工法に基づき、木だけで組んで作った屋敷兼大倉庫というのを見たことがあります。これも興味深いものでした。
確かに、作るために準備する時間とお金には限界があり、何処かで妥協をしなければならないのでしょうが、少しでも夢を叶えてくれる建築家もしくはハウスメーカーにめぐり合いたいものです。

お礼日時:2007/02/12 09:27

再びご質問に答えます。


 まず、どんな設備を選んだかという件ですが、オール電化なので、蓄熱式暖房、エコキュート、床暖房(キッチン)、薪ストーブなどです。まず必要な機能を整理し、それに適した設備を選んだので、今のところ満足しています。
 つぎに、パートナーの選択ですが、建築家は気心の知れた友人です。あまり参考にならず、申し訳ありません。
 工務店は、地元の4つに見積もりを依頼し、それぞれ工事中の現場を建築家と一緒に案内してもらいました。結局、金額ではなく、現場監督に優秀な人材を配置すると約束した工務店に決めました。
 どこでも後継者問題がありますが、全国的な養成コースに「大工育成塾」と「大工塾」があります。現場監督は大工育成塾の修了生で、工務店の社長も先輩です。社名を挙げるのは差しさわりがありますが、それぞれURLに名簿があるのでご参照ください。
 私のところは、断熱性気密性が高い住宅ですが、丁寧に作ったら結果としてそうなっただけで、はじめから高い数値を目標にしたわけではありません。真冬にはマイナス10度まで下がる山間盆地ですが、室内は屋根まで10メートルの吹き抜け大空間にもかかわらず、常時20度、床と天井の温度差が1度という快適空間を実現しています。オール電化のため、結露はまったくありません。夏は、風がよく通るので、冷房はあまり使いません。すだれや、井戸水の散水など原始的な手法が効果的です。
 基本に忠実、手抜きをしない、これだけを工務店にお願いしました。
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この回答へのお礼

何度もご回答いただき有難うございました。
ご記載いただいたurlも参考にさせていただきます。
すばらしいお宅ですね。
私もそのような建築家の方、工務店にめぐり合いたいものです。
ところで、「オール電化のため」ということは、ガスを使うと余計な水蒸気が発生するため、結露が生じやすいということなのでしょうか。

お礼日時:2007/02/12 07:14

僕は免震は好きではありません。


理由は、ベアリング、ダンパーなど内部構造を考えると寿命のある物であることと、
免震構造は地震が共振周波数に近い揺れだと振幅は増幅されることがあります。
振動が増幅され、振動の揺れ幅が設定を超えた時のことを考えるとあまり良いとは思えません。
使い方にもよりますが、完全な物などあり得ません。

太陽発電に関しても、半導体には寿命がないといいますが、
実際は、宇宙線などにより欠陥が出来ます。徐々に効率は下がっていきます。
これもまた半永久の物とは言い切れません。
また、太陽発電装置を取り付けるために、屋根に負担が掛かります。
設置の方法が悪いと、雨漏りを誘発しそうです。

また、住宅の構造を考えるときは、外の湿気だけではなく、
生活環境から起こる内部の湿度も重要だと思っています。
一般に、最近の高気密住宅は、屋内の湿度の流れも24時間換気に頼っています。
高気密といっても、完全気密ではなく、高気密なのです。
構造的に気密性の弱いところが出てきます。
そこから起こる壁体内結露は家の寿命に大きな影響を与えます。
よくサッシやガラスの結露を気にしますが、それは目に見えるところで気になりますが、
幾らでも対処できるから、まだ害は少ないです。
実際に怖いのは、目に見えないところでの結露です。
高気密になっているため、逆に湿気の逃げ道が少なく、壁体内に結露を起こしやすいのです。
軽量鉄骨の家の寿命が短いのは壁体内結露による壁の腐りなどのようです。

建設当時に丈夫な家を作るのは簡単です。
気密性や断熱性という数値だけを上げるのは、それほど難しくありません。
日本は外国と違い、四季の変化、気温だけではなく湿度の変化が大きいです。
他のどんな国よりも、家を作る技術が必要な国だと思います。
その環境下で、高性能を長く保つことは難しいと思います。
実際に、完璧に施工された家というのを聞いたことはありません。
高気密住宅は、作り方一つで旧式の家よりも耐用年数が低くなりやすいです。

丈夫で長持ちする家が欲しい時には、
その会社が如何に細かいところまで考えて設計してくれる会社なのか、
如何にきちんとした施工をしてくれる会社なのか、
施主が疑問や不安に思った時、トラブルが起こった時、どのような対応をしてくれる会社なのか、
が大変重要だと思います。

その為には、自分で建築現場を見て、建築現場を各メーカーに見せて貰って、
納得できるメーカーを選ぶことが第一だと思います。

同じ基礎厚の基礎でも、かぶり厚や水コンクリート比で耐用年数は全く違います。
また、表面にモルタル等の耐中性避膜をするかどうかでも違います。
土台を見ても、アンカーボルトの位置や数を見ても、
耐久性というものに、どれだけ真摯に向かっているかの違いが判断できます。
また、もっと簡単には、現場を綺麗に掃除する大工さんか、
雑然とした現場で作業しているかでも大工さんの腕や、
工期に制限された現場での施工を強いられているかは簡単に推測できます。
手放しで、お任せできると思えた住宅メーカーは、あまりありませんでした。

僕も家を建てる際に、様々な勉強をしました。
良い家を建てて下さい。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございました。
大変ご丁寧な回答をいただき恐縮です。
免震、太陽電池設備については、マイナスの部分をもっと調べなくては駄目ですね。
結露をいかに防ぐかとということはかなり大事なことなのですね。
相当な知識をお持ちのようですね。自分がいかに勉強不足か痛感しております。
ところで、どのようなメーカーさんに依頼されたのですか。
もし差し支えなければお教えいただければありがたいです。

お礼日時:2007/02/12 07:08

 書きかけのまま出かけ、その後のQ&Aを読まずに投稿したので、重複が目立ちます。

私自身、海外での居住歴があるので、皆さんのお答えには共鳴するところ大です。それはともかく、まずお尋ねの件について。

●「ハウスメーカーの住宅の平均寿命は、一般の住宅より短い」と記載されておりますが、ここでいう一般の住宅とはどのような住宅を指すのでしょうか。
A 説明不十分でした。ここでは、住宅金融公庫の木造住宅設計基準による住宅を念頭に置いています。公庫融資の対象にならない住宅は、狭すぎるとか、構造的に基準を満たしていないなど問題のある場合が少なくないとおもわれるので、一般の住宅に含めないほうが比較のためにはいいでしょう。

●建築士さんをご利用になさっておりますが、ハウスメーカーにはあまり期待されていないということでしょうか。
A 人口減少が避けられない以上、住宅が余ってくるのは当然です。その時、需要があるのはなにか特色のある住宅でしょう。私は、将来、コレクティブハウスかグループハウスに転用できる建物を作りたいと考えました。また、すぐに古くなる設備、機能は止めました。こういう方針では、ハウスメーカーやパワービルダーにお願いするメリットは希薄です。 

●免震や制震についてはどのようにお考えでしょうか。
A 専門外ですが、全壊経験者として、地震による被災の少ない地域に引退後の家を建てました。免震技術は発展途上でなんともいえませんが、実績のある工務店に頼むのが確実だと思います。

●外装に木を用いることの是非。
A 我が家は素人による手入れが難しい2階外壁がモルタル、1階の外壁は杉で、3,4年おきにに再塗装する予定です。面倒と言えば面倒ですが、木が好きなら当然だと思っています。塗り斑も愛嬌のうちです。面倒なら、焼杉という手もあります。近所の様子をみると、50年は大丈夫みたいです。息子や孫に、家のメンテの技術を伝えるのも大事なことです。これも外国生活で学んだことです。
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この回答へのお礼

blackhillさん、早速ご回答いただき有難うございました。
いろいろなご経験をされているのですね。
非常に納得してしまうお話と感じています。
再び質問で恐縮なのですが、
・すぐに古くなる設備、機能とは、どんなものをお考えですか
・ご依頼された建築士はどんな方でしょうか。実績のある工務店はどのように探されたのですか。その建築士の方のご紹介なのでしょうか。
・私もですが、エコにかなりご興味のあるご様子、太陽発電についてはどのようにお考えでしょうか。

外装に木を用いる場合の、ご工夫も大変参考になりました。

お礼日時:2007/02/11 22:11

田舎で家を建てようと思い、地元の工務店に坪単価50万台で100年持つ家ができるか訊ねたところ、これだから困ると笑われました。

100年持たない家など建てない、100年も経たないのに家を壊すのは施主の方だという訳です。
 なるほど、100年前に伝統構法で建てられた民家は、今でも健在です。住み手がいなくなるから、廃屋になるのです。

 ただし、100年持つとはどういうことでしょうか。
1)物理的に100年持つ。設備にはそれぞれ寿命がありますが、構造体は十分使用に耐えるはずです。
2)機能的に住宅としての条件を満たす。家族形態やライフスタイルの変化や、さまざまな新しい機能にも対応できること。
3)経済的に、住宅としての市場価値を保つこと。住宅は超長期的な耐久資産であり、いつでも買い手が見つかる状態であることが必要です。

 しかし、日本では住宅は消耗品扱いです。たとえば、住宅の平均寿命は30年以下、欧米の3分の1ぐらいです。また、売買される住宅のうち、中古物件の割合は10%を僅かに超える程度で、家は新築に限るという考えが支配的です。欧米では、逆に70~80%が中古で、極端にいうと新築は危ないという雰囲気があります。

 さて、こうした観点から、日本での100年住宅を考えてみます。
まず、都心の超高層マンション、これは物理的には持つはずですが、機能的にはかなり怪しく、経済的には極めて危険といえるでしょう。100年間に、所有者は何回も入れ替わると思いますが、そのたびに価格は低下します。専門的にフィルタリングダウンと呼ばれる現象ですが、価格が下がれば怪しげな買い手や住宅以外の利用者が増え、高層スラム化することは避けられません。これを防ぐには、欧米で行われているように入居者の選考や高額の維持管理費の徴収を実施することが有効ですが、日本ではそれは売り物になっていません。

 つぎにHMの住宅。これは契約が成立すると同時に3割ほど値段が下がります。さらに、顧客の現在の満足を満たすために工夫している商品なので、時間と共に古くなるのはやむを得ません。HMの住宅の平均寿命は、一般の住宅より短いと言われています。

 では、100年住宅を作るにはどうしたらよいか。最近、スケルトン・インフィルという考え方で家を建てることが注目されています。構造体と、設備・内装を分離して、柱、外壁、床など骨格(スケルトン)を100年基準でつくり、中身(インフィル)は住み手の好みや財布に応じて決める方法です。もちろん、鉄筋コンクリートの建物に一番適した仕組みですが、木造の住宅でも応用可能です。

 実は、私も床面積50坪の総2階木造住宅を、この方法で地元の工務店に頼んで建てました。中は最低の仕切だけで、細かな作りこみは一切していません。それでも高断熱高気密ですから、夏冬とも快適で冷暖房の費用は大幅に節約になりました。
 もちろん、こういう趣旨を理解した設計者に出会うことは必須です。その設計者と一緒に、いくつかの工務店を訪ね、建てた家も見学しました。お住まいの地域の建築士会には、省エネ住宅研究会など、こうした試みに関心のあるグループがあるはずです。そのリーダーに、まず相談して、こちらの意向を生かしてくれそうな設計者を紹介してもらってはどうでしょうか。
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この回答へのお礼

お詳しくご回答いただき真に有難うございました。
ところで、「ハウスメーカーの住宅の平均寿命は、一般の住宅より短い」と記載されておりますが、ここでいう一般の住宅とはどのような住宅を指すのでしょうか。建築士の方の設計の家を指すのでしょうか。よろしければお教え下さいませんでしょうか。
ANo.1さんへの回答に書かせていただいたとおり、SI構造の家には大変興味があります。建てる家にはこの構造を活用したいと思っています。
ANo.4さんは、建築士さんをご利用になさっておりますが、やはり今のハウスメーカーにはあまり期待されていないということでしょうか。
また、免震や制震についてはどのようにお考えでしょうか。
色々と質問してしまい大変申し訳ありません。

お礼日時:2007/02/11 19:12

dotoushiroさん、



私は100年持つ程とは考えていませんが、やはり大きな買い物なので
2度も建て直せないと思われる為、50年位は充分もつ家が良いなと
思って色々とメーカーを回っています。
その中で気になったのが、スウェーデン・ハウスです。
(すでにご存知だったらすみません)
窓は標準で3層ガラス、内装はウッディーな感じでご希望に沿うと
思います。北欧のインテリアはゴテゴテした感じはなく、すっきりと
しているので和室を造っても違和感はないですし、デザインによっては
かなり和風モダンな感じになると思います。
また、機能的なところでは、機密性が高くとても暖かいです。
従って、光熱費もその分安く済みます。
(知人がスウェーデンハウスで建てたので聞いてみましたら、本当に
暖かく、木が多く使ってあるからか空気も違うと言っていました)
ただ、当然お値段が結構張ります。
住宅展示場で聞くと坪当たり80万円~と言われます。
実際に建てた友人によると(複数名建てた友人がいます)坪100万近く
かかったという人が多かったです。
でも、メーカーとして50年保証をしているので、やはり安心感があります。

現在、賃貸で築5年程の積水ハウス施工の家に住んでいるのですが、
マンションのように暖かくて、「最近は戸建ても随分よくなったなー」
と実感しています。寒がりなので、建てるならスウェーデンハウス!って
思ってましたが、他のメーカーでも充分かもしれません。

でもやっぱりスウェーデンハウスのデザイン性や住宅性能には惹かれる
ところもたくさんあって迷います。

長々とすみません。きちんとした答えになっていないかも・・・。
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この回答へのお礼

早速のご回答有難うございました。
とてもよい感じのメーカーですね。
確かに名前を聞いたことがあります。
1年前に家を建てようとしたとき、建築条件付きだったので、
メーカーを選ぶことはもちろんできませんでした。
ネットでこのメーカーをよく調べてみます。

お礼日時:2007/02/11 09:28

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