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フランス語の、たとえば d の t への変化(grand arbre) など、有声音の無声化は普遍的に見られる傾向なのでしょうか?
日本語ではこの逆の現象はあっても有声子音の無声化はなかったと思ったので質問しました。

A 回答 (2件)

有声音の無声化自体は珍しくはありませんが



walk + ed, s
afzetten(オランダ語、z は無声化)

先行する無声音につられて無声化することが多いようです。

フランス語の grand arbre や quand il の d はもともと発音されないので無声化とは違うように思います。今日では発音されない語尾の d, g 等が古くは t, c で綴られていたことがあり(grant, quant, lonc)これが影響しているような気がするのですが。
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非常に一般的にざっくり言ってしまえば、


母音は有声、子音は無声
が基本です。
中国語や朝鮮語では「有声性」は弁別的ではありません。

そうはいっても、せっかくの有声性を使わないのはもったいないので、子音の弁別にも使う言語が多いのですが、それでも時々、「子音は無声が基本」という「無標の出現」が顔を出します。

たとえば音節末。ドイツ語は有名ですね。
der Hund /hunt/ "the dog" die Hunde /hunde/ "the dogs"
日本語も「ベッド」や「バッグ」は
/betto/ /bakku/
になりがちですよね。音節末の /d,g/ が言いにくいからです。

ただこれはあくまで一般論で、鼻音のようにきこえの高い子音は有声が原則です。

それからフランス語を含めて多くの言語で逆行同化が順行同化より普通ですので、無声子音+有声子音では無声子音の有声化が見られます。

Est-ce beau ! /Esbo/ は [Ezbo] と発音されます。
(ただし、[z] は硬音のままですが)

要するに一筋縄ではいかないと言うことですが。
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