No.9
- 回答日時:
蛇足です ( ^^
京都弁の「おこしやす」を「okoshiyasu」と書いて英語圏の人に読ませると、「し」の部分が妙にきつい発音になります。
これを正さずにその人にお店のフロア-接客員をやらせた場合、来店したお客さんは、
「私、本当に歓迎されているのかしら‥?」
と不安を覚えるかもしれません ( ^^;
こんばんわ、ご回答ありがとうございます。
英語での「shi」は、日本語の「し」とは確かに違いますが、人によってはきつく感じるんですね。
逆に英語圏の人は「日本語って主張がない言葉だなー。キリッとしろ!」と思ってるかもしれないですね。
No.8
- 回答日時:
こんにちは ( ^^
「さ・し・す・せ・そ」は、それぞれ口の開き加減が異なるのは当然ですが、舌の使い方に特に差はない筈です。日本語の「し」に関する限り、私には奥さんのおっしゃることの方が正解のように思えます。
honsome さんが「しゃ」、「しゅ」と同じだとおっしゃるのは、もしかするとヘボン式の「shi」の影響ではないでしょうか。
確かに外国人に日本語の「さしすせそ」を発音させようとした場合、「指示する」を「sijisuru」と綴ると「すぃじする(炊事する?)」と読んでしまうので、かなり按配が悪いわけです。そこで便宜上「shi」と書くわけですが、実を言えばこれとて正しい日本語の「し」にはなりません。
例えば英語の「マシーン(machine)」や「シープ(sheep)」の「シ」は、いわゆる摩擦音で、日本語で言えば、「しっしっ!」と犬などを追っ払う時の発音に似ています。したがって、日本語の文章をヘボン式で表記して英語圏の人に読ませた場合、「shi」の部分は日本人にとってはかなり耳障りに響きます。つまりローマ字の「shi」は、「si」よりは多少マシというものに過ぎないわけです。
【余談】
どうでもいい話ですが、竹下登さん(第74代内閣総理大臣)が初めてレーガン大統領と会った際、レーガン氏は彼を「テイクシータ」と呼んだそうですね (笑)
こんばんわ、ご回答ありがとうございます。
仰るように、英語と日本語で微妙に発音が違うことは認識しています。「si」よりはまし、程度でしかない、その通りだと思います。
あ、だとすると、ローマ字で説明するのがイヤという妻の主張は正しいことになりますね。するとやっぱり図で説明するのが一番いいということになるのでしょうか。
竹下さんのお話、面白いですね!!お孫さん、いっそ「テイクシータ」って芸名にしたら受けそう。
No.6
- 回答日時:
まず奥さんに、[∫i]と[si]を区別して発音してもらいましょう。
日本語の「シ」と「スィ」では判りにくいかもしれないので、
英語の she と sea とか shit と sit の区別がいいかもしれません。
区別して発音できたら、「さ」「す」「せ」「そ」の子音はそのどちらに
近いか考えてもらいましょう。もしまだ she の方が同じ子音だと
おっしゃるなら、「では sea の子音と同じで違う母音が続く音は?」
と尋ねます。「さ」「す」「せ」「そ」の子音に近いのは[si]の
子音だと納得しやすいと思います。
それができたら「し」の子音[∫]だけを長く発音して、あとに[a]など他の
母音を付けて発音すると、「しゃ」や「しゅ」と同じだと
分かりやすいのではないでしょうか。
こんばんわ、ご回答ありがとうございます。
仰る内容、まさに私が妻に熱く語った内容でした!しかし、ローマ字に例えるのがどうも気に食わないみたいです・・・・
No.5
- 回答日時:
「し」と「ち」だけではありません。
イ列の子音は後続の母音の影響を受けて口蓋化します。
「に」の子音は「にゃ」「にゅ」「にょ」の子音と同じで、「な」「ぬ」「ね」「の」の子音と違います。
「ひ」の子音は「ひゃ」「ひゅ」「ひょ」の子音と同じで、「は」「へ」「ほ」および「ふ」の子音と違います。
「き」の子音は「きゃ」「きゅ」「きょ」の子音と同じで、「か」「く」「け」「こ」の子音と違います。
その他も同様です。
このことを包括的に論じなければ、「し」だけ問題にしてもしかたがないと思います。
こんばんは、ご回答ありがとうございます。
いろんな行でい段の発音が異なるというお話、その通りですね。
私、思うんですが、そもそも日本語の「い」が、「y」が少し入ってる気がしてきました。「yi」って感じで。
「y」を入れずに「い」と言うと、なんかやる気のない「い」に聞こえますね。
い段はもう、他の段とまるっきり性格の違うもののように思えてきました。
No.3
- 回答日時:
もしかすると質問者さんと奥さんの「しゃ」の発音が違うのではないでしょうか。
シャ行の発音には個人差があります。[∫] で表される、英語の she などに見られる音(これも言語によって微妙な差がありますが)と「Sの軟音[s']」の二通りがあり、前者では舌の先と歯茎との間がサ行のときよりも広くなり舌全体もやや後ろに下がり舌の中ほどが盛り上がります。後者では舌の先や全体の位置はあまり変わりません。Sの軟音で発音していればサ行と同じと感じてしまうでしょう。ただし実際は舌の中ほどはサ行のときよりも盛り上がっていますが気がつきにくいかもしれません。下の中ほどが盛り上がるのが軟音の特徴です。
日本語では「シャシシュシェショ」の表記しかないので普通の人はシャ行は一つしかないのを当然と思い∫とs' の違いは聞き取れません。これは∫しかない英語話者でもおそらく同じでしょう。一方両方を持つロシア語などスラブ系の話者は違いを聞き取ることができます。
こんばんは、ご回答ありがとうございます。
英語の[∫]の発音は、高校のとき先生に教えられて存じています。日本語で「シュ」と言うときよりも舌の奥のほうを上に近づけるんですよね。
私と妻とでしゃ行を言い合ってみましたが、特に差はありませんでした。
それにしても発音にすごくお詳しい方なんですね、尊敬してしまいます。
No.2
- 回答日時:
はじめまして。
ご質問1:
<妻がどうしても「いいや!「さ、す」と同じだ」と言ってききません。>
奥様は東北の方ではありませんか?
1.東北では「し」と「す」を発音する際、同じ舌の筋肉を使い、「し」が「す」に聞えます(ちなみに私は東北出身ではありません)。
例:
「私」(わたす:東北の発音)
「寿司」(すす:東北の発音)
2.この「すす」の2番目の「す」はもともと「し」になるのですが、この発音が通常の「す」よりは若干「さ」に近い音感があります。
3.そういった微妙な語感の違いから、「し」は「さ」「す」の仲間だとおっしゃっているのではないでしょうか。
ご質問2:
<私の妻に「違うんですよー」と教えてやって下さいませんか?>
1.まず、あきらかに以下の2つにグループは分かれます。
(1)「さ」「せ」「そ」
(2)「し」「す」
2.この2つの違いは、それぞれの語を発してみて、無声音の子音「s」を継続して発音できるか否か、が区別のポイントになります。「さあぁぁぁぁぁ」とそれぞれ流して発音してみて下さい。
3.グループ(1)は子音の「s」が続かず、有声音の「あ」「え」「お」が浮き出てきます。
4.グループ(2)は子音の「s」(無声音)がずーっと続くことができます。静かに諭す場面で「し-っ」というのと同じ発音です。
5.つまり、グループ(2)の「し」「す」は無声音の「s」を残すことができる、という点で、使われる舌の筋肉、歯との接触位置が同じ、ということになります。この2つは唇の動きで「し」「す」を使い分けているのです。
6.従って、「し」と「す」が違う舌の使い方をする、とは一概に言えないのです。
ご質問3:
<「しゃ」や「しゅ」と同じなんだ、と私が言っても>
1.これらの語には無声音(吐息音)の「h」が含まれています。
2.「しゃ・し・しゅ・しぇ・しょ」をずっと引き伸ばしても、「h」の無声音の部分は吐息の「はーっ」のように長く引きずって残ります。
3.私を「watashi」と発音するか「watasi」と発音するかは、個人的な地域差や習慣によります。東北の方なら私=「わたす」の「す」の語感から「わたし」の「し」は「su」の仲間だと感じると思います。
4.個人的には「watashi」の発音をしていますし、標準語ではそちらの無声音「h」を含む方が正しいと思います。それは、若干でもわたしの「し」に含まれる吐息音の「h」の語感が感じられるからです。
以上ご参考までに。
こんばんは、ご回答ありがとうございます。
<質問1のご回答について>妻は東北出身ではありません。しかしご説なるほど、と感じました。
<質問2のご回答について>これは私としてはちょっと賛同できないなぁー、と思います。「し」「す」は確かに子音のまま伸ばせるようにも聞こえますが、「すぅぅぅぅ」というのは「s----」と言ってるのを「す」と発音していると錯覚しているのではないでしょうか。「しぃぃぃぃ」も、多分「sh----」と発音しているのを「し」と錯覚しているんじゃないかと思います。
そして、やっぱり「し」だけは、舌の使い方がさ行の他の音とは違うと思うんです。「し」は、舌の先端より根元に近いところを上に近づけますよね。
生意気にも反論してしまいましたが、興味深いご意見をありがとうございました!
No.1
- 回答日時:
>日本語の「し」を発音するときの舌の使い方は、「さ」「す」「せ」「そ」とは違い、「しゃ」や「しゅ」と同じなんだ
そうです。ヘボン式のローマ字のつづりを例にしてみては如何ですか。ヘボン式は、外国人に日本語を正しく(近似的に)発音してもらえるようにと考え出されたものす。
「さ」行は、「さ=sa,し=shi,す=su,せ=se,そ=so」 となり、「し」だけ違っています。
「しゃ」行は、「しゃ、しゅ、しょ」ですが、間を補完してみますと、「しゃ=sha、し=shi、しゅ=shu、しぇ=she、しょ=sho」となります。
「さ」行を、日本式のローマ字つづりで発音してみますと(ちょっと強引かもしれませんが)、「さ、すぃ、す、せ、そ」となります。
同じような例では、「た」行があります。
「た=ta、ち=chi、つ=tsu、て=te、と=to」:「た=ta、てぃ=ti、とぅ=tu、て=te、と=to」
「ちゃ=cha、ち=chi、ちゅ=chu、ちぇ=che、ちょ=cho」
「つぁ=tsa、つぃ=tsi、つ=tsu、つぇ=tse、つぉ=tso」
こんなところですかね、説得できますかね?
こんばんは、回答ありがとうございます。
ご回答を元に説得してみましたが、日本語の話なのにローマ字で説明すること自体ヘンだ、とか言ってます。
私としては、Yoshaさんのご説明は素晴らしい!!と感じています。
舌の使い方についてもう少し粘り強く説明してみようと思います。
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