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昆虫の成長(体の大きくなり方)の仕方が知りたいのですが,どの本にも,「昆虫は脱皮により体を大きくしている」という記述しかありません.素人の想像では,脱皮しても皮一枚分しか大きくなれないと思ってしまいます.カイコの幼虫などをみたことがあるのですが,四回くらいの脱皮で始めの状態からそうとう大きくなっていますが,皮四枚分の大きさには思えません.新しく出来た皮になにか仕組みがあるのでしょうか(伸縮するとか)?

A 回答 (4件)

“脱皮”を終えたばかりの昆虫の外殻は、脱ぐ前の殻と比べてずいぶんと柔らかいのです。


この“柔らかい”時が大きくなれるチャンスです。脱皮の直後は色も白っぽく、本来の体色ではありません。
時間が経つと殻も硬化し、色も本来のものになっていきます。
こうなると、もう大きくなる事ができなくなります。
ですから、サイズ的に成長できるのは“脱皮”の後の限られた時間しかありません。
イメージ的には、“脱皮の後に膨れる”と言った感じでしょうか。
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この回答へのお礼

なるほど,できたてほやほやのときに,どんどん食えぇという感じでしょうか.ところで,sikou-様は経験者とのことですが,こういったことはどのような書物,または,論文にのっていたのかをお教えいただけますでしょうか.

お礼日時:2007/03/25 01:39

蛇足ですが(最近の私の回答はこればかり...)、たとえばフィッシャーマンズワーフでカニを買うときを想像してください。

高いカニは確かに食いごたえがある! 安いカニはスカスカ!

節足動物の外骨格には伸縮性がありませんから、大きさじゃなくて重さで評価しないと成長の度合いははかれません。
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脱皮の仕組みは大変巧妙です。

ご推測の通り新しい骨格は柔らかく膨らみます。ちょうど風船を膨らませるように脱皮直後に膨らませて成長します。

何で膨らませるかと言いますと,体液に圧力をかけまして膨らませます。ここで疑問に思いませんか,脱皮後の体の方が大きいわけですから体液が不足するはずです。限られた体液ですから全体を同時に膨らませることは出来ません。ここが巧妙なところで,昆虫には体節があります。この体節ごとに弁がありまして体節ごとに膨らませていきます。

羽化の際も全く同様です。翅を進展し,体液を回収して胴体を胸の方の体節から膨らませ始めおしりの方の体節えと体節ごとに進ませます。この際の胴体はパンパンに膨らんでいます。最後に体液をおしりからピット排出しまして羽化の完了です。
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No,1です。

この脱皮後の成長(膨満・ぼうまん)、と言うべきかもしれませんが、記載した論文などは生憎知悉しておりません。
私はガキの頃から“科学少年”でして、いまだに目に付くもの、耳にするものに好奇心半分・怖いものみたさ半分で観察してしまいます。
この歳になっても、夏は懐中電灯をもってセミの羽化を撮影したり、ナメクジの足跡を辿ったりしています。
脱皮後の成長に関しては、以前TVで“ゴキブリ”の特集を放送していた内容を記憶していたのです。黒っぽいゴキブリが殻を脱ぐと、真っ白なゴキブリがその下から現れました。
まだ新しいキチン質は柔らかく、成長できると述べていました。この柔らかい時間で、体内に蓄えたエネルギーで肥大・成長するとの事でした。“皮数枚ぶん”ではなく、もう一回り膨れます。体の色が濃くなると、殻も硬化していくようです。
他にも、カニも脱皮前のものは身がみっちりで美味しく、脱皮後のものは身がスカスカで不味いと聞いた事もあります。体内の密度をかなり低下させて肥大した結果でしょう。脱皮後はどこかに隠れ、殻が硬化するのを待ってから、エサ探しに動くと思います。
なぜなら、脱皮直後は外殻がヤワなので、敵からの防御が弱くなります。脱皮後の疲れと、ふにゃふにゃヨロイでは敵にとっては格好の餌食ですから。
と言ったわけで、昆虫の脱皮は成長と危険が背中合わせになったスリリングなイベントなんですね。
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