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古事記と日本書紀を読みたいのですが、多くの種類が出ているようでどれを選べば良いかわかりません。
それぞれ何か特徴みたいなのはあるのでしょうか?
お勧めはどれですか?
条件は
現代語訳(口語訳)、完訳でお願いします。
原文や・書き下し文の有無は問いません。
また、古事記や日本書紀と併せて・読後に読むと良い解説書などもあれば教えてください。
お願いします。

A 回答 (3件)

 


 記紀探訪 ~ わたしの本箱から ~
 
 太安万侶の格調高い序文に始まる《古事記》は、本居宣長の絶賛した
本文が、あんがい希薄な印象です。
── 次田 真幸・全訳注《古事記(上中下)197712‥ 講談社学術文庫》
 
── 宇治谷 孟・全現代語訳《日本書紀(上下)198806‥ 講談社学術文庫》
 《日本書紀》は「神代・天武以前・天武以後」に区分すべきです。
 スキャニング(OCR)には、岩波版が概して鮮明です。
 
── 生而有岐●(山+疑)之姿(生れついての、いこよかなる姿)。
及壮雄抜神武(おとこざかりになって、ををしく、たけだけしかった)。
── 坂本 太郎・他《日本書紀(五)19950316 岩波文庫》P66,391
 
── 森 博通《日本書紀の謎を解く 19991025 中公新書》
 上は面白そうで案外つまらないが、下は研究者にとって必携です。
── 内田 正男・編《日本書紀暦日原典 19780110 雄山閣出版》
 
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『古事記』現代語訳、もしくは現代語訳が載っているもので、比較的入手しやすいものとしては、



●石川淳著『新釈古事記』ちくま文庫(古事記の代表的注釈書の一つである『古事記注釈』を表した西郷信綱氏お勧めの一品。読みやすいばかりでなく、他の現代語訳と比べてもなかなか詩的で調子がよい)
●武田祐吉校注・中村啓信補訂『古事記』角川文庫(書き下し文と現代語訳、簡単な注。最も手軽で、入手も簡単。)
●福永武彦『古事記』河出文庫(全口語訳。平明)
●三浦祐之『口語訳古事記』文春文庫(上下巻・独特の昔話口調での口語訳、及び語句等の注釈。三浦氏の解釈や思い入れが強く入っており、読み物としては面白いがこれだけではどうかと個人的には思います)
●次田真幸訳注『古事記』講談社学術文庫(上中下巻・書き下し文、用語説明、現代語訳、注釈者の解説と、四つの手順を踏んで少しずつ読んで行くていねいな注釈。きちんと読みたい初学者に)
●西宮一民校注『新潮日本古典集成 古事記』新潮社(書き下し文の横に赤い小字で現代語訳が書き添えてあるので、読んでゆく内に書き下し文の文体に慣れて行くことが出来る。注釈も詳しく、神名事典の付録付きで便利。個人的には愛用してます)
●神野志隆光・山口佳紀校注『新編日本古典文学全集 古事記』小学館(書き下し文、原文、注釈と現代語訳。現在の最新の注釈書の一つで、読み下し方や内容の解釈にも各所に工夫がある)

『日本書紀』では、完訳に限るのであれば

●日本の名著『日本書紀』中央公論社(中公クラシックスからも再刊。全現代語訳)
●宇治谷孟『日本書紀』講談社学術文庫(上下巻、全現代語訳)
●小島憲之他校注『新編日本古典文学全集 日本書紀』(全五巻、原文・書き下し文・現代語訳・注釈)

 こんなところでしょうか。記憶だけを頼りに書いたので、細かい所は違うかも知れません。『古事記』は、現代語訳だけをとるならば、三浦氏の本を除いてはさほど大きな違いは無いと思います。とにかく面白く読みたいなら三浦氏の『口語訳古事記』や石川氏の『新釈古事記』ですかね。知識等を補いながら読みたいのでしたら、講談社学術文庫版、新潮日本古典集成、新編日本古典文学全集をお薦めします。

『日本書紀』については、手軽さを求めるのならば文庫版を、情報量を求めるのでしたら、値が張りますが、全集版を、という感じです。

 参考になればよいのですが、煩雑ですみません。
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口語訳古事記 完全版


三浦佑之/訳・注釈
出版社名 文芸春秋
税込価格 3,500円
ISBNコード 978-4-16-321010-0

新編日本古典文学全集 (2) ~(4)日本書紀 (1) ~(3)
小学館 (1994/03)

解説書は著者によって解釈が違うのでこれといった本は提示できませんが、歴史読本の特集などは面白いです。
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この回答へのお礼

回答有難うございます。
古事記はこんなのもあったんですね。同じ著者の「古事記講義」は併せて読むと良いのでしょうか?
歴史読本とは雑誌のことですよね?

お礼日時:2007/03/25 17:35

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