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デリバティブは実体経済にどのような影響を与えるのでしょうか?
いろいろな本を見たのですが、いまいちよくわからないので教えてください。

A 回答 (4件)

デリバティブ=派生商品、原資産=伝統的資産ですね。


例として、日経平均先物が現物より割高になったとき先物売り、
現物買いをします。その決済は逆さやになったときやSQ 決済があります。
その影響ですが、よく、"しっぽ=先物が体=現物市場をふりまわしている”といわれるように、
相場の撹乱要因になっているようです。
あと、今流行のキャリートレードなんかも、レバレッジがかなりきいていますので、
今後の為替のリスク要因といわれています。
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この回答へのお礼

なるほど、相場の撹乱ですか。了解しました。
ありがとうございます。

お礼日時:2007/05/09 21:53

 デリバティブには幾つかの取引形態がありますが、基本的には「リスクを分散するのが目的」と言って良いでしょう。

対象となるのは、農産物、石油、金融商品などがありますが、天候に依って生産高が変動する農産物を例にとって説明しましょう。コメは天候によって生産高が変動します。そうすると収穫時に価格が変動します。多く収穫されれば生産者価格は下がり、少なければ上がります。毎年変動していては、生産者も、小売業者・消費者も困ります。そこで、前もって生産者と集荷業者が契約を結ぶ。その契約の1つに、「先物取引」とか「先渡し取引」とか呼ばれるものがあります。この契約によって、収穫量が変動しても生産者価格の変動が少なくなるようにします。市場価格が大きく変動しても生産者価格は余り変動しないようにします。生産者も集荷業者も、ボロ儲けはできない代わりに大損はしないことを目的とします。 これは農産物の例で、為替のデリバティブも盛んに行われています。為替市場で日本の通貨「円」が高くなったり、安くなったりすると、貿易業者は利益を予測できないので、このようなデリバティブ取引を行います。現物の受け渡しを行わない、厳密な意味での「先物取引」は江戸時代、大坂堂島の米帳合い取引所で行われていました。これについて説明すると長くなるので、ここでは省略します。
 このようにデリバティブ取引は生産者・仲介業者そして消費者のリスクを低減するものですが、仕組みを十分理解しないで投機に走ると、大損をしたり、投資家の無知につけ込んでの悪徳商社が出たりして問題を起こすようです。
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 なんか悪いことしか書かれていないようですが、それは副作用の問題であって本来は「実体経済に良い影響をもたらすもの」ですよ。



 例えば、「エデンの東」では農産物デリバティブで稼いだジェームス・ディーンが経済難の親父に金を渡そうとすると「農家から搾取した金は受け取れない」といって拒絶するわけですが、それは誤解ですね。
 農家は自分の畑で何を作ろうかと迷っているとき、ディーンが6ヵ月後の収穫時、現在の市場価格の倍で買い取るから豆を作ってくれと言ったわけです。それで大喜びして豆を植えたら間もなく戦争がおこって豆が3倍に高騰。でも当初の約束どおり2倍でディーンに渡さなきゃいけません。市場で売れば3倍なのにと悔しがる、これはお門違いです。
 ディーンが現れなければ、そもそも戦争の役に立たず価格が低迷したレタスを作っていたことが想定されるのです。

 ようするに実体経済にリスクを回避する手段を提供してくれています。(リスクを負えるだけの賢さと余裕がある人に転嫁する手段とも言えます。)
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デリバティブは、さまざまな取引を含み、普通の人にとっては、ほとんど理解できないものです。

反対から言うと、金融の専門家たちが、普通の人を欺いて、自分たちだけが勝手に意思疎通するために作り出した専門用語とも言えます。
結果的に、普通の人々の形作る実体経済を犠牲にして、一部の特権層が利権を独占すると言う効果があるわけです。
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