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過去に世界恐慌というものがありましたが、どうして起きるのか、またなぜ起きた後に回復させるのが難しいのかがわかりません。
私の持っているイメージでは、経済の話であって物質的な不足では無いのだから、得した人が損した人にお金を渡すような政策(課税など)をすれば元に戻るんじゃ無いか?
と思っていました。
多分違うんですよね。
具体的にどういうメカニズムで恐慌は起きたのでしょうか?
また、恐慌で損した人がいたなら得した人はいたのでしょうか?もしいないなら、みんなで損したってことですか?それって不思議じゃ無いですか?
無知で申し訳ありませんがご回答お願いします。

A 回答 (2件)

どうして起きるのか、


 ↑
第一次大戦で大儲けをした反動です。

景気が良いと、この先ももっと良くなると考え
どんどん投資をします。
工場を作り、労働者を増やします。
みんながこれをやります。

その結果、投資が過剰になり、気がついたら
売れない、という状態になり、株価暴落をきっかけにして
大恐慌になったのです。

このように、経済は結局は人間の心理による
現象なのです。
日本のバブル崩壊も同じようなものでした。



またなぜ起きた後に回復させるのが
難しいのかがわかりません。
  ↑
当時は市場経済が過大に信用されていました。
見えない手によって自動調節されると、考えて
いました。
だから、当時の大統領フーバーも、放置していれば
自然に回復すると考え、何もしませんでした。

そこでケインズ経済学が注目を浴びることになり、
次の大統領ルーズベルトは、ニューディール政策を
やり、政府による積極的な経済投資をやるように
なりました。

その効果が確認できないうちに、第二次大戦が
始まり、これにより米国は見事な経済復興を遂げる
ことができました。



得した人が損した人にお金を渡すような政策(課税など)
をすれば元に戻るんじゃ無いか?
と思っていました。
多分違うんですよね。
  ↑
そんなことはありません。
大恐慌で反省した各国は、その後政府が市場に介入し
経済政策を積極的にやるようになっており、
そうした所得再分配も実施されるようになりました。
そのため、現在ではあのような激しい景気の変動は
少なくなっています。



恐慌で損した人がいたなら得した人はいたのでしょうか?もしいないなら、
みんなで損したってことですか?それって不思議じゃ無いですか?
  ↑
勿論得した人もおりますが、ほとんどが
損したわけです。
つまり、富みが一部に集中してしまったのです。
一部に集中するから、お金の回転が悪くなって
不況になります。

だから、不況になると格差が大きくなるのです。
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かえって混乱させるようなことを書くかもしれません。


恐慌という言葉
1: 恐れてあわてること。
2: 経済面で、それまでは景気が悪くはなかったのに突然1日あるいは数日に急激に価格が下落を始め次々といろいろの物価が下がり、株価が下落し、価格が下がれば下がるほど一層価格が下がり、供給過剰になり、生産も落とさざるをえなくなり、価格が下がり続けるのに支払い不能になる事業者や投資家、投機者が多数出て、金融も貿易も円滑にいかなくなる状態、一地域、一国にとどまらずに、次々と似た現象が短期間に生じ、人々が恐れおののき慌て、社会全体が不安定な混乱状態になること。

メカニズム?
不安や先行き懸念、心配から逃げ避けようとする行動がもたらすものです。
地震、津波、噴火、堤防決壊、火災、感染症の流行、戦災、雪崩、竜巻、テロなどを、『恐れて』、逃げ・守りのことしか頭に浮かばず、『慌てる』状態に多数のものがなり、そうした感情が多数の人々を駆り立てるからです。 防衛反応をしない、感情に強くは影響されないという人が多ければ、恐慌は起きません。 多くの人が交換経済、市場経済の下で生活していると、自立などはできません。 周辺の経済状態に漂って支えられて生きていることになります。 普段はそんなことは思いもせずに生活していられますが、『ショッキングな!』と感じたりすることがあると、周辺の不確実性に疑惑と不信感を感じることがあります。 株式投資、証券投資、原油取引、穀物取引、不動産投資や投機をしている人や機関は、そうした不安に鋭敏で、即時に反応する生活を日常繰り返しています。こうした方は、相場の変化に敏感で、金融取引、為替取引もします。そうした取引の総額は、通常の生産や流通、消費のための取引の総額を遙かに上回る規模です。(昔は今ほどの差はなかったけれども、それでもとても大きな金額でした)こうした相場取引をする人や機関は、相場が上がっても、下がっても、どのように変動してもその変動で儲けるように、その変動で損をしないように売買などをします。相場が大きく変動するならなおのこと、大きく損をしないように/大きく儲けるように、懸命に売買します。 そうした駆り立てられた行動が、一層すごく、相場を大きく変動させます。
で、例えば不動産価格、穀物価格、株式や債券の価格、為替相場が下がってしまった場合、結果として、金額で評価した所有している資産価値が下がります。農耕民、漁労者、鉱山労働者、工場労働者、店員、運搬人、事務員などにとっては、金額で評価した所有している資産価値が下がっても直接の影響はあまりないはずですが、農場主、工場主、金融機関、大企業は、資産価値の減少分の損失を被ることになるので、大きな減益になります。大きな減益に、ほぼすべての農場主、工場主、金融機関、大企業がなるのですから、事業の縮小や人員整理もしないとならないところがたくさんでます。それが先に見えてしまうから、慌て、恐れ、恐慌になるのです。

> 恐慌で損した人がいたなら得した人はいたのでしょうか?もしいないなら、みんなで損したってことですか?それって不思議じゃ無いですか?

1000社があって、1000社とも損失を計上することになっても不思議ではないです。不動産価格が20%ダウンする、株価が平均的には15%下がるという事態になった場合、不動産や株式の保有者が損を計上することになるのはわかりやすいすし、保有者全員が損をしていても納得できます。大きな損失で倒産したり、人員整理などで失業者が増加し、消費が減少し、売れず、生産減が多発していてもおかしくはないです。 ただ、企業倒産が多発する中で、競争事業者が減り市場や業界で相対的な地位を上げた事業者、不動産価格の下落、株価の下落で多くの不動産や株式を購入できて社会の中での相対的地位を上げる所有者もでます。 金額表示では、恐慌直前に5億円の株式(500万株)の所有者だったが、恐慌の嵐の後では3億円の株式(830万株)の所有者になっていたということは珍しいとはいえないのです。その場合、金額表示で40%損をしたというの普通かもしれませんが、60%以上も株式保有を増やしたとも言えないことはないです。 みんなで損をしたとも言えるし、有利な地位を獲得した企業や人もいるとも言えるのです。
https://www.imes.boj.or.jp/research/papers/japan …
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