dポイントプレゼントキャンペーン実施中!

ビートルズのファンですが「Get Back」の歌詞の中に
気になる部分があります。長年気になっていたのですが
真実を知ったらビートルズを嫌いになってしまいそうで
それが悲しくて保留にしてきました。しかしそろそろ
はっきりさせたいと思います。
それは歌詞の中に出てくるロレッタのくだりです。

「彼女は自分を女だと思っていたが本当は男だった。
ロレッタよ、本来の男に戻れよ」

要約するとこんな感じだと思いますが、これはいわゆる
「オカマ」のロレッタを嘲笑している歌詞と解釈していいので
しょうか。
「お前は異常だ。元に戻れ」という事でしょうか。

和訳を持っていないので私のつたない
英語力では今のところそれ以上の意味を見いだせません。

ジョンやポールは人種差別には反対してもセクシャルマイノリティ
には差別と偏見にあふれた人だったのでしょうか。
ご存じの方教えて下さい。

A 回答 (4件)

こんにちは。



これは音楽を愛する一人、ビートルズを愛する一人の
私が昔聞いた話で、あくまで参考意見として
書かせて下さい。
というか、ビートルズのお好きな質問者さんも、
ご存知のエピソードだと思います。

この曲(歌詞)はその当時のバンド内の状況から、
あえてポールがジョンに向けたメーセージだと
されています。
この当時ジョンは、バンドよりもヨーコさんに夢中で
バンド崩壊の雰囲気がビートルズのメンバー、並びにスタッフ内に
漂っていました。
実際、片時もヨーコさんと離れないジョンの姿が、映画"Let It Be"の
中にあります。
(後に結局ジョンは、それを選んでしまいましたが)

そして、それを危惧したポールがの”もう一度原点に戻って、
やろうよ!!”、get back!! というメッセージに込めました。
ポールはまた、ヨーコさんに関して当時あまりいい印象を
持ってなかったそうです。
東洋から来た不思議な、中性的な人物。 そして、それに
うつつをぬかすジョン。
イギリス人であるポールには、ヨーコさんが女性らしい
セクシャリティを持った人には思えなかったのでしょう。
ポールは少なからずヨーコさんを、訝しく思っていたのでしょう。
(現在でもポールとヨーコさんの接点は、殆どありません)
それが問題の歌詞の部分に、その皮肉が込められてるとか。

で、このポールのメッセージ"Get Back"をへの回答を、
ジョンが"Don't Let Me Down"の中に込めたと、
言われています。

落ち込ませないでくれ
こんな感覚は 初めてなんだ
今まで 無かったんだ
彼女は他の誰とも違う
落ち込ませないでくれ
Don't let me down!!  ~意訳です~

実際はポールの願いは”Abbey Road”という最後の
アルバムに集約され開花しました。
映画”Let It Be"は当初、アルバム”Get Back"を
作るための作業を記録したものでしたが、アルバム”Get Back"は
失敗に終わり、頓挫しました。
その後再びポールの呼びかけでレコーディングされたのが、
アルバム”Abbey Road”です。

そして、その後映画”Let It Be"のサントラ盤として発表されたのが、
アルバム”Let It Be”です。

以上、参考意見です。
真意は当事者だけがする事でしょうし、昔の
話ですからね。
ビートルズの様なスーパーバンドになると、ちょっとした事が
社会風刺的に捉えられてしまいますが、以外とミュージシャンが
曲を作る時は個人的な日常である事が多いのではないでしょうか。

では、失礼します。
    • good
    • 6
この回答へのお礼

とても丁寧で、深いご回答をどうもありがとうございました。恥ずかしながらとびとびの知識しかなかったので、まさに目から鱗!でした。まさかロレッタ=ヨーコさんという見方があったなんて・・・。そしてDon't Let Me Downの「落ち込ませないでくれ」の言葉が彼女への愛を否定する人(ポール?)に向けられていたなんて・・・!
そう考えると、ロレッタとは「女のような男」ではなく、「男のような女」だったのかなという気さえしてきました。
大変面白いお話をありがとうございます。

今までビートルズの曲に何度も支えられてきました。
「嫌いになりそう」と書いてしまった事を後悔しています。(良く考えると嫌いになれるはずないのです)
しかしGet Backのロレッタについてはこれからもその謎を追究していこうと思います・・・。

お礼日時:2007/05/21 19:54

No2です。



補足するなら、この曲にまつわるエピソードとして
マイノリティからの非難や抗議があったと言うような事は記憶にないです。

あと、「戻って来い」とポールが叫んでる本当の相手は
ビートルズのメンバーだったのかな~・・なんて思ったりします。
当時のビートルズの状況やらポールの立場を考えるとそんな気がします。
これは、僕の主観で詩に対する解釈じゃないですが・・(笑)
    • good
    • 0
この回答へのお礼

再度のご回答感謝いたします。ポールが戻って来いと言っている相手・・・私も同感です。この歌にはさまざまな意味が込められているんですよね。曲調はあんなに明るいのに、失ったものをまた必死で探し求めるような、もの悲しい雰囲気も感じます。
あっこれも私の主観ですね(^^;)
詩の解釈って難しいですよね・・・。

お礼日時:2007/05/21 19:23

僕の解釈ですが・・・。



今まで何十回と聞いてきましたが、差別や偏見とか考えた事なかったです。
世の中のちょっとしたはみ出し者みたいな奴らに「戻って来いよ」って
歌ってるのかなって思っていました。
1コーラス目では、一匹狼のジョジョに言ってますしね。

今なら、セクシャルマイノリティの人権などの問題で、歌詞などへの
扱いも慎重になるでしょうけど、当時(1960年代後半)は、世間も
この程度の歌詞に目くじら立てる時代でもなかっただろうし、
使った本人も語呂が良くて響きがいいから軽い気持ちで使ったって
事じゃないかなと思います。

真意は作曲者のポールしかわからないでしょうが、それほど深い意味は
ないんじゃないかと思います。

下記のサイトに問題のくだりの解釈がされています。参考になれば。
http://www.eigo21.com/03/pops/mmm.htm
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ご丁寧なご回答をありがとうございます。たしかに1960年代は今よりは言葉に慎重ではなかったと思いますが、「世間」がどう思おうと歌詞を読んで傷つく人はいたと思うのです。トランスジェンダーである事を苦に自殺してしまう人もいました(います)し・・・。
>世の中のちょっとしたはみ出し者みたいな奴らに「戻って来いよ」
一見あたたかい歓迎の言葉に聞こえますがポールの言う「戻れ」という言葉のニュアンスがどういうものなのかがいまいち分かりません。

ロレッタが女性として生きたいならそのままでいいからgo homeしろ、と言っているなら分かります。もし男にget backしろ、という意味なら残酷な話だなぁ、と思うのです。ご紹介いただいたサイトではまさにそういう解釈ですよね。しかし、そもそもトランスジェンダーというのは「心は男/女なのに体が女/男に生まれてしまった」人達なのだから、ロレッタにとってget backするというのは本来の性である女になるという事です。もちろん1960年代にこういった概念が一般化していたとは思えませんので、この時代に作られた歌を執拗に差別的だ、と言うつもりはありません。
問題はのちのち、トランスジェンダーの人達がこの曲を非難したりしたのか、またポールやジョンがこのロレッタのくだりについてなにか語ったたのかどうか、そこのところです。
私も調べている最中なのですがなかなか良い資料を見つけられません。歌の中ではロレッタを一貫としてhe ではなくsheと言っているのでもしかしたらロレッタをきちんと女性として扱っているのかな、という希望的憶測はあるのですが・・・。

お礼日時:2007/05/21 10:31
    • good
    • 0
この回答へのお礼

早々のご回答をありがとうございます。はい。それなのですが、長年疑問が解けません。それにしても、いろいろなエピソードがある歌なんですね。

お礼日時:2007/05/21 10:02

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!