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憲法改正の動きがようやく形を整えつつあります。

各政党の主張はいつもどおりなのですが、少し気になったのが共産・社民の主張なんです。

口を開けば 「憲法を改悪して、アメリカと一緒になって戦争をする気だ」 と改憲派を批判していますよね?

たしかに考えれば、9条改正 → 徴兵制実施 → 集団的自衛権を行使し武力行動に出る → また国土崩壊の道へ ・・・ たしかに可能は可能ですよね、理論上は。

ところで、この両政党が考える戦争について質問があります。

1. 日本、あるいは自民党政府が一体どこの国と戦争をしたがっていると両政党は考えているのでしょうか? 中国? 朝鮮半島? あるいは米軍の指示でどこの国とでも?

2. また、そのような戦争をする事によって自民党政府に一体どんな 「メリット」 があると彼らは考えているのでしょうか? たしかに軍事産業が儲かり自民党への政治献金が増えるでしょうが、そんな事より多くの兵士・国民の命が奪われますからね。

実際に徴兵制 → 戦争となれば、自民党やその支持者の息子たちも戦場へ行く事になりますよね (抜け道は作るとは思いますが ・・)。

共産・社民が主張する改憲による戦争の可能性なんですが、なぜ自民党が戦争をしたくてウズウズしているように批判しているのか、この2点がどうも理解できなくて困っています。

できれば護憲派の意見を多く聞きたいと思います。

A 回答 (5件)

基本的に 『人間の命の重さは“平等ではない”』 というのが自民党の考え方です。


対して、社民・日共の考え方は 『人間の命の重さは“平等である”』 が基本です。
つまり、日本人の生命・財産を守ることが絶対と考える改憲派と、日本人が他国の人間の生命・財産を奪う危険性を考える護憲派との違いです。
この思想の違いが、改憲派と護憲派に別かれる根本的な理由だと思います。
それ以外で付け足す理屈はあまり意味がありません。これが、私の改憲論と護憲論の捉え方です。
あくまで私見ですが、それを前提に回答します。


1. 日本、あるいは自民党政府が一体どこの国と戦争をしたがっていると両政党は考えているのでしょうか?

恐らく、社民・日共に明確な国名などの考えてはいないと思います。
何故なら、日本が “将来” 戦争を仕掛ける可能性こそが護憲の理由だからです。だからこそ、発言の多くに 「将来」 と付け加えているのです。
9条改正直後に徴兵制を実施するなど、常識的にありえない考えです。つまり、将来とは数十年後、あるいは数百年後ことです。
数十年先、数百年先の、世界情勢がどう変化しているかなど、預言者でもない限り明確な答えが出るはずがありません。
どこの国と戦争をしたがっている?と問われれば、日本国以外の国、外国としか答えられないでしょう。
それに、護憲の理由や根拠に 「どこの国か」 など具体的な国名は、社民・日共とって大して意味はありません。
日本が 「戦争をしたがっている(仕掛ける可能性)」 その部分こそが、社民・日共の護憲たる理由であり根拠です。(本音までは分かりませんが…)

2. そのような戦争をする事によって自民党政府に一体どんな 「メリット」 があると彼らは考えているのでしょうか?

同じです。日本が “将来” 戦争を仕掛けることで、一体どんな 「メリット」 があるかなど、社民・日共に明確な答えはないでしょう。
現在の日本が、今ある豊かさを捨ててまで他国を侵略する可能性は99%あり得ないでしょう。
つまり、現状は戦争をする事によって自民党政府に 「メリット」 は何一つないのです。
中国の領海侵犯、韓国による竹島の武力占拠、北朝鮮の日本人拉致にも、日本の武力攻撃を殆ど行使していないのが理由です。
自民党が戦争をしたくてウズウズしているというのなら、もっと大々的に国民を煽っているはずではないでしょうか?
ただし、将来的に日本の経済が破綻しないとは限りませんので、何らかの 「メリット」 が将来出てくる可能性は否定できません。

また、自民党の政治家とユダヤ?アメリカ?と利権で繋がっており、日本を戦争へと導くことで互いの利益を得ると言う陰謀論者います。(笑)
社民・日共にお花畑や論理の矛盾が多いとはいえ、上の陰謀を語る人は流石に居ないと思いたいのですが…。
民主党の議員がTVなどで陰謀論を語るのを稀に見掛けるので、社民・日共の中に絶対居ないとは言い切れないですね。居る可能性の方が高いかも…。


上の二つの護憲派の質問は対して、改憲派の理由や根拠は比較的に明瞭です。
核兵器を持った北朝鮮、中距離弾道ミサイルを日本に照準を合わせている中国、親日法が成立させた韓国、この特定アジアの存在です。
遠い未来のお話ではなく、今そこにある危機です。反日国家に囲まれた現状の日本を守る為には、嫌でもアメリカには頼らざる得ない状況です。
自衛隊のイラク派遣を決めた政府の選択も、殆ど日本国民はアメリカの要請では仕方がないと思った(諦めた)でしょう。
寧ろ、ロクに法整備がなされないまま、自衛隊をイラクに送り出さねばならない状況に憤りを感じた人も多いはずです。
幸い自衛隊に死傷者や問題は出ていませんが、単に運が良かっただけに過ぎません。当時は、TVなどで様々な想定で議論されていました。
発砲・反撃に威嚇射撃や警告が必要だとか、友軍が襲われた場合の反撃は憲法違反だとか、余りにもバカバカしくて腹が立ちました。
多くはイラク限定での議論でしたが、これを日本国内としても、このような議論が必要とされるのでしょうか?

自民党の中川氏の核議論騒動を憶えていますか?あの時の、社民・日共の政治家らの発言に驚きませんでしたか?
核議論の拒絶の理由に、民主・社民・日共は 『アメリカの核の傘』 を持ち出しました。
結局、与党だけがアメリカ追随主義ではなく、野党や国民も含めた日本全体がアメリカに頼りきっているのです。
防衛を日本独自でと考えるのなら、9条改正も核議論も必須でしょう。力なき外交努力では、絶対に防衛など出来はしません。
9条改正に反対するのは、実は国益とは関係なく、単なる与党叩きの道具の一つにしか過ぎないのかも知れません。

あと、確か日本共産党は、現在の憲法制定に反対した唯一の政党だったはず。それが、現在は護憲とは因果な話です。
当時の共産党は、国民主権、三権分立、平和主義に異を唱えた政党ですから変わって当然かも知れませんが…。

因みに、私は質問者さんが望まない回答者(改憲派)です。(笑)
日本人の生命・財産を守る為には、他国の人間の生命を奪う行為も致したかないと考えてる人間側です。
ただし、他者の命を軽視してる訳ではなく、あくまで日本人と比較した場合の考えです。
無論、犯罪行為などは別けて考えます。如何なる場合も、日本人が第一とは考えていません。

更に、所謂 『政府の憲法9条の解釈』 の抑止も理由(期待)を含めた改憲派でもあります。
人によっては、その都度 『憲法9条の解釈』 をした方が良いと言う護憲派も、少なからず居ます。
果たして、どちらの方がアメリカに利用され易い憲法となるのでしょうか?
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この回答へのお礼

有難うございました。
質問に対してとても詳しくお答え頂き、感謝しています。 ジックリと読ませて頂きました。
共産、社民の考えが大体理解できたような気がしています。
問題となった中川発言ですが、私もその現場をテレビで偶然見ていました。 彼は 「何が何でも核武装を!」 とか言っていなかったです。 ただ 「タブーを恐れず、核保有も含めて色々な角度から防衛論議はすべきと考えます、議論という意味ではね」 と、議論と言う部分を強調していたはずです。 それがメディアの論調では、いつの間にかまるで 「核開発すべき」 と言ったように発言の趣旨が捻じ曲げられていました。 これが日本のメディアや 「不規則発言」 として批判した野党の実態だと強く感じた事を覚えています。
政治家の発言の趣旨を、内容が気に入るかどうかは別として、そのまま伝えてくれないと世論が変な方向に誘導されていくような気がします。
中川発言ですが、防衛問題を色々な角度から論議するのは政治家の義務なのではないでしょうか。 周辺国の顔色を伺いながら政治を運営していくというのは正しい姿ではないと思いました。
ましてや中川発言を批判した野党が 「もし核攻撃されそうになったら、アメリカに守ってもらえばいい」 と言うのは笑止千万です。
ところで実は私も、今のところは四分六で改憲派に属するかなと自分では考えています。 要は戦争もなく平和な生活が保障されるなら、どっちでもいいわけです。
ただ別の方へのお礼で述べたのですが、防衛に関する今のやり方では、解釈改憲あるいは自衛権の行使という形で何でもやりたい放題になる恐れがあるように思います。
一層の事、改憲して 「軍隊も集団的自衛権も持つ普通の国」 への道を行くか、逆に 「第9条に第三項を追加して、自衛権も放棄する極めてめずらしい国」 への道を行くか、それこそ国民投票で決めればいいと願っています。
ま、もし後者に道を行くのなら、私なら外国に移住してしまいますが ・・・

共産・社民は、護憲派 = 平和主義者、改憲派 = 戦争肯定者、というレッテルあるいは決め付けが大好きですが、本当にそうなんでしょうか ・・・

お礼日時:2007/05/25 16:28

1.中国に攻め込んでITで必須のレアメタルを自国で供給するため、油田の問題も中国を制圧すれば解決します。


2.軍事産業が儲かり不景気が完全解消され、原油供給が安定することにより国家基盤が多少は安定します。アラブ諸国に対するご機嫌伺いの度合いが少なくなります。
国家公務員は大人気ですから徴兵なんて必要ないですね。
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この回答へのお礼

有難うございました。
そうですね、おっしゃるような考えも成り立ちますね。

お礼日時:2007/05/28 15:55

共産・社民=護憲と一括りにするのはどうでしょうか?


両者は、憲法9条に関しては正反対の考え方をしていると思いますよ。
まあ、これからの回答は日本共産党のそれではなく私の理解によるものです。

まず、社民は、非武装中立を掲げています。
一方、共産は、非武装中立を掲げていません。

<日本共産党綱領より>

1 日米安保条約を、条約第十条の手続き(アメリカ政府への通告)によって廃棄し、
アメリカ軍とその軍事基地を撤退させる。
対等平等の立場にもとづく日米友好条約を結ぶ。

 経済面でも、アメリカによる不当な介入を許さず、
金融・為替・貿易を含むあらゆる分野で自主性を確立する。

2 主権回復後の日本は、いかなる軍事同盟にも参加せず、
すべての国と友好関係を結ぶ平和・中立・非同盟の道を進み、
非同盟諸国会議に参加する。

3 自衛隊については、海外派兵立法をやめ、軍縮の措置をとる。
安保条約廃棄後のアジア情勢の新しい展開を踏まえつつ、
国民の合意での憲法第九条の完全実施(自衛隊の解消)に向かっての前進をはかる。

ここで抜粋した日本共産党綱領には、非武装中立に関しては一言も言及されていません。

アメリカに対する従属から抜け出し、アメリカ軍とその軍事基地を撤退させることが何を意味するのか?
これは、常識ある人間ならば誰でも判るこことです。
「自分の国は自分で守る」-正に、この原点に復帰するということです。
であるからこそ、「アジア情勢の新しい展開を踏まえつつ」という文言は必要不可欠なのだと思います。

「自分の国は自分で守る」と「憲法第九条の完全実施」は矛盾しているとの意見もあるでしょう。
誤まりを怖れずに言えば、この矛盾を止揚していくことがその後の課題です。
そして、その具体的な方向や要領は、現時点で綱領に明記すべきことではないこともはっきりしています。
「国民の合意を得つつ、新しい時代へと前進をはかる」-この基本精神が示されておれば十分です。

>なぜ、自民党が戦争をしたくてウズウズしているのか?

さて、質問者は、憲法第9条の廃止を最初に掲げて、その具体化を図ったのは誰かを知る必要があります。
それは、米国と米軍の中枢が<憲法第9条は邪魔だ>と判断したからです。
このことは、1950年当時の米国の公文書でも裏付けられている周知の事実です。
<戦争をしたくてウズウズしている>は、正に、アメリカです。
そして、それに追随して再軍備を行い協力してきたのが日本独占資本です。
ここに、<憲法第9条を死守すべき最大の理由>があります。

ところで、なぜ、アメリカは<戦争をしたくてウズウズしている>のでしょうか?
ところで、なぜ、日本の支配層は、そんなアメリカに追随し、共に、憲法第9条の廃止を目指すのでしょうか?

ここの関しては、長くなるので割愛します。
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この回答へのお礼

有難うございました。
たしかに防衛問題に関しては、共産党と社民党の間では開きがありそうですね。
社民党に関しては旧社会党の理念を継続(?)している以上、村山委員長時代の 「自衛隊は合法」 という自己矛盾から脱却できていないように感じています。 社会党はそれで空中分解したはずですからね。
共産党は昔の野坂参三氏が国会で、もし日本が他国に攻め込まれてきたら、どうやって国を守るのかという質問をしたように聞いています。 それを考えると基本的に共産党も軍隊はOKなんですね。 ただアメリカべったりの今の自衛隊は認めない、これが現執行部の考え方のように感じました。
共産党の綱領を読むと実に素晴らしい理念のように感じるのですが、それが国民に浸透しないのはなぜか、不思議に感じました。
おそらく9割以上の日本人が国内に米軍基地があるのは不満に感じているでしょうし、どこの国にも左右されない真に独立した国になってほしい、そんな風に感じているはずなんですが ・・・
本当にドンパチをしたいと願っているのは、一部の戦争好きの年寄りと利権に絡んだ人たちだけと思います。 でも利権といっても国家が平和であってこその利権なのに ・・・

お礼日時:2007/05/24 14:55

私は、共産党員でも社民党員でもありませんので、個人的見解です。



1.
>米軍の指示でどこの国とでも?

これが本音でしょう。
今回のイラク戦争において、アメリカの突飛な行動が国際的な批判をあび、アメリカ国内でも批判にさらされています。
そこで、アメリカとしては、ある程度の大国の支持が少しでもほしいわけです。
今後もアメリカの独善的行動に対し、無条件で賛同してくれる国を増やす意味で、今回の日本の憲法改定に期待しています。
特にイギリスがアメリカ離れを起こしている現在において、無条件にアメリカを支持してくれるのは、日本とオーストラリア程度しかありませんから。

2.
>自民党政府に一体どんな 「メリット」 があると彼らは考えているのでしょうか?

アメリカの意向に沿わない政権は、確実に潰されます。
逆にアメリカにコビを売る政権は、どんなに国民を弾圧しても政権維持ができます。
つまり、政権維持のためには、アメリカの意向にそうしかないのです。
現在自衛隊とアメリカ軍との一体化が進められています。
その状況が進めばすすむほど、アメリカからの独立は遠ざかります。

>自民党やその支持者の息子たちも戦場へ行く事になりますよね

有力者の子供は、戦争には行きません。
現にブッシュ大統領は、戦争に行っていません。
イギリスのヘンリー王子も、危険との理由でイラクには行かず、1週間程度アフガニスタンでの後方勤務になるだけのようです。
有力者の子供は、軍に入っても、安全な後方勤務だけです。

>なぜ自民党が戦争をしたくてウズウズしているように批判しているのか

実際戦争をしたくてウズウズしているのは、アメリカで、日本の政治家は、アメリカにコビを売るために、アメリカの戦争に協力したいだけにすぎません。
現在アメリカに予備戦力があれば、とっくにイランとシリアに戦争を仕掛けています。
場合によっては、ベネズエラなどにも、それができないのは、アメリカに戦力の余裕が無いからであり、自衛隊をアメリカ軍が自由に使えるようになれば、それだけ戦力の余裕が生まれますから。

集団的自衛権に熱心なのも同じ事で、アメリカ軍が侵略し、反撃を受けた場合に、自動的に自衛隊を参戦させるためには、集団的自衛権が必要であるため、強硬に求めているにすぎません。
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この回答へのお礼

詳しいお答え、有難うございました。
現行の日本国憲法を一番変えてほしいのは、たしかにアメリカ自身であったというのは朝鮮戦争の時の歴史に登場しますね。
その意味でも今後もアメリカ追随の方針を堅持した場合、やはり日本は危険な道を行くしかない事が考えられそうですね。
最近、憲法の事を考えているのですが、たとえばアメリカからの自立が叫ばれて久しいです。 これには防衛も含まれているとなると → アメリカの影響を全く受けない自立したの軍隊を持たなければいけない → 周辺の核保有国への対抗策として日本も核を保有しなければいけない、このような結論に到達してしまいます。
それを考えると、アメリカに追随しても、日米同盟を解消して自立した国として再出発したとしても、日本は危険な道を行くしかないという事になるのでしょうか ・・・

お礼日時:2007/05/24 14:38

私は改憲に必ずしも反対ではありませんが、


改憲したとしても戦争するはずがないというような主張には疑問があります。
必要なときはしますと正面から議論していただきたいです。

イギリスはアメリカと一緒になって、イラクで戦争をしたわけで、
戦争するということ自体は決して突飛なことではないとおもいます。

逆にいうとアメリカと対等なパートナーになるとした場合に、
(私の考えではなく、現実的には政府はこの方針で改憲を行おうとしていると考えられます。)
アメリカが自衛のためにする戦争になぜ参加しなくてもいいのでしょうか。
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この回答へのお礼

早速のお答え、有難うございました。
> 改憲したとしても戦争するはずがないというような主張には疑問 ・・
なるほど、そうかも知れません。 改憲派には心のどこかに今の日本が二度と戦争を起こすはずがないという、根拠不明な信念のようなものがあるかも知れませんね、私も含めて。
ただ、どうなんでしょう、現行憲法でも 「自衛権の行使」 という名目というか解釈改憲で海外で戦争が出来るように思います。 要は政府が今までの解釈を代えると宣言すればいいわけですから。
共産・社民がどうせ戦争も軍隊 (存在は認めていても、積極的に肯定はしていないと思います) も否定するなら、一層のこと改憲して、「自衛権も放棄する」 と明記するように主張を変えればいいのにと感じてしまいました。 
そうすれば、もっと両党の考えが私たちにもハッキリと分かるように思います。
この自衛権というのが考え方しだいでどうとでも解釈できるし、結構クセ者で永遠に結論が出ないように思います。
たしか過去の日中戦争は、いわゆる自衛権の行使から始まったのではなかったでしょうか。

お礼日時:2007/05/24 13:20

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