プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

こんにちは。

私はある薬品会社に勤務しておりますが、そこでは有機溶剤をふんだんに使用していて、体に対する曝露量も少なくありません。特に有機溶剤を多く使用する職場に移ってから、体のあちこちが異様にかゆくなり、炎症を起こし始めました。特にかゆみが出るところは、ウェスト、ひじ、ひざです。また、かきはじめると,どんどん痒い範囲が広がっていき、かいた後は黒い痕が残ります。

ただ、私がこのかゆみを有機溶剤のせいにするのは、経験からの推測であり確証はありません。皆さんの中に私と同じような経験をされている方、またはお医者さんで詳しい方はいらっしゃるでしょうか?また、このかゆみと炎症を有機溶剤が原因だとすることができるでしょうか?

ちなみに、有機溶剤はクロロホルム、メタノール、メチレンクロライドです。

A 回答 (6件)

有機溶剤の特徴には、揮発性・脂溶性・引火性があります。


揮発性がある為、空気中に蒸発しやすく、呼吸器や皮膚から吸収されやすいのです。
また、脂溶性である為、脂肪の豊富な脳などに取り込まれやすいのです。
有機溶剤中毒の症状と原因物質には、下記のようなものがあげられます。

共通した毒性
(1)中枢神経系麻酔:頭痛・めまい、意識障害(ほとんど全ての有機溶剤)
(2)皮膚粘膜刺激:皮膚炎・角化・亀裂・感染(ほとんど全ての有機溶剤)

特異的な毒性
(1)精神障害:意識障害・精神異常(二硫化炭素)
(2)視神経障害:視力低下・網膜炎(メチルアルコール・酢酸メチル)
(3)抹消神経障害:多発性神経炎(n-ヘキサン・トルエン・トリクロルエチレン・メチル-n-ブチルケトン・二硫化炭素)
(4)造血器障害:再生不良性貧血・溶血(ベンゼン・グリコール類)
(5)肝障害:肝直接障害(四塩化炭素・塩化炭化水素・二硫化炭素・ジメチルホルムアミド)
(6)腎障害:蛋白尿・腎硬化症(塩化炭化水素・二硫化炭素)
(7)血管障害:網膜細動脈瘤(二硫化炭素)
(8)悪性腫瘍:白血病(ベンゼン)

国家資格である有機溶剤作業主任者と衛生工学衛生管理者の講習を受講したことがあります。
上に記載したことは、この2つの講習会で学んだ内容です。
有機溶剤作業主任者の講習会の方は、どなたでも受講できますので、いずれは受講してみてはどうでしょうか。
参考までに有機溶剤作業主任者のURLを紹介しておきます。

nakaichi様の皮膚の状態を直接目で見て観察していないので正しいことは言えませんが、有機溶剤共通の症状の皮膚炎によるかゆみが疑われるでしょうか。

症状が気になるようでしたら、まずは早めに診察を受けることを勧めます。
「有機溶剤中毒予防規則(第30条の4)」には、「緊急診断について」述べられています。
労働者が有機溶剤により著しく汚染され、またはこれを多量に吸入したときには、速やかに、医師による診察または処置をうけさせなければならないとされています。

ご勤務されている会社では、定期検診に来る医師と職場が契約していないでしょうか?
検診に来ている医師が勤務している病院を紹介してもらって、その医師の診察を受診してみるのはどうでしょうか。
有機溶剤を使用している薬品会社でしたら、有機溶剤作業主任者と衛生管理者が職場に選任されていると思われます。
職場の有機溶剤作業主任者や衛生管理者に相談してみてはどうでしょう。どこの病院の医師が検診を行っているのか知っているかもしれません。

参考URL:http://www.tokyo-kasei.ac.jp/~sotsuken/98/matsuk …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
実は、私はその有機溶剤作業主任者なんです。(^^;

私の症状が有機溶剤のせいだとは思ってるんですが、他の人はなんともないのでいまいち、確信がもてないのです。

今日、有機検診の日程が発表されたので、その時に医師に相談してみようと思います。ありがとうございました。

お礼日時:2002/07/09 22:46

皮膚炎を起こしやすいぶしつは


アミン
酸・アルカリ
がん硫化合物
ベンセンなどのアルカン
です。医薬品ということから.微量のアミンの粉塵か蒸気が存在していませんか。
これらは.有機溶剤の定期健康診断では発見できません。
「黒い跡」は皮膚炎が回復した跡にメラニンが蓄積した状態です。ですから皮膚炎全般に発生する内容です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
なるほど、黒い跡は直った証拠ですね。

<微量のアミンの粉塵か蒸気が存在していませんか>
アミンという物質は初めて聞きます。何かに含まれているのでしょうか?酸、アルカリも多少使っていますが、蒸気の発生と言う点では有機溶剤の比ではありません。他の人はなんともないので、それらに対して皮膚が弱い体質なのかもしれません。

お礼日時:2002/07/09 20:22

職場の健康診断は受診されてますか?


特に有機溶剤を使用する人は一般健康診断以外にも
特定の健康診断が義務付けられていると思います。
そのような場で症状を申告してみては如何でしょうか?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
有機検診というのが年に2回あります。おもに内臓疾患に対するものなので、あまり意識してませんでした。今度の検診で相談してみようと思います。

お礼日時:2002/07/07 11:15

こんにちは。



ご存知かもしれませんが、有機溶剤をはじめとする試薬類には、MSDSという説明書みたいなものがあります。まずはそれを参考になさってはどうでしょうか。人それぞれ感受性に違いがあるためなんとも言えませんが、きちんと保護具を着用して使用するようにして下さい。それでも症状がおさまらない場合は、上司の方に相談し、アドバイスをしてもらうのも選択肢です。

あまり参考にならない回答ですみません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
MSDSはよく読んで、熟知しています。それに、保護具も着用してはいるんですが、明らかにここは保護具が必要だと言う時には着用しますが、それ以外は現実的になかなかしませんよね。においがなくても、溶剤蒸気は発生しているのでなかなか保護具も絶対ではありません。
で、結局毎日少しずつ曝露されることになるんですよね。この状況が改善されない時は、会社に相談しようとは思ってます。

お礼日時:2002/07/06 22:51

有機溶剤のデーターbookには、クロロホルムには、多少痒みが生じる場合有り、 皮膚の皮脂が溶けて 表面が白っぽくなるでしょ??



メタノールは、皮膚の皮脂は溶けるけど、刺激性は少ないはず。

私は色々な溶剤使うけど、皮膚に付着しても、上記の溶剤では、痒みはしょうじませんでした。  皮膚は弱い方ですけど。

溶剤は、ドラフトで使い、暴露を減らしましょう。
どんな環境で使用してますか??

メタノールは、大量に吸飲すると、目が潰れますよ。
 ホルムアルデヒドに 変化したときの影響。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
一応、薬品会社なので、有機溶剤のMSDS等を読み、熟知はしているのですが・・・

溶剤が直接皮膚につくような環境ではありません(毒劇物も使用しているので)。また、確かに直接皮膚に付着しても何もおこりませんでした。ただ、発生する蒸気を完全になくすことが困難で、いくらかは毎日吸引、または曝露されていると思います。(においがしなくても蒸気は出ているので)

問題は、毎日長年にわたって少しずつ吸引、または蒸気に曝露される事だと思うんです。

お礼日時:2002/07/06 22:11

メチレンクロライドの有害性について、「皮膚に付着した場合、わずかに刺激がある。

長時間又は繰り返し接触すると、傷みを感じ、最終的に発赤、水疱や薬傷に至る。吸入すると目まい、吐き気、嘔吐、及び頭痛を起こす」とありますのでもしかしたらこのせいかも知れません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
その可能性が大なのですが(ただし、直接の接触ではなく溶剤の蒸気との接触です)、推測の域をでないんですよね。むずかしいところです。

お礼日時:2002/07/06 21:46

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