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中国人の面子について教えてください。中国人との付き合いでは面子を大事にしなければならないと聞きますが、具体的にどんなことなのでしょうか。中国人にとっての面子は何でしょうか?

A 回答 (4件)

私も台湾もシンガポールも含めて中国系の人とはなしましたが、彼ら自身も日常においてこの存在を意識している感じがします。



面子という言葉も辞書によると中国語からのようですが(他の辞書ではわかりませんが)、辞書には
体面。面目。(面子)~を立てる、~がつぶれる
のような、第三者がいる場面での体面的な部分で表現する場合が多いと思います。中国系でもそれは同じなのですが、細かい部分でも面子が見え隠れします。

例えば部屋の中であなたとその中国人が会話をしていて、あなたが相手の間違いを見つけたりしたときや、否定したとします。
もしその部屋のどこかに1人でも別の中国人がいた場合、(あなたとの力関係にもよりますが)その1人に対してさえも面子を意識するからか、間違いを認めない、自分の意見に固執するなどの態度に遭遇する可能性があります(もちろん全員がそうだとはいいません)。

あなたとの力関係にもよりますがと書いたのは、これが上司と部下の関係の場合は反論しないかもしれないからです。
しかし日本人上司がよくやりがちなオフィスで怒ったり、相手の間違いを皆に聞こえる音量の声で指摘することは、部下は反論はしなくても「面子がない」「恥をかかされた」と感じているかもしれません。

日本だと「面子がつぶれた」「面目まるつぶれ」というような場合は、大勢の前で恥をかかされたり(原因は本人にあるのだが)、(発表会などで)自信を持っていたことがことごとく間違いを否定されたりして面子はつぶれる場合がありますが、しかし日本人は間違いは間違いとして認めると思います。
でも彼らはその場の力関係をみて反論できるなら、自分の発した言葉もすでに体面(人が世間に対してもっている誇りや面目)であるからか、その言葉や主張に固執するケースがあります。正しさは二の次で、奇妙な論理で正しさを押し通す場面にも遭遇することがあります。

さらに現地の女性(台湾人・シンガポール人)に聞いたところによると、つきあったボーイフレンドでその「面子」を強くもっていることを実感することが多いと言います。あきらかにおかしいと思う言動を指摘すると、彼らは彼女に対して言ったこと行ったことを改めようとしない、自分の意見に固執する。そういう傾向を強くもっている男性が多いといいます。

私にとって中国人の面子において、日本人が気をつけないといけないと思うことは、「他人の前での間違いの指摘」ならびに1対1や仕事であっても「間違いだからといって、問題点にばかりフォーカスしないこと。指摘した時点で相手の気持ちが傷つきはじめていることも察知する」ではないかと思います。

ちなみに先の女性たち(シンガポール人1人、台湾人1人)に「あなたの国の男性のうち『面子』を重要とする(つきあっていて感じる)男性の割合は何%くらいですか?」と聞いてみたことがあります。
それぞれたった1人づつに聞いただけですが、シンガポール人は「more than 50%」という答えをもらいました。
台湾人の女性からは、台湾人は男性だけではなく女性も含め「多くの台湾人が面子を意識している」とのこと。とくに男性は「愛面子=面子を気にする人、間違いを認めない人」が多いとのことでした。面子は「大男人主義」(男は正しい。男関白)と関係があり、「自尊心」の意味に近いことを教えてもらいました。現在でも面子がつぶれた、自尊心が傷いたと思う同僚を、他の同僚がたばこを吸いに喫煙室などにさそって、慰めるシーン(自尊心を回復させる)が日常で見られるとのことでした。

この回答への補足

ありがとうございます。やはり日本人の面子とは少し違いますね。やはり教育の違いなのか?本来の性格のちがいなのか? ありがとうございます。

補足日時:2007/06/30 16:15
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トリビアで、直接回答になってませんが、英語で lose face という熟語はまさに中国人からきたことばです。

たしか大陸横断鉄道建設のとき労働力を必要としていたときにやってきた中国人コミュニティ。
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例えば日本人が誰かの家に手土産を持って行った場合、多くは訪ねられた相手に気を使わせないよう「そこまで来たのでついでに寄りました。

」とか「貰い物ですけど、うちでは食べ切れませんのでお裾分けです。」などと言うのではないでしょうか。

でも中国語では「あなたに会う為だけに来ました。」とか「あなたの為にわざわざ買って来ました。」という言い方をします。

この場合、日本も中国も共に相手の面子は守っていると思いますが、表現の違いがあります。お尋ねの意味とは違うかも知れませんが、言葉によっても面子の立て方に違いが有るという例です。
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中国人は(台湾人も)人前で自分の失敗や欠点を指摘されることを非常に嫌がります。



もちろん日本人でもミスを指摘されることを喜ぶ人は多くないでしょうが、会社で 皆が見ている前で、上司が部下を叱ることはよくあることだと思います。

でもこれは中華社会ではタブーです。もし部下を叱るような時は、個室で一対一でやるのがマナーです。

私はこれで失敗した経験があります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。なるほど、、人前で失敗を指摘することは絶対に避けなければならないんですね。わかりました。

お礼日時:2007/06/30 16:11

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