No.3
- 回答日時:
タリバン政権が歴史に対して後退するような行動をとったから政権から引きずり落としただけです。
目的は達したので引き上げ。
めでたしのレベルはそんなにハッピーエンドではありませんよ。
彼らの目には韓国人ではなく朝鮮人という目ですよ。
同じアジアの人間でありながらキリスト教に改宗していては敵意の対象になりますしね。
ただ、世界的にこのミュースがどれほど人気があるのか分かりません。
そして日本でこれほどの話題になるのが解せません。
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
第二次世界大戦の頃より、強力な軍事力を持つ強国の正規軍が正面からぶつかり合う戦争の形態と、そのような強国の正規軍と戦場になった土地の不正規軍?(そのような言い方が妥当かどうか良くわかりませんが、レジスタンス・ゲリラ・便衣兵・民兵?などなど)が戦う形の戦争とが並存するようになりました。
一番典型的なのは、ベトナム戦争におけるアメリカ軍とべトコンの戦いでしょうか。
強国の正規軍は、「勝たなければ事実上負け」なのに対し、攻め込まれた側は、「負けなければ勝ち」という考え方で戦闘を行います。
アフガニスタンの場合、アメリカのように強力な武器を持たないタリバン側は、自分達が有利な時以外は戦わず、戦わない時は分散して民間人の中に紛れ込みます
正規軍の常駐している、首都カブール周辺や都市部は、アメリカ軍のコントロール下にありますが、それ以外の正規軍の居ない土地は、潜在的にタリバンの影響力の強いままです。多民族国家のため、北部のように地域全体が現政権支持と言うところもありますが、南部・西部には事実上タリバンの支配地域もかなり残っていて、拡大傾向にあります。
(アメリカが来て、暮らしが楽になると思っていたが、何も変わらないと分かってきたので、まだ地元の意向が伝わるタリバンの方がよいとの考えに戻りつつあります。)
アメリカは、「敵をたたくときに、民間人を犠牲にしても仕方がない」戦略をとっていますから(アメリカ国内では、テロでハイジャックされた民間機にどれだけ民間人が乗っていても、撃墜されます。)、海外でもその方針は変わりません。
タリバン兵士が居るとわかれば、できるだけピンポイントで狙うようにはしますが、攻撃します。
この攻撃兵器が強力で、回りの民間人が巻き添えになるのです。その結果、巻き添えになった民間人の親族・友人が新たなタリバン兵となって、戦闘に参加するようになります。結局タリバンの兵士の数は、全然減りません。
基本的には、このサイクルは止まらず、タリバン側は戦い続けて永久に戦闘を続けることになりますから、タリバン側に負けはありません。
アメリカ側が戦闘を中止して、撤退する時にしか終わりは来ません。
日本は、70年前に中国に攻め込んだとき、同じ状況に陥りました。
アフガニスタン、そしてイラクも典型的なゲリラ線になってしまいましたね。
そしてゲリラを裏で支える勢力がいくつもあるので、見通しは立ちそうにないですね。
No.5
- 回答日時:
No.3の方がもっともらしいことを述べてますが、一つ見落としがあります。
ゲリラ戦は人命の損失さえ考慮しなければ、安上がりで効果が高いのですが、ゲリラ戦を継続するには補給基地が必要なのです。
では、タリバンの補給基地はどこで行っているかというと、隣国のパキスタンです。
パキスタンとアフガニスタンの国境沿いには、トライバルエリアと呼ばれるパキスタン政府の支配が及ばない地域があります。
ここには、アフガニスタン南部に多く住んでいるパシュトゥーン人が国境をまたいで住んでいるため、タリバンが拠点として使うにはもってこいの場所なのです。
アルカイダのビン・ラディンも、もし生存しているとしたら、ここに潜伏していると考えられます。
現在のパキスタン情勢は、政治が極めて混迷しています。
もともと、国内にイスラム過激派を抱えており、これが軍にまで影響力を及ぼしているため、政府を手を焼いているのが実情です。
ついこの前、とうとうパキスタンの治安部隊が、過激派の根拠となっているモスクを占拠しましたが、これに反発する形でアフガニスタンでテロ攻撃などが増えています。
正直、アフガニスタンの混乱は長引くものと予想されます。
隣国のパキスタンの政情が安定して、今まで聖域だったトライバルエリアまで政府の治安の手が届くようになれば、タリバンの活動も衰退に向かうでしょう。
(最悪、タリバンとイランが手を結ぶ事態も考えられなくもないですが、もともとタリバンとイランが支援してきたハザラ人の組織は、長年敵対していたため、今のところこのリスクは除外しても構わないと思います)
先日のNHKの放送によるとパキスタンも神学校事件以来、ムシャラフ政権の
基盤はゆらいでいるみたいですね。
トライバルエリアを奪回してタリバン掃討は無理ぽいですね。
No.7
- 回答日時:
No.5の方へ。
ご指摘ありがとうございます。
質問者さんへ
ゲリラが継続的に活動するには、No.5の方の指摘のように、確かな補給拠点が必要です。軍事についてあまり詳しくない方のようにお見受けしましたので、これに言及しないのは手落ちでした。お詫びいたします。
No.8
- 回答日時:
タリバン政権は敗北はしましたが、アフガニスタン南部やパキスタン国境地帯へ逃れゲリラ戦を継続していました。
最近、タリバンの勢力が強くなっきたのには幾つかの要因があります。
1.政府への国民の支持の低下。
アフガニスタン政府の効果のあがらない経済政策と資金不足の為に、アフガニスタンでは失業と貧困が酷いのです。また、去年は干ばつや自然災害で食料生産が激減し、250万人が食料不足に苦しみました。
新たな政府が発足して6年にもなるのに、一向に生活がよくならない事に国民は政府への不満を募らせています。その為、国民の中にはタリバン政権時代の方が生活に困らなかったと思う者も少なくなく、タリバンを支持する人が増えているのです。
また、タリバンは職にありつけない若者を兵士に採用するなどして、兵力を強化しています。
最近では、多くの一般市民がタリバンに参加しているとも言われています。
2.国際治安支援部隊の兵力不足と行動制限。
現在、アフガニスタンには治安維持の為に複数の国家の軍隊が駐留しています。しかし、その数は3万6000名で、アフガニスタン全土を安定させるには圧倒的に兵力が足りません。この事について、先月の18日に英国では、軍が兵力が不足していると議会で報告したばかりです。
これはアメリカに主要な原因があります。イラクで厄介な状況に陥り、兵力をそちらで必要とする為、アメリカ軍はアフガニスタンに大規模な兵力を送る余裕がないのです。
また、フランスやドイツは派遣している部隊について「戦闘は防衛的なものに限る」「激しい戦闘が予想される地域には行かない」という行動制限をしています。その為、タリバンの勢力が強い南部地域に派遣する事ができず、少ない兵力がますます、有効に使えなくなっています。
つまり、タリバンは政府の失策を突いて国民の支持を増やし、兵力を強化しています。一方の国際治安支援部隊は兵力不足と各国の行動制限から思うように戦えないでいるのです。
その結果、タリバンの勢力が再び大きくなり始めているのです。
なお、タリバンの主な資金源は麻薬ですが、最近ではイランから武器援助が入っているという話があります。
今年の7月31日にアメリカ軍のマレン大将は上院軍事委員会で、イランがタリバンへ武器援助等を行っていると発言しています。
カルザイ氏のアフガニスタン統治は上手くいってないんですね。
さらに国連部隊も機能不全のようですね。そもそもゲリラ戦に国連部隊駐留が効果あるのかは疑問ですが・・・
No.9
- 回答日時:
4.5.8.を合わせると、ほぼ完全回答となるかと思いますが、一つ追加させてください。
興味があって、新聞の国際欄の隅までチェックしたり、ネットで時々アフガニスタン関連サイトを見たりする人は別として、普通の人にとって、テレビニュースや新聞の一面記事にならないと記憶が薄れていき、過去の出来事となり無意識に済んだものとなっていきます。
バーミヤンの石窟爆破もそうですが、何か時々ニュース性のある事件を起こさないと、ゲリラ的戦闘に対する外国からの支援が(特に石油資金を持つイスラム原理主義者の金持ちから)、同じ理由で徐々に減ってしまうのです。
「タリバン復活?」と思ってもらうことが、今回の誘拐によって目指した目的の一つであることは、間違いありません。
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