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この夏、3回目の富士登山を予定しています。過去2回はトレッキングシューズをはいていきましたが、富士登山の場合、スニーカーのほうがいいような気がしています。
 この夏、予定しているのは吉田口から登り、大砂走りで御殿場口へ降りるルートです。特に大砂走りは、富士登山マラソンを見ると、スニーカーの方が正解かな、と。
 皆さん、ご意見お願いします。

A 回答 (2件)

 正解とはもちろん言えませんが、間違いとも言い切れません。


 靴に限らず、道具は何がベストでどこまでが許容範囲か、というのは人によってまちまちだからです。

 マラソンだと確かにスニーカー(正確にはトレイルランニングシューズ)が正解でしょうが、砂が遠慮なく靴の中に入ってくるので一般的にはベストな選択だとは思えません。
 また、そのようなカットの浅い靴で登山をするには強靱な足腰が必要です。
 トレッキングシューズは地面からの衝撃をやわらげることによって疲れを軽減し、また足首をホールドすることによって捻挫などを防止しています。
 カットの浅いトレイルランニングシューズには、それらの機能はほとんどありませんから、靴のサポートなしでも足を支えられる強い足腰がなければ必要になります。ましてトレイルランニング用ですらない普通のスニーカーでは、最低限のグリップ力すらない靴が多々ありますから、危険はより大きいと思ってください。

 別にどこでも何でもトレッキングシューズがベスト、というわけではありません。本当は剱岳や槍穂高のような「岩場が多い山」はビブラムソールのトレッキングシューズよりローカットでクライミング向けのソールを張った靴の方が遙かに歩きやすく安全だったりします。
 ただ、そういう靴は剱や穂高でもよく出てくる雪渓には無力です。ですから、総合的に考えるとよほど雪上歩行技術に優れた人でない限り、トレッキングシューズがベスト、ということになるわけです。
 富士山の場合は砂の斜面が多いですから、まずソールはパターンの深いラグソールの靴がベストです。なので通常は普通のトレッキングシューズ、ということになるでしょう。

 まあ夏山に限って言えば、ビブラムのラグソールと深いカットの、ふわゆる「トレッキングシューズ」は、どんな路面や状況にも大きな破綻なく対応できる「無難な靴」ではあっても、砂や雪の斜面を除いては決して「ベストな靴」ではありません。
 ですが、その他の靴は限られた状況にはベストですが、その他の状況に対しては大きく破綻する危険性が高い靴となります。
 それをきちんと自分で判断できる人であれば、トレッキングシューズ以外の靴を選択するのもありだとは思います。まあそういう人は「自分で判断する」ので人には質問しないのですが。

この回答への補足

非常に分りやすい回答をありがとうございます。私は、岩場も雪渓も無いような山なら、スニーカーのほうが軽快で、歩きやすいのではないか
と単純に考えていましたが、確かに富士登山は砂という問題がありますね。

補足日時:2007/08/11 11:35
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富士マラソンは【マラソン】ですのでスニーカーで走りやすいことに重点を置いていますが、そうじゃないのであれば絶対に登山靴でしょう。

正誤を問うなら【間違い】でしょう。
テレビで見ていてもわかるかと思いますが細かい砂利の道ですのでスニーカー等のローカットの靴ですとすぐに石が靴の中に入って痛くて歩けません。石の侵入防止にスパッツを巻くという事も考えられますが、基本が登山ならば登山靴にしておいた方が良いと思います。
スニーカーで登ったり、革靴で登ったりしている人がいます。そして「登れた」という事でスニーカーで大丈夫と言う人がいますが、それは言葉通り登れただけであって、偶然に過ぎないと思って頂きたい。
例えばスニーカーで登っていて頂上で大雨になったら?登り始めてすぐなら引き返すことは可能ですが頂上であればかなりの距離を下らなければなりません。自己責任という言葉を使う人もいますが、動けなくなってしまったら?誰かが救助しますし、その費用はどうする?等など。
しっかりした装備、もしもの事まで想定して準備を行ってほしいと思います。
ここ数年での富士登山のブーム再燃で登山初心者の富士登山が増えています。軽装で登っている姿を見ていると「何かあったらどうするんだろう?」とただただ不安になります。「他の人が大丈夫だったし、自分も大丈夫だろう」これは登山だけではなく日常生活でも非常に危険な考え方だと思います。
誰にも迷惑をかけず登山を終えられる事(準備を含む)が本当の自己責任ではないでしょうか?
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