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ウランの可採年数はどうしたら増えるのか、なるべく簡単な語句で教えてください。

A 回答 (2件)

だいぶ前のことですが、大学で原子力関係を学んだことがある者です。



天然ウランの同位体構成は、ウラン235が0.7%、ウラン238が99.3%です。
現在、国内の原子力発電に寄与しているのは、ウラン235のほうだけです。
原子炉内では、ウラン235が中性子と核分裂反応をしています。

ちなみに、
原子炉の燃料棒は濃縮ウラン、すなわち、ウラン235の構成比を数%に高めたものです。
そうしないと、核反応が持続できないからです。
(北朝鮮問題のニュースでよく出てくる「遠心分離機」とは、ウラン濃縮をするための機械です。)

ところが、
ウラン238も燃料に使えるのです。
原子炉内でウラン238がプルトニウムに変わり、
そのプルトニウムが中性子と核分裂反応をします。
この方式の原子炉を高速増殖炉と呼びます。

なお、
両者の中間の、プルサーマルという種類の原子炉が開発中です。
それは、ウラン235とプルトニウムの両方を燃料としたもので、
使用済み核燃料をリサイクルしたものを利用することができます。


高速増殖炉
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E9%80%9F% …

プルサーマル
http://www.tohoku-epco.co.jp/genshi/pul/index.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AB% …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
知りたかったことを詳しく教えていただき、助かりました。

お礼日時:2007/08/17 10:45

石油と同じです



1.探鉱 確認埋蔵量が増えます
2.採掘技術の改善 実質埋蔵量が増えます。そして現在の鉱山の寿命がながくなります。
3.省エネ 使う分が減れば採掘量がへって、可採掘年は増えます。

この回答への補足

回答ありがとうございます。
質問した後に分かったのですが、原子燃料サイクルを用いて、ウランをリサイクルすると約80年から約2000年まで延びるらしいです。
もしこのことについて詳しく知っているようなら、もう少し詳しく教えていただけるとありがたいです。
よろしくお願いします。

補足日時:2007/08/16 20:38
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