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2003年5月に発覚したニューヨーク・タイムズ紙のジェイソン・ブレアの捏造事件について、
捏造記事の内容や事件の経緯等の詳細を教えていただけないでしょうか?

また、スティーブン・グラスの時と比べて、世間の反応が厳しかったのはなぜでしょうか?
調べてみたところ、「グラスの方の記事は、突拍子もなく小説のような内容だったから、
人々は呆気に取られて批判する気にもならなかった」とあったのですが、
その理由だけではここまでの違いにはならないと思います。
また、黒人(ブレア)・白人(グラス)の違いも根本的な原因ではない気がします。
他にどんな違いがあったせいで、ここまでの批判の大きさの違いに繋がったのでしょうか?

A 回答 (1件)

ジェイソン・ブレアの件はちょっとわかりません。



スティーブン・グラスの行ったことは映画「ニュースの天才(原題:Shattered Glass)」で描かれてました。
小説というより、最初は小さなところから事実を曲げはじめ、最後のほうでは、偽装会社の留守電の声を自分で真似たり、ありもしない企業のホームページを市販のソフトで作ったりと(すごいチャチなサイト)、子どもや素人でもやりそうな捏造でした。
しかも世間だけではなく、社内の同僚も記事のおかしさは感じつつも、欺かれていたことに気がつくのは最後のほうでした。

彼の捏造がちょっと異質なのは、彼の書いた捏造記事は1つや2つではなく、長期にわたり数もかなりあったと記憶しています。
そして、そのだまされていた時間の長さが、叩き返すには長すぎたのではないでしょうか。
つまり1発記事のでっち上げが暴露された場合は、事実の把握も比較的簡単ですし、バッシングするポイントもはっきりします。
グラスの場合はあまりに長きにわたったことと、実際にはどの記事がでっち上げなのか(彼が白状したものが、本当に全部なのかどうかも含め)、捏造の全体像把握にかなり時間がかかっていた記憶があります。

この彼が実際に捏造記事を書いていた時間の長さと、発覚したあとの調査にかかった時間の流れもあまりに長かったので、何が本当におこっていたのか雑誌社側も告発側もきっちりと把握・発表できず、またニュースを聞いていた世間も「またあの話か。いつ真実にいきつくんだろうね」みたいな感じだったと思います。なのでフェードアウトした感があります。

ちなみに映画の最後のロールに、たしか解雇されたあとに自伝を出したら、それもまた売れて人々に読まれたことが書かれていたような記憶があります。

参考まで。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

私も「ニュースの天才」は視聴しました。
実はグラスの件はまた別で調べていて、こっちの方はもう結構調べられたんですよ。
ですが、ブレアの件はどこを探しても詳細が載っていないので、ブレアの件を知りたくて質問したのですが…。
また、どうやらブレアの行った捏造も3年以上に渡って行われていたとのことなので、期間の長さもおそらく批判の大小の原因ではないと思います。

ですが当時の感想を教えていただいて参考になりました。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/08/30 21:15

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