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真空のエネルギーとダークエナジーは、性質の違う
物ですか?

A 回答 (3件)

真空のエネルギーは、素粒子の基本理論によって予言され、実験でその証拠を探そうとしています。

ヒッグス機構というのがそれです。昔は真空とは真にエネルギーも物質も0の状態と考えられていましたが、ヒッグスは物質に質量があることを説明するために、真空に有限の構造を与えました。エネルギー的に安定な状態を真空とすると、もっとも安定な状態がエネルギー的にはゼロではなくなり、その結果物質に質量が与えられるのです。これがヒッグス機構です。この理論によってヒッグス粒子の存在が予言されていますがまだ見つかっていません。近く完成するLHCでヒッグス粒子が見つかるかどうか期待されています。

一方宇宙のダークエネルギーはまったくわかっていません。これは宇宙の膨張を詳しく調べてわかった現象です。宇宙の膨張はどうやら現在加速していることがわかってきました。加速するということは有名なアインシュタインの方程式で彼が考えた宇宙項Λです。これは理論的には何の根拠もありませんが存在することは確かなので、これが何なのか世界の理論物理学者が日々頭を抱えながら議論しているところです。
ダークエネルギーはアメリカのマイケル・ターナーが名づけたもので、わかりやすい名前のため広く使われるようになりましたが、本人もいっているとおり、日常使われる意味のエネルギーとは違いますし、その原因もわかっていません。
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この回答へのお礼

貴重なご回答、ありがとうございました。 真空のエネルギーと
ダークエネルギーは、同じ物なのかと思っていました。
LHCの完成で、ヒッグス粒子が発見されれば、新しい理論が、
確立しますね。CMBの発見で、新たな宇宙像が確立したように
・・。

お礼日時:2007/10/25 20:43

教程で行けば、ダークエネルギー=宇宙項。


「ヒッグス粒子の作る場がスカラー場であると期待されている。」
スカラー場自体が一切わかっていない。

こう言う状況。
もちろん、ヒッグス粒子→真空のエネルギーと直結する学者もいる。


現在の問題は、
インフレーションの原因、インフラトンがスカラー場の
真空エネルギーとする仮説をすんなり説明出来るかどうか。

膨張が場の真空エネルギーの作用であると説明出来るかどうか。

最も重要なのは、宇宙項は収縮、膨張に関係無くエネルギー密度が等しい事。

>光と干渉出来ないので見る事が出来ない
ヒッグス粒子→光と相互作用を持たない。(見えない)
ダークエネルギー 見えない。

#1の最後の項を噛み潰し、誰にでもわかるようにすると、
仮定として、

光と相互作用を持たない粒子=

ヒッグス場=スカラー場の真空のエネルギー=ダークエネルギー
の可能性もあるという事を示唆しています。
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くどくなります。

念の為。
また、通説は採用しておりません。
教程を無視して説明します。

宇宙は閉じていないとエントロピーの法則で外にエネルギーが流出してしまいます。外が0に近い場合、宇宙はいずれ0になります。

私的解釈では、
閉じてるとすれば、消滅したエネルギー(フォース)は形を変えて出現する。

事実的に、
「真空状態からエネルギー発生が観測された。」
この概念に近いのが真空のエネルギーです。

左手を見れば、空間は右と左へ膨張しています。
これでは空間が圧縮されてしまいます。

空間は、画像が2倍になるように、均等に膨張しています。
つまり、「内側」にも、「外側」にも膨張しているのです。

空間には、「内側に広がるエネルギー」が存在します。

これは現在考えられている物です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99% …

宇宙が閉じていない場合、
光速を突破した膨張力は、エネルギー交換を許さない。
も、否定はしません。

ダークエネルギーの解釈ですが、見えない粒子の場合、
(光と干渉出来ないので見る事が出来ない)
が、他の方法で存在を捉える事が出来ましょう。

実際の解釈はこれです。
マイナスのエネルギーですので少し解釈は違うようですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%BC% …
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