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三浦綾子の塩狩峠について読んだ方に質問です。

高校の時、友人が塩狩峠を読んでとても感動したと聞いたのであらすじを教えてもらいました。

そのあらすじは、
実話をもとにした話でキリスト教信者の青年が、ブレーキが利かず暴走する電車の車輪に自らの身をかませ乗客を救った、というものでした。

なぜだかわからないのですが、その話を聞いてとてつもなく気分が悪くなりました。
本当にそうしなければ乗客が助かる方法がなかったのでしょうか?
それ以来本屋で塩狩峠の背表紙を見るだけで言いようのない恐ろしさが襲ってきます。
そんな状態なので自分で中身を確かめる事は出来ません。
そこで質問です。

(1)私の聞いたあらすじは間違っていないのか。
(2)あなたから見て本当に主人公が身を投げ出すしか乗客が助かる方法がなかったと思いますか?
私なら乗客全員の着ている洋服をつなぎ合わせてまとめて車輪に引っ掛けますけど、そんな事は出来ない状態だったのでしょうか。
それも中身を確認できないのでわかりません。

ご意見お聞かせください!

A 回答 (3件)

小説のその場面は、急を要する事態だったので他の乗客と協力して~ということはたぶん不可能、止めるためのブレーキのレバーのようなものがあったのですが、固くて作動させることが出来なかった、という感じで列車から飛び降りていました。



個人的な感想としては、私も質問者さん同様にあまりいい気持ちにはなりませんでしたね……。
いくら咄嗟のことでもすぐそこに人がいるのですし、人を呼んで一緒にブレーキを作動させることも出来たんじゃないのか、と思いました。
しかも主人公は何年もの闘病の末やっと回復した女性との婚約をしにいく途中でした。
その女性のことを考えると主人公の自己犠牲も少々身勝手に思えてしまえましたし……。自己陶酔の自己犠牲のようにも見えて……。
実話をモデルにした小説ですが、実際には「ブレーキレバーを作動させようとして、謝って転落し死亡した(自ら投身したわけではない)」という話もあったようです。昔のことなので真偽は分かりませんが。
作者はあとがきで事故死の可能性を否定していましたが、作者自身がその場に居合わせたわけでもありませんし、その場に居合わせた人に話を聞いたわけでもありませんし、ご都合主義の希望的観測とも言えるかも知れません;

確かに感動的な物語ではありますが、私はキリスト教への複雑な反感もありあまり好きではありませんでした。キリスト教信者の方が読む雑誌に連載されていた小説です。キリスト教を信仰していない人にとっては違和感を感じてしまう部分はあると思います。
質問者さんがおっしゃっている「気持ちの悪さ」もとてもよく分かります。
真綿で首を絞められているような小説でした。個人的な感想ですが。

……だいぶ偏った意見ですが、参考になりましたら。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。

私もキリスト教を信仰しているわけではないので理解できないのかも知れません。

真綿で首を絞められているような小説ですか…。
やっぱり私には向いていないのかもしれません。

大変参考になりました。有難うございます。

お礼日時:2007/10/29 13:41

主人公が身を挺して乗客を救ったというそこの部分だけ想像されているようですが、本の内容は残酷さはぜんぜん感じられず、涙なしでは読めないとても感動する本なので、是非、読んでみて下さい。

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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。

私は残酷さには耐性があります。
ただ、自己犠牲を闇雲に肯定する姿勢に疑問を感じると言うか…。
そうするしか方法がなかったというのでしたら納得できるのですが。
でもそこがわからなければやっぱり読むことは出来ません。
いつか読める日がくるといいなと思っています。
有難うございました。

お礼日時:2007/10/28 20:09

あらすじは、おおむね間違っていません。


正確には、山道で連結が外れて逆走しかかっている最後尾の車両を、加速する前にレールに身を投げて止めたのです。
で、他に方法がないかどうかですが、ちょっとわからないです。普通、そのままペチャンコにされて列車は進むと思うのですが。
また、人の身体一つで止められる速度ならば、乗客が飛び降りても平気な速度のはずです。
実際にあった話らしいですが、他に方法がなかったという事はないと思います。
故人を貶める気はないですが、他の方法で止めようとしたけど結果的に轢かれた、という可能性もあるかと思います。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。

私ももちろん実話の方というかその個人を貶めるつもりは毛頭ありません。
小説になった時点で脚色もあったと思いますし。
ただ回答者さんがおっしゃる通りなのでしたら、小説のなかにおいてはかなり矛盾があり人の命を軽視しているともとれますね。
有難うございました。

お礼日時:2007/10/28 20:23

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