No.13ベストアンサー
- 回答日時:
勝ち組 負け組がなぜ生じるか?
人間の数だけ価値観があるから。
単純のため
Aさんの価値観をaとして、Aさんが最高の価値を持つ
Bさんの価値観をbとして、Bさんが最高の価値を持つ
Cさんの価値観をcとして、Cさんが最高の価値を持つ
とすると、価値観aではB,Cさんは最高の価値を持てません。負け組です。
ここでa、cがほぼ等しいとすると、ABCの三名の社会では、社会としてBさんは負け組になります。
ここで、負け組を補正して勝ち組にする、あるいは勝ち組と負け組を等しくするための保証行動を取ることを考える。
これは、上記のABCにおいて、Bさんの価値観bを意味のないものとしなければなりません。
社会として勝ち組・負け組をなくす行動は、負け組の価値観を否定することになります。
自己の持っている(この場合Bさんのbという価値観)を否定される社会がいいのか、否定されない社会がいいのか?
とすると、私は否定されない社会がベターだと考えます。
克服されていない疾病ではなく、多様性を持つ人間の必然だと考えます。
多様性が「勝ち負け」というストレスを生み、しかし多様性自体は人間社会を回して行くという電位差を提供しているという、一筋縄ではいかない社会の法則でしょうかね。
No.19
- 回答日時:
まず、勝ち組負け組みというものがあると考える場合、人間たちが何か同じことについて競争をしているという見方からの評価であると考えます。
マラソン競技をすれば1位からビリまでの順位がつき、1位の人が勝ち組で他が負け組みとなります。しかし、人間たちはかならずしも他人と競争しているわけではありません。ミルは人間にとって幸福は多様であり、動物的な快楽に基づく低次の幸福もあり、また精神的な快楽に基づく高次の幸福もあり、感受能力の低いものは低次の幸福で満足でき幸せであるが、豊かな天分を持つものは容易に満足することは出来ないといい、人間性の向上というより質の高い精神的な快楽を求め続けるよう勧めています。
人間たちの飽くなき経済活動により、自然環境は破壊され、地球温暖化など環境悪化が進んでいます。ミルは人間たちはすでに物質的な豊かさを満喫しており経済成長を追及しない社会の実現を提言しています。
後から生まれてきた人たちに恨まれないよう、富の適正な配分と循環型社会の実現が望まれます。
本当のリサイクル社会、金銭欲で回っているのではなく、道徳と買い切る意思向上心で回っている社会が訪れれば、そんなものはあってないようなものになるでしょう。
No.18
- 回答日時:
お金や地位に対する執着心があるかないかでしょう。
お金なんか要らないと毎日ぶらぶらしている人がいわゆる勝ち組に入れるわけがない。
自動的にお金や地位や名誉が入るのなら誰も努力なんかしない。
人を貶める機構は確かにありますが、ことお金に関して人には騙されないくらいの知識がすべての人にあればそんなものはなくなる。
でも実際はお金に対する意識が低い人が少なからずいるからお金対する執着心の強い人にどんどん吸い取られていく。
疫病かどうかはわかりませんが、お金に対する知識や意識がもっともっと高くなれば貧困という病から多くの人は救われるのではないでしょうか。
そうですね。
金銭への執着心が一番の原因だと思われます。それらに続いて名誉欲地名欲その他でしょうか。もし、金などたいしたことないという社会になれば消滅する意識でしょう。
No.16
- 回答日時:
それは資本主義だからです。
理想的な共産主義の社会ならば
勝ち負けなど存在しません。
まぁそんな社会は難しいかと思いますが。。
No.15
- 回答日時:
日本国内で最近よく言う勝ち組負け組はともかく、勝ち残る者とそうでない者を必然的に分けてしまう機構はあるように思いますね。
社会システムは、これを長期に無傷で維持してゆくことが最優先であって、博愛を発揮して弱者を含め国民全体を救済する類の福祉国家の樹立のプライオリティが低いからでしょうし、これをやってしまうと国自身が経済面で世界の中で負け組になる恐れがあるからでしょう。
また、そもそも人間は、不条理にも生まれたときから、親の経済状態、家庭環境、容姿、遺伝的要素等不公平な存在で、法の下での平等保障は理念であって、法的には公平に扱うにすぎません。この差を補償するわけではないのです。
全員が平等に自動的に勝ち組、または、少なくとも、負け組をなくすという理想は遠いように思いますね。
人間の本質に由来するのかもしれません。
10人の人間の集団に、5切れのパンを投げ入れたとき、これを奪い合うか、分け合うか・・・でしょうか。
わかります。なにか、個人の幸福と社会システムを同一線上に考えたいということが自分の中に不当にありまして、それがこういう質問を生んでいるのです。観点をずらしていって、社会システムは個人の幸福と関連がないのだということにすれば、実に明快です。
No.14
- 回答日時:
他の方が価値観の違いということを指摘されていますが、私もその意見に賛成です。
「勝ち組」「負け組」という言葉がどこから生まれたのかは、分かりませんが、結局は価値観の違いですね。
昔、「女30で結婚してなければ、負け犬だ」なんて言葉がありました。
しかし、女性の中には「結婚しなくても平気」って人もいるでしょう。
また、男に対してはこの「負け犬」という言葉は使われていなかったように思います。
この言葉は、
酒井順子がベストセラー・エッセイ『負け犬の遠吠え』で、
==Wikiより===
「どんなに美人で仕事ができても、30代以上・未婚・子なしの3条件が揃った女は負け犬」だと甘んじてレッテルを貼られておいたほうが世間とうまくやっていける、と独身女性の処世術を説いたこと
==引用、以上==
というのが、スタートなようです。
ただし、必ずしも著者が意図した意味ではないようです。
「負け犬」という言葉が一人歩きし、特にマスメディアによって流布されたことにより、「負け犬=ダメ女」みたいなイメージが作られ、それに反発するように「負け犬で何が悪い」という人が現れたりしたようです。
(私個人も、そのエッセイを読んでいないので著者の意図は分かりません)
結局、こうした言葉が生まれるのは、その時代その時代に合わせて誰かがキャッチーなコピーを考え、それをマスコミなんかを通して流布されるだけのような気がします。
それを真に受けて、あまり言葉に捕らわれるのは意味のないことに思いますね。
経済的といういみでは、「全員勝ち組=共産主義社会の実現=理想社会」ということであろうかと思います。
これは、人間の経済活動の宿命みたいなモノですね。
ある国会議員なんかが「ある程度格差がないと、競争が生まれず、経済が活性化されず、社会が停滞する」というような感じの発言をしていました。
これは、ある意味では的を射た発言であると思います。
しかし、問題はこの時の「格差」という言葉が何処を指すのかが問題です。
例えば、
1.「六本木ヒルズに住んでる人」と「平均年収のサラリーマン」との格差であるのか、
2,「六本木ヒルに住んでる人」と「ネット難民と言われる人」との格差なのか、
3,「平均年収のサラリーマン」と「ネット難民と言われる人」との格差なのかで変ってきますよね。
先の国会議員の発言が、1であればある程度容認できる人は多いと思います。
しかし、昨今問題になってる格差は2ないし3なワケです。つまり、2,3を問題にするひとは、「格差」よりも「貧困」を問題にしているのです。(その辺りの食い違いが、しばしば国会討論で見受けられます)
で、「勝ち組」「負け組」もどの人を「負け組」と言うのかは、人それぞれですね。(「勝ち組」は「六本木ヒルに住む人」というイメージの人が多いでしょうが)
まぁ、「勝ち組・負け犬」というのも「負け犬」というのも誰かが考えたキャッチコピーであり、それが(作り手の意図は無視され)マスコミなんかを通してイメージ先行で流布されただけの曖昧な価値観でしかないのでは?
というのが私の答えです。
参考になれば幸いです。
参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%A0%E3%81%91% …
まず、潜在的な需要?があってマスコミがそれに拍車ときっかけを作る。そういう構造だと思いました。この場合大事なのは、その「需要」で「ランク付け」「カテゴライズ化」という操作を一般人は好んでいるのだと思われる。そして幻想を作り出しそれがまことしやかに流行する。
国会議員やら何とか議員の焦点は本当にずれまくりであって、もっと体と感性をはって仕事をしろ!ということです。
No.12
- 回答日時:
背の高い人と低い人、どうしてそういう区別が生じるのでしょうか?
なんで自動的にみんな背の高い人になれないんでしょうか?
……というのと同じではないでしょうか。
その集団の平均身長が150cmでも2mでも、一番高い人と低い人の身長差が50cmでも5mmでも、構成員がふたりでも60億人でも、どうしたって存在する相対的な概念に、ただ呼び名を付けただけです。
『その分類(基準)に意味を見出すかどうか』だと思います。
人の顔に美醜があるのはなぜか?
寿命に長い短いがあるのはなぜか?
いずれも同じだと思います。
多くは、どうしても相対論から抜け出ませんね。あるいは幸せ感とか不幸感というものに翻弄されてしまう。その「感情」負けてしまう。それより高い考えにどうしても染まれないという感じです。
No.11
- 回答日時:
「何で自動的にみな勝ち組になれないんでしょうか?」
自動的にみな勝ち組という世界の住人であることが真だからこそ「勝ち組負け組みのある世界」に生まれてたかだか80年ぐらい苦労してみるんですよ。そうしないと少しも進化しないから仏がそういうシステムを作っただけのことです。旅先で「勝ち組負け組」はないでしょう。この世の80年ぐらいがすべてだと思うから「勝ち組負け組」という発想になるんですね。過去も現在も未来も続いている世界の住人であることがわかればこの世はなんともこっけいな世界ですよ。勝ち組の成功者が実際は大失敗者であったり負け組みが実は大成功者であったりわからないものですよ。お国の英雄がとんでもないことになっていたりね。たかだか人生80年の価値観が正しいとは限らないということなんですね。
仏道的な考えというのは、真理を含んでいるのでしょうが、あまりにも世俗離れしたところにあるので境地に到達できないであまり省みられないです。その限界性をあえて解脱しないこともありでしょうね。
No.10
- 回答日時:
>仮にあると考えると、
経済学という物差しは必ずしも個人の幸せを測るものではありませんが、仮に経済学的に人の幸せを考えてみましょうということですね、それがたぶん経済学というものだと思います。
「気の持ちよう」ではなく、勝ち組と負け組みがあるとするならば、それぞれの価値観は別においておいて、資本主義の性質と言えるでしょう。経済活動をすれば減ったり増えたりするものです。だから負ける人と勝つ人がいます。
資本主義システムを搾取する「ヒトを貶める」と考えるヒトもいますが、さまざまな問題があるにしても、金を媒介として現在それなりにうまく成立とするシステムと捉えられると思います。「価値を創造するヒトが多く価値媒体(お金)を手に入れられる」と考えれば、お金社会のうまくできたシステムと考えられるでしょう。ただサラリーマンならば、生涯年収が決まっているから、あらかた負け組みと勝ち組と2元的に考えられます。
資本主義に必要悪というか欠点もあるから、国が保険などを整備したり労働者や商法などの法律を定めて国民が混乱しないように、うまくバランスを取っています。
資本論を書いたマルクスは「人を貶めている機構」だと捉えたから、労働者階級の革命を経て共産主義システムが適合すると考えたんですが、うまくいかなったところを見ると、必要悪もあるのでしょう。あなたの言う「疫病」が顕在化して不幸な人が増えないように、うまくバランスをとることが大切なシステムなのです。
日本は数十年前は「みんなが中流」の意識がありましたが、それが崩れてきたわけは、いわゆるグローバル化されて市場がEUや中国やインドに均質的に広がっていったからであり、国全体が富み皆が中流になる時代が終わって、資本主義的に価値を生み出す個人のみ儲かる時代になったのと言えるでしょう。
インターナショナルの時代が終わりグローバルの時代になるということは、国内で個人の経済格差が広がることですから、勝ち組と負け組みに二元的に綺麗に分かれたように見えるのです。
人生の成功というものが、大体金のめぐりと供応しているものだと言う事はあっていますよね。なので、経済の流れが大体幸不幸に対応するもんです。必要悪、民主主義のように、悪ではないが善でもなく、とりあえずこれしかうまく行く方法論がないということで落ち着いているんでしょうね。しかしよのなか公正なようで搾取が増えつつあるのはどいううものか。
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