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ギターの管理で湿度は50%くらいがベストと言われますがこれは気温に関わらず相対湿度50%がベストという意味なのでしょうか。
マーチン社では気温20℃、湿度55%位をベストな管理環境としているようですが、この状況での絶対湿度を求めると大体9.5g/m3 です。ちなみに私の部屋は現在気温14℃、湿度81%なのですが絶対湿度を求めると9.8g/m3です。
一般的に湿度81%はギター管理上は絶対湿度が高すぎると思うのですが、上記のように絶対湿度を算出すると空気中の水分量という観点では気温20℃、湿度55%の状況とほぼ変わらないのですが、それでもやはり相対湿度80%というのはギターによって良くないのでしょうか。
家の湿度がよく80%を越えて心配なので、質問させて頂きました。

A 回答 (3件)

結構難しい問題だと思いますね。



ご存知の通りマーチンは乾燥した気候が多いアメリカの会社で、ここは比較的湿度が高く四季が有る日本です。

この時点でマーチンのオススメ環境とは根本的な違いが有りますので、日本での環境下でベストの選択は「そのギターが置かれている環境による」と言ったところでしょうか。

ただ、確実に言えるのは「多湿」な環境は勿論のこと、湿度が低すぎるのも反り、ねじれ、割れ等のトラブルが起きます(アメリカでは「乾燥のし過ぎ」に注意する事が多いです)

それと大きな温度変化や湿度変化が一番危険です。
緩やかな変化はマダ耐える事が多いのですが、急激な変化が有ると割れ等のヘビーなトラブルが起こる可能性が高まります。

そして本題ですが、一般的に湿度は「相対湿度」が採用されます。
多分質問者さんは一つの湿度計しかお持ちでは無いですよね?
アナログ/デジタルに関らず誤差が出る物なので他の湿度計も試す事をオススメします。

相対湿度で湿度55%をキープするのは専用のケースや部屋が必要なので現実的では無いですよね?あくまで理想値と思った方が精神衛生上イイと思います。
私個人の経験ですが、ぶっちゃけ環境が悪くても大丈夫なギターは大丈夫だったりします。
しかしある程度気を付けていてもボディーの膨らみやネックの反りが出る物ま有ります(多分湿度が原因)
相手は「木」なので個体差が絶対有ります。ブランドも価格も関係無いです。

>ちなみに私の部屋は現在気温14℃、湿度81%なのですが
質問当時の天候はどうでしょうか?
青天ならギターにとって厳しい環境と思います。
雨天ならそんなモノかもしれません。

温度が低くなると水蒸気の飽和量が当然下がります。コレは洗濯物が乾き難いのを想像してもらうと解かりやすいと思います。
冬場での多湿度によるトラブルの一例として、

冬場暖房の入った部屋でギター弾く

弾き終わった後、大切なのですぐにハードケースに入れる

邪魔なのですぐに物置部屋に収納。

上記の様な事(暖かい所から寒い所へ急移動)するとNo,1さんの言われるとおり「ギターが汗をかく」ことになります。しかも気付かない間にです。暖房の効いていない物置に行くと、ビシャビシャのギターはケースの中でかいた汗が乾きません。
(ケースに入れなくても暖かい部屋から寒い部屋へ直行なら同じような物です)

大事にしてたつもりが大虐待になります。

これから乾燥する季節になりますが、冬場でこのような状況なら楽器用の乾燥剤などでコンディションをコントロールするのをオススメします。

長々と書きましたが、質問者さんの着眼点をお持ちならきっと、ギターを大切にされているのだと思います。
天候はコントロール出来ませんが、出来るだけ毎日触ってあげるとギターのトラブルは未然に防ぎ易いですよ。
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この回答へのお礼

ギター管理の一例としてマーチンの例を出しました。実際に所有しているのはフェンダーUSAのストラトです。ネックの反りが心配でご質問させて頂きました。

>質問当時の天候はどうでしょうか?
雨天の夜でした。ちなみに冬場の晴天の昼などに窓を開けておくと10分間くらいで湿度40%を切るほどまで下がります。湿度が高くなるのは冬場の夜だけです。夜は天候に関わらず多湿になります。夜湿度が高くなる理由はなんなく分かっているのです。今住んでいる住居が1Kで部屋は6畳なのですが、そこに2人で住んでいるのです。
よって
・冬の夜で低温状態のため飽和水蒸気量は低い
・寒いので部屋は閉め切っている(=空気の流れが遮られている)
・二人の体からでる汗などの水蒸気のせいで相対湿度が上がる。

too3様のアドバイスに従うと、むしろ昼と夜の湿度のギャップに気をつけるべきなのでしょうね。

ギターの扱いに関しては部屋にケースを置いて、ケースの中に調整剤を入れていますが弾いたらすぐしまっていたので今後気をつけようと思います。

除湿機の購入を検討に入れてみようとも思っています。
この度はどうもありがとうございました。

お礼日時:2007/11/11 10:56

ギターの吸湿状態というのも,まあセルロース繊維に対する水分子の物理吸着であるとみなすのであれば,すくなくとも常温近辺では吸着量=含水量に支配的に効くのは相対湿度です.吸着現象の物理化学では相対圧という概念があり,吸着される気体分子の圧力 (分圧,絶対湿度に相当) をその温度での飽和蒸気圧で割ったもの (水蒸気に関していえば相対湿度と同じこと) で吸着現象が記述されることがよくあります.この場合,温度が変わっても吸着現象を記述するための他のパラメータはあまり変動しないことが多く (少なくとも温度で鋭敏に変化することは多くない) ので,結果として温度が違っても相対圧で記述した吸着挙動はそれほど違わないように見えることが多いのです.


長くなりましたが,結論としては相対湿度を重視すべきでしょう.
もちろん,極端な温度条件にあればこの限りではないでしょうが.
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この回答へのお礼

c80s3xxx様、お返事が遅くなり申し訳ありませんでした。
理論的な観点からのご説明、ありがとうございました。
やはり相対湿度を相対湿度を気にすべきなのですね。

これから寒くなると部屋が低温、多湿環境になってくるので
相対湿度をチェックしていこうと思います。

この度はどうもありがとうございました。

お礼日時:2007/11/18 20:02

まともに論じようとすると物理学的になってしまうので、私はそういう素養が無いため感覚論的な表現しかできませんが…



結論としては、気温に対応した「相対湿度」で考えて問題無いと思います。

「高湿度が保管によろしくない」というのは、要は「ギター本体(特に木部)の含水率?が増すとよろしくない」と考えるべきでしょう。結露とイコールではありませんが、単純には「木部に水分を吸わせたくない」わけです。
「気温20℃、湿度55%」と「気温14℃、湿度81%」は、空気中の含水量としては等しいかもしれませんが、では例えば部屋に放置した紙片などが、どれほど「湿気て」いるかという現象面を考えると、「気温14℃、湿度81%」の方が空気中の水分が飽和状態に近く、ゆえに「湿っぽく」なってる…ということは、経験則的にも明らかだと思います。

ギターにとっては「湿っぽく感じられる状態」のが困るのであって、空気中の水蒸気量うんぬん自体は特に関係がないわけですね。

よって、日頃問題にすべきは、「湿っぽく感じない湿度であること」=「その時の気温に応じた相対湿度」と考えるべきでしょう。

ちなみに、我が家も裏山が竹藪のせいか(ド田舎丸出しですが)湿度の高さには悩まされておりますが、「気温14℃、湿度81%」というのも高湿度といえば高湿度ですね。可能であれば、もうちょっと湿度が低い方が精神的にもありがたいところですね。
ある意味、気温が低い時の方が、ごくわずかの温度変化でも結露の発生で「楽器に汗をかかせる」状態になりやすいので、要注意ということもあります。湿度を下げるというよりは、「汗をかかせない」ようにしてあげたほうがよいですね。
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この回答へのお礼

kenta58e2様、ご回答ありがとうございます。

>例えば部屋に放置した紙片などが、どれほど「湿気て」いるかという現象面を考えると、「気温14℃、湿度81%」の方が空気中の水分が飽和状態に近く、ゆえに「湿っぽく」なってる…ということは、経験則的にも明らかだと思います。

やはり、相対湿度ですか。。冬場の夜にいつも多湿になるので相対湿度が高くても絶対湿度がそうでもなければ問題ないのかな、と思いたかったのですが上記の件からも相対湿度も気にしないとまずい事が確認できました。

除湿機の購入も検討に入れつつ、ギターの汗は気をつけたいと思います。

本当にありがとうございました。

お礼日時:2007/11/11 10:44

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