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エコツーリズムはなぜ、どこから生まれたのでしょうか。なんのため?

歴史をたどってみようと思ったのですが、なかなかHITせず困っています。どなたか知ってる方がいれば教えてください。

A 回答 (2件)

こんにちは。



環境保全運動は、当初、在来の産業と対立するのが普通でした。ある希少生物を守るために、生息地の農業に制限を加えよ、という主張をすれば、農業に従事して生計を立てている地域住民は当然反対します。結果として希少生物の保護はなかなか進まなかったり、失敗したりします。

こういった従来の環境保全運動にたいし、エコツーリズムは、環境を守ることで地域に経済的な収入が得られる、ということに大きなメリットがあります。希少生物を見るためにわざわざお金を払って生息地を訪れる人がいることで、地元もうるおい、希少生物も守られるというわけです。

私の持っている「鯨観察者のハンドブック(The Whale Watcher's Handbook)」という1984年にカナダで刊行された世界のホエールウォッチングのガイドブックには、世界各地の鯨ウォッチングできる場所の紹介がありますが、そこの日本の項を読むと、「日本では鯨ウォッチングは根付いていないが、鯨を観察できることにお金を払うアメリカ人がいることを日本人に気づかせることが大切なので、船を借り上げて鯨ウォッチングすることは意味がある」といった内容が書かれています。これは、エコツーリズムという言葉こそ使っていませんが、内容はエコツーリズムそのものです。

ただし、言葉としての「エコツーリズム」が広く用いられるようになるのは、おそらく1990年代からなのではないでしょうか。このころの環境保全や野生動物保護の関係の国際会議のプログラムを探すと、会議のテーマとしてエコツーリズムという言葉が使われているものが出てくるのではないかと思います。
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No.1です。

補足です。

英文のwikipediaのecotourismを引いて、historyの項を見ると、

エコツーリズムという概念は、責任あるツーリズム、持続可能な開発といった概念とともに、1980年代後半から広く認知されるようになった、といったことが書いてありますね。ただ、誰がどこで言い出したかというようなことは書いてないようです。

http://en.wikipedia.org/wiki/Ecotourism
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この回答へのお礼

詳しくご解答していただいた上調べ先の添付先までありがとうございます。
無事終了しました・
ありがとうございます。

お礼日時:2008/11/09 13:15

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