No.16ベストアンサー
- 回答日時:
貞操の対極は嫉妬ですね。
貞操を守る人は嫉妬がなく落ち着いているといえます。
そして貞操は自己制裁であるので、それを平気で破る人は情熱的であるとしても賢いということにはならないでしょう。
昔の人に貞操観念が強かったのは結婚年齢が低かったからでも、家事や家族の世話が大変だったからでもなく、好き嫌いは結婚の参考程度のことで価値観や倫理観も単純で比較する情報が少なかった。伴侶が相応しくなかったところで人間関係なしに生きることもままならないし、娯楽も贅沢もなかったので耐えれたと思います。だから煩悶も少なく愛されている感じというものも持てて愛することも難しくなかったでしょうね。
遅くなってもうしわけありません。
そうですね。
う~ん、なんだか良回答に選んでしまいましたが、改めて読んでみると別に良回答でもないですね。すいません。
結局、「人間なんてそんなもの」って言ってるだけですよね。
悲しいです。
No.29
- 回答日時:
またきてしまいました。
別に回答における反論についていっているんではなく、あなたの矛盾についてのこだわりについて皆指摘しているんです。ANo.23の方、よいことをおっしゃってます。
>自分の中から湧いてくる行動が不条理で根拠のない汚いものであろうと それは自分の魂と状況に則した事実。それならそれ(事実)を見つめよ、それを実践して堕ちぶれるのもいいだろう
>「人を愛するとはどういうことか分からない」って、真面目に考えてないやん(笑)。
彼、確かにやってることはマジメではないですよ。家族裏切ってるし。でも仮面夫婦やっている方が偽善ですよ(子供のためといいつつ実は夫婦問題からの回避だったりする)。己の情けなさについてマジメに考えて、それでもフマジメやっている方が個人的には魅力的ですね。彼もせいいっぱい芸術家のはしくれやってますから。音楽やってるから安吾なんて読んだことない人だけれど、彼も含め、それぞれが「素材」として提供できるような強烈な個性を皆もってます。そしてそれは堕落した大衆皆が成りうることだと思いますがね。もっとも私的にはそこに生きるか死ぬかまでゆく激しい葛藤があれば「美」として認めますけれど。「開き直り」ではなく客観的堕落を主体性をもって客観視できる知性も必要です。だからあなたの言いたいことが何であるか、は分かるんです。
でもあなたの「許しがたい堕落」は単に「不倫=人の道に外れること」というカビが生えたような辞書の定義や「不法行為」として裁かれる法的なものからどうしても外れることができないようですね。芸術は自他の作品、自己や他者を裁けません。裁くのは人間であり、そこに法や価値観や、さらなる作品が生まれる。おのおのはカオスの小さな結晶にすぎませんからどれが真実ということもありません。
>安吾は、「堕落者は社会制度からはみ出し、ただ一人荒野を歩いていく」と述べている。
えっと、芸術家といわれている人達は身をもって概念そして自分の子供(作品)を体現しているわけです。彼らと同様の生き方をしてても名もない大衆だったらあなたは許せない、というわけですか?
>現代の性に奔放な人たちは、社会制度からはみ出し、ただ一人荒野を歩いているのだろうか?
性に奔放だから孤独ということもあります。恋愛や性は完璧に自分の問題に反映します。それが時代性、社会現象(例えば不倫ブームや援助交際)になる。その風潮を「単なる堕落」というのは私の嫌いな知ったかぶりのワイドショーのコメンテーターやモロに鵜呑みにして考えることすらできないお茶の間評論家の域をでてません。では例えば70年代のフリーセックスの時代はあなたにとって堕落でしょうか?
あなたは質問で「広義の愛」に懐疑して、ご自分の中ではとても「狭義な愛」にこだわってらっしゃる。
ではあなた自身が他人に任せて自問自答してない質問についてお尋ねします。
>真の堕落
とは?
>貞操観念をもち、純愛を信じるものの方が、現代では社会制度からはみ出しているし、一人荒野を歩いているのだ。
逆をいけばそういうパターンもあるでしょう。確か「純愛」もバブルの頃に一時期ブームになりましたが(笑)。
>「愛」は現代の宗教です。
あなたが「現代は堕落」というのなら「愛はすでに死んでいる」理屈じゃないですか?ここにあなたのいう愛は含まれてないかもしれません。しかし愛は性と分離不可能のテーマですから、愛よお前もか、的に含蓄されているということにします。であるなら矛盾です。真の「宗教」というのはグローバル(広義)なものですから。
また「愛」は時代性によって形も定義も方法論も変わりますけれど、仮に「幻想」であるとしたら形骸化してるものをなんでこうも皆四六時中(ゆりかごから墓場まで)追いかけまわすのでしょうか?
あなたは芸術家だったんですね?それにどうやら覚悟もあるようです。
それをはじめに聴きたかった。それだけで十分です。
俗論丸出しの不倫肯定論なんて支持してたらあなたが恥ずかしいですよ。
ただお手軽に不倫しているやつらと、あなたのような不倫を、同じレベルでみる世間がどうしようもなく嫌いです。
そして、お手軽なやつらは着実に増えつつある。
あなたは私の味方になるべき人です。
No.28
- 回答日時:
なんか盛り上がってきちゃったよ!
ちょっと堕落論をとりだしてきました
坂口安吾のこんなトコが好きーーーーー!!!!
太宰に関する記述より引用
フツカヨイをとり去れば、太宰は健全にして整然たる常識人、つまりマットウな人間であった。小林秀雄が、そうである。太宰は小林の常識性を笑っていたが、それはマチガイである。真に正しく整然たる常識人でなければ、まことの文学は、書けるはずがない。
今年の一月何日だか、織田作之助の一周忌で酒を飲んだ時、織田夫人が二時間ほど、遅れて来た。その時までに一座は酔っていたが、誰か織田の何人かの隠していた女の話をはじめたので、
「そういう話は今のうちにやってしまえ。織田夫人が来たら、やるんじゃないよ。」
と私が言うと、
「そうだ、そうだ、ほんとうだ。」と間髪を入れず、大声でアイヅチを打ったのが太宰であった。・・・・
私が言いたいこと分かります?
これでもまだ貴方は、昔は道徳が観念が覚悟が厳しさが・・と言うのかな
真の自由人の、常識。まっとうなこと。思いやり。
そういう「まっとう」になりたくなぁい?
>「昔は道徳が観念が覚悟が厳しさが・・と言うのかな」
え?ますます言えると思うんだけど。
道徳があったからこそ、無頼派の存在意義があったんじゃないの?
そしてその道徳にも救われない魂が文学を生んだんじゃ?それは非常に覚悟を伴うことだったのでは?
>「そういう「まっとう」になりたくなぁい?」
あんまり、なりたくないです。あなたの言う「まっとう」それはあまりにも孤独で、厳しさを伴う「まっとう」ですよ?わかっていますか?
>「真に正しく整然たる常識人でなければ、まことの文学は、書けるはずがない」
太宰はあまりにも常識的すぎるがゆえに、無頼にならざる得なかったのか?それとも、無頼であることが常識的なのか?
No.27
- 回答日時:
>安吾は、よりよく生きるための制度を作り出すためにも堕落しなければならない、と言った
これこそ状況、時に適した判断をせよということなんですがねー;
>ましてや、道徳観、既成概念が真実ではなくとも、真に堕落すれば、道徳などのカラクリを人間は作らざるを得ないと、言っています。
道徳はカラクリって言い方いいね 負け惜しみって言い方が私は好きー♪
これは安吾に言われなくとも誰にでも分かることかと・・
過去の歴史を振り返ろう!歴史家の方ご登場願いまーす!
全体として 形式的にも煌く真実だから そうゆうふーに読んでるだけでもいいんじゃなぁい。
そうそう、安吾は昔の日本芸能とかから 露一滴の真実を搾り出すのために口を開けて待ってるのは時間の無駄と言ってたよねーちょっと忘れちゃったんで正確な引用じゃなくて申し訳ないけどサ
これ貴方には皮肉なんじゃない?^▽^ニャー。
まず「生きよ」ってね・・・若者には重い言葉だぁ(TOT)
教科書そのまま読んじゃ駄目!
裏をかけアウトロー!!go!go!
全部網みたいにつながって。
>「道徳はカラクリって言い方いいね 負け惜しみって言い方が私は好きー♪」
負け惜しみ?意味がわからん。誰が何にに「負けて」いるのかがわかりません。
>「過去の歴史を振り返ろう!歴史家の方ご登場願いまーす!」
私が興味あるのは過去よりも未来さ。未来を考えてみたとき、やはり今のまんまんじゃヤバイと思うなぁ。欲望の赴くままに進んでいっても碌な運命が待っていませんぜ。これは過去の歴史から実証できちゃうと思う。
>「教科書そのまま読んじゃ駄目!裏をかけアウトロー!!go!go!」
このセリフ、そっくりそのままあなたに返したいです。
教科書通り読んでるのはあなたのような。
現代は、もはや安吾を「超える」べき時代に来ていると思うけどね。
No.26
- 回答日時:
>では、現代の性に奔放な人たちは、社会制度からはみ出し、ただ一人荒野を歩いているのだろうか?
いや、違う。
一つも社会からはみ出していない。性に奔放なことはもはや社会的常識になりつつある。故に孤独でもない。そこに、新しい制度を作り出すだけの真の堕落はもはや見られない
So what?
天才は状況に束縛されず・・
彼なら今何を言うかな。
根底としては同じ真実と示唆をもった 新しい理論を
大衆にわかりやすいように説明してくれるかな。
寺山修司の意見とかも聞きたいなー。
面白そうだよね
>「天才は状況に束縛されず・・」
え~?安吾は思いっきり、あの時代から生まれた人だと思うなぁ。
>「So what?」
現代の性に奔放なやつらは一つも「常識」から飛び出していません。
この「常識」は安吾のいう「常識」ではなくて、大人数に支持されているという意味での常識です。
そんな常識人にかぎって安吾好きな人って多いけど、結局これは安吾をファッションとしてしかみてない証拠ね。
>「彼なら今何を言うかな」
安吾がもし現代に生きていたら、滅茶苦茶、性に厳格だったと思うなぁ。
No.24
- 回答日時:
貴方のような頭のかたい人がいるとはイヤハヤ・・
親切のつもりで柔らかくしてあげようと思ったのですがねー
>道徳観、既成概念が真実ではなくとも、真に堕落すれば、道徳などのカラクリを人間は作らざるを得ないと、言っています。
彼の内容自体でなくて示唆と真実を読み取ってくださいと言っています。格言をそのまま鵜呑みにする人はいないでしょ。
数年後くらいに 読み直してみるとか。
しかし貴方が何を逃そうと私には関係のないことですけど・・
言葉の示唆を読み取れず、やっつけれそうな人、回答だけにくいついているようでは悲しいですよ。
>私は、今のこのカオスの時代こそ、まさに、制度をつくりあげるべき時代だと思うんですがねぇ?
頑張って下さい。
しかしご質問はいらないはずですよ
貴方に必要なのは貴方のモラル構造理論を書きし示すためのノートです
貴方には文学も何も必要なくモラルの兵士となればいいんですから。
それはそれでいいと思います
ただあまりにも歴史とかデータ不足と思いますが・・
妄信的になりすぎないように 多少むかつく話とかもきいといた方がいいです
こんつめて考えまくって答えがでてくるわけでもないよ?
おかしくなったりしたら困るし。
判断抜きで 文学も人も受け入れてみたらと思います
いい加減な回答でごめんなさい もう疲れてきた。
反論されても読まないかもしんない。SORRYね
>「彼の内容自体でなくて示唆と真実を読み取ってくださいと言っています。格言をそのまま鵜呑みにする人はいないでしょ」
うんそうですね。格言を鵜呑みし、「本能で、直感で生きろ」みたいなこと言っていたのはドコの誰でしたっけ?あなたですよね?
>「やっつけれそうな人、回答だけにくいついているようでは悲しいですよ」
いえ、数ある回答の中で少なくともまともなものから回答しています。
>「貴方に必要なのは貴方のモラル構造理論を書きし示すためのノートです。貴方には文学も何も必要なくモラルの兵士となればいいんですから」
私は自身を、道徳に狂信的なのではなく文学に狂信的だと思っているのですが。
No.23
- 回答日時:
#21です
16の方の完璧な回答をよく読みましょう。
昔の性の観念についてPerfectに回答なさってます
読んでますか?
これが了解できればこの貴方の質問はそもそも成り立たないはずです
貴方はどうも昔の性は清らかで今は不倫が云々・・にこだわりつづけてますが それにしてもあまりにも性の歴史について勉強不足ですよ。
>坂口の時代は敗戦という時代背景がまず前提にあり、堕落しなければ生きていけなかったのである。だからこそ『堕落論』の意義があった。それは、つまり、当時の人々が純潔による恋愛がしたかった。しかしそれは時代のせいで出来なかった。
本当は性やモラルの歴史の勉強なんてセンスがあればいらないはずなんですけどねぇー
文学が泣きます、安吾があの世で泣いてますよ。
時代や状況に限定されるのが真実ですか?違いますよ。
安吾は何を言いたかったのでしょうか。
ただ戦後の時代に合わせて「日本人よ、不倫せよ。」と言ったのでしょうか?
不可思議で渾沌とした現実、状況の中で 自分の中から湧いてくる行動が不条理で根拠のない汚いものであろうと それは自分の魂と状況に則した事実。それならそれ(事実)を見つめよ、それを実践して堕ちぶれるのもいいだろう、それが相応しい時もある、とにかく真に自分の判断をし、人間として真に生きよ、状況を手玉にとって。そう言ったのではないですか?
こういう時の不倫は×で○で罪でというような ちんけな話じゃないですよ。
道徳・既成概念なんてものは頼りにならない 人間の自由度・直感で生きろと。
安吾の書物が時代遅れになってもその生き様自体に価値と、内容自体でなくてその示唆に価値があるんです
貴方がこのご質問で坂口安吾を取り出すのはあまりにも皮肉だと思いました。
この回答への補足
せっかく締め切ろうと思っていたのに。またまた延長戦ですね。これでは、またもや削除されてしまいそうです(笑)。
皆さんの意見はちゃんと読んでますよ。後で回答なりお礼なりするつもりです。私もそんなに暇ではないので答えやすいものから返事しています。
>「貴方はどうも昔の性は清らかで今は不倫が云々・・にこだわりつづけてますが……」
いや、これは前回の質問の時といい、「昔の日本人は性におおらかっだったのだ。だから、性におおらかなのは正しい」みたいな理論(?)がやたら多かったので、「いや、昔でも性に厳格な人もいたので、一概には言えませんよ」と、私は言っているに過ぎない。
>「本当は性やモラルの歴史の勉強なんてセンスがあればいらないはずなんですけどねぇー」
根拠は何?
あなたはセンスがあるからモラルの勉強しなくいいのですか?そうですか。センスのある人がうらやましいなぁ~。
>「時代や状況に限定されるのが真実ですか?違いますよ」
えっ!?違うの?
>『安吾は何を言いたかったのでしょうか。ただ戦後の時代に合わせて「日本人よ、不倫せよ。」と言ったのでしょうか?』
そんなはずが無いです。幾ら私にセンスが無かろうと、そのぐらいはわかります。
>「不可思議で渾沌とした現実、状況の中で 自分の中から湧いてくる行動が不条理で根拠のない汚いものであろうと それは自分の魂と状況に則した事実。それならそれ(事実)を見つめよ、それを実践して堕ちぶれるのもいいだろう、それが相応しい時もある、とにかく真に自分の判断をし、人間として真に生きよ、状況を手玉にとって。そう言ったのではないですか?」
違うと思います。文学が、安吾が泣いてますよ。
安吾は、よりよく生きるための制度を作り出すためにも堕落しなければならない、と言ったのであって、決してあなたが言うような、>「道徳・既成概念なんてものは頼りにならない 人間の自由度・直感で生きろと」みたいな俗論は言ってません。
ましてや、道徳観、既成概念が真実ではなくとも、真に堕落すれば、道徳などのカラクリを人間は作らざるを得ないと、言っています。
そして、そのカラクリをつくり、そのカラクリをくずし、人間は進むと。堕落は「制度の母体」とも言っています。
私は、今のこのカオスの時代こそ、まさに、制度をつくりあげるべき時代だと思うんですがねぇ?
あなたの、安吾論は、人間に対して「猿になれ、欲望に忠実になれ」と言っているだけでは?猪木の「馬鹿になれ」と一緒ですよ?
しかし、あなたは自分で自分のことをセンスのある人間だと思っている。いや、そう思い込みたいのだ。だから、猪木ではなく、世間一般的に高尚だと思われている「文学」にかこつけて己の正当性、センスの良さを保とうとしているが、所詮、猪木の域を出てないです。
安吾は、「堕落者は社会制度からはみ出し、ただ一人荒野を歩いていく」と述べている。
では、現代の性に奔放な人たちは、社会制度からはみ出し、ただ一人荒野を歩いているのだろうか?
いや、違う。
一つも社会からはみ出していない。性に奔放なことはもはや社会的常識になりつつある。故に孤独でもない。そこに、新しい制度を作り出すだけの真の堕落はもはや見られない。かえって、貞操観念をもち、純愛を信じるものの方が、現代では社会制度からはみ出しているし、一人荒野を歩いているのだ。
ここまで突き詰めて、あなたはものを考えてみたことがありますか?
どうも、あなたは芸術をファッションとして扱っているような。
No.22
- 回答日時:
自分の中で答えが分かってるじゃないですか。
具体的に批判の対象も分かってらっしゃる。でも漠然としたこの質問は何を言いたいのか。回答を的に「現代の堕落」についての愚痴言いたいだけでしょう?まぁ前の質問が削除された訳が分かりましたが、あんまりやってるとまた削除されますよ、って私も同じ土俵にいますけれどね(笑)。>私の定義する近代とは「戦後」のことです。
いかにも教科書的な定義ですね。
>戦前の、不倫を題材とした作家にも目を向けてみましょう。
永井荷風何冊か読みました。
>罪の意識を感じつつ、
どこにそれがあるんでしょうか?彼は娼婦と刹那的に関わることでしかできなかったわけです。それが廓文学としてのジャンルを確立しましたけれど、近代の私達女性からすれば、かの時代こそ堕落たる男性の姿が小説、文学という正当化によって昇華されているだけのことじゃないですかね。では女性の性の本来のパワーを素直に描いている山田詠美なんてどうでしょうか?男性蔑視?まぁまだまだそんな反語も浸透してないほどの男性社会ですが。あなたにとってはこれこそ「現代の性の堕落」でしょうけれど、ふたりとも「純文学者」です。
>現在の作家、一般大衆の不倫の意識は実に軽い。
確かにそれはあなたのいう「近代には堕落ばかりで愛は死んだ」という時代性の反映かもしれない。古典を真似すれば古いと言われて読者は減り、作家生命の危機になりますからね。確かに商業性と芸術性は昔と違って親密すぎるくらいですが。
>人を愛する力が弱く、欲望に屈しやすく、それか単に運命の人に出会っていないだけなのではないのでしょうか
>「人を愛するとはどういうことか分からない」って、真面目に考えてないやん(笑)。
>そもそもこどもが出来たときどうやって「信頼」を教えるんですか?
運命の人?ソウルメイトですか(笑)。あなたの知らない私のプライベートにまで追求してくださってありがとう(笑)。子供は産むつもりありません。そういう覚悟のもとでも「愛」について真剣に悩んでいるんです。本当の信頼を教えるのはあなたのおっしゃる都合のよい堕落を隠してできるものではありません。
ではあなたの考える愛、抱えている愛とは、それほどまで批判する現代人の堕落論にふさわしくない程度の高尚な愛をお持ちですか?
で、あなたは「文学は死んだ」と太宰や安吾のように絶望を装いながら現代の愛やら性について語り、旧来の堕落を憧憬するだけの「無頼」を実際生きているんでしょうか?
>フロイトもラカンもクラインも、キチ外じみた妄言は沢山している。
もちろん彼らの理論も時代が経るに従い考察、改訂されていきました。ではなぜテクストになるの?そして基準として残されているの?後世に伝えれられているのでしょう?あなたが「妄言」とおっしゃる彼らの理論を覆すような理論をあなたが立てられますか?あ、ちなみに「○○外」は差別用語ですから。差別用語すら知らずフォーマルなところで発言するあなたがなぜ「現代の堕落」や「愛」について語れるのか、不思議です。
>太宰に至っては自殺してしまいました。
太宰は境界例という人格性障害の病気だったんです。自殺説はそれが有力です。少なくともいわゆる「純愛」のために死んだわけではない。ましてや不倫の罪でなぞ死ぬものですか。としたらどうして何人もの女性を巻き込んだのでしょうか?己の死や生、狂気の中のみ純粋だったんです。
>当時の人々が純潔による恋愛がしたかった。しかしそれは時代のせいで出来なかった。
当時の人々のミクロ的な心理や価値観がどうして分かるのでしょうか?時代に対し反体制派だったからこそ彼らの文学が生まれたのではないでしょうか?いろいろ詮索されても「心外」あるいは「納得」と当時そして現代の作家達が思うかもしれませんでしょうが、それでも「評価や批評の責任はとれない」と言われますよ。文学はあくまでも主体性な心の結晶ですから。
>一般大衆の不倫の意識は実に軽い。軽すぎる。
たぶんあなたはお嫌いでしょうが(私も好きではないですが)渡辺淳一。「失楽園」や「愛ルケ」は多少ファンタジーじみてますが観点が近代的ですよ。かつ旧来触れなかった心中に至る男女の心理的な理論、男女の性の距離間を説明していると思いますが。
>『セカチュー』系の、愛を商売にしたものは私も飽きたし嫌いです。
一応見てるじゃないですか(笑)。で、また矛盾。
>性に奔放なものにお腹いっぱいです。
「セカチュー」は確かに性やも堕落匂いはしませんね。確かに純文学です。でも飽きたという。また性はタブーだという。でも性について中学生の性教育に使われる教材でもみて興奮していればいいんです。
>政治家の年金や天下りなどの
不正を批判している人がいたとします。その人が政治家になったとたん、「今まで政治家は大衆を犠牲にして金を巻き上げ、しふくを肥やしていた。だから嘗て大衆だったおいらが大衆から金を巻き上げても、道理は通るだろう」
あなたが詭弁だと思っている当方の理屈に対しての詭弁ですね。私の説明の答えになってません。有志以来男性は堕落を口実に女性蔑視をしてきた、それは事実でしょう?
>変わって、現代では堕落する必要が無い。純潔な恋愛をしようと思えば出来る。
でもあなたは堕落していると嘆いている。そして純粋に質問している。矛盾してますよね。何を持って純粋な恋愛ができないと断言できるのですか?している人だっていますよ。
時代が悪いとぶったぎるのはそのつどの「時代性」によって犠牲にされる新世代の生き方を、それを作った継承者であろう己の責任を省みず「時代が変わった」とうそぶく旧世代の父親のような偽善です。
>時代背景や精神性、誇り高さがまったく違うのにもかかわらず。その点において現代人の性は本当の意味で堕落している。
堕落してますよ、確かにある意味で。でもそういう膿を出して浄化されていく過程であるという考え方もできませんか?あなたの希望なさる美しい堕落というのは単に堕落が堕落として容認、甘えをその「時代性」によって甘受されていた意味のない憧憬としか思えません。
山田詠美は物語として面白くなかったから、あんまり読んでないです。
>「子供は産むつもりありません。そういう覚悟のもとでも「愛」について真剣に悩んでいるんです」
そんなに覚悟があるのならば、不倫してよいです。確か以前にも、覚悟の伴う不倫ならば私は認めていると書いておいたはずなんですが。
ただ、以前のあなたの回答からは、頭の悪いおばはんの意見にしか見えなかったです。あんまり俗っぽい理屈で不倫を肯定するのはあなたにとってマイナスです。
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