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たとえば大地震が起こり、損害保険会社が保険者に対して
高額の保障が必要になったとしても、
損害保険会社は「再保険」という手段により
ある程度保険金支払いの重荷から逃れることができる、と知りました。

では、再保険を適用しているにもかかわらず
大地震などが原因、きっかけとなって
損害保険会社が破産することってあるのでしょうか。
ひとつの大災害が発端となって
会社の経営がうまくいかなくなることって、あるのでしょうか。

9・11テロの際、大成火災保険が破綻しましたが、
この会社は稀なケースだと思います。

保険に詳しい方、ぜひ教えてください。

A 回答 (3件)

大規模な地震などで支払い額が大きい時は(支払い額が会社の資産を超える時)、支払い額を減ずるってのが契約約款の中にあります



ので通常では倒産(解散)は有りませんが・・・
万が一に連続2回以上 支払い能力を超えると・・・
倒産はありえる話です
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この回答へのお礼

なるほど、さっそくのお返事ありがとうございます。

損害保険会社が「純粋な損失」を受けることは
あまりないように見えます。
地震保険で支払われる額はそれほど多くないように思えますし、
今回回答者様からうかがったように、支払額の減免などもありえるようですし。
倒産までいかなくとも、損失をこうむる場合って
あるのでしょうか?保険って難しいです・・・。

お礼日時:2007/11/28 17:42

地震保険の場合には最大で95%を政府に再保険しています。


また現在の支払い能力の5兆円を限度に支払うような仕組みになっていますから、それが原因で倒産する事はありません。

大成火災の倒産は合併することになっていたY社の謀略説もありますが
金融再保険と云う特種な保険金延べ払い方式の再保険デリバティブの仕組みの中で発生したものです。
これは本当の意味の再保険ではありません。
通常の再保険でしたら倒産はあり得なかった可能性もあります。

他の回答にもあるように大企業が自分で再保険会社を作るシステムは
キャプティブと云って企業が支払う膨大な保険料をグループ内にバック
させる仕組みですが、実際の保有(Retention)は極わずかで、あとは再再保険に出してしまい、リスクの極小化を図っています。
余り表面には出ていませんが、日本を代表する世界的な企業はすべてこのキャプティブ会社を持っています。
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損害保険会社も当然一般事業会社ですから、純粋に損をすることがあります。



おっしゃるとおり、大規模損害に備えて、元受損害保険会社は再保険を手配していますが、コストの見合いがありますので、当然すべてを再保険手配しているわけではありません。また、再保険会社が破綻してしまえば、元受の支払い責任のみが残り(元受保険契約と再保険契約は独立の契約です)、損失を拡大する可能性もあります(そうならないように、通常再保険を手配する場合には再保険会社の格付けが一定以上必要になります)。

さらに、元受保険会社もグループ内に再保険会社を持っています。グループ内の再保険会社で、同種のリスクを引き受けてしまってはリスク分散の効果が無くなってしまったりします。大成火災の場合航空保険を通じたテロ危険を気づかないうちに、たくさん抱えていたことが破綻の原因です。今問題のサブプライムもそうですが、よくわからないリスクを取ってしまうと、あとあととんでもないことになるものです。
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