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企業会計原則に「資本取引損益取引区分の原則」というのがありますが、なぜ資本取引と損益取引の区分を正しく行わなければならないのでしょうか。

当方全くの素人です。
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

単に「配当100万円」では、利益からの配当なのか(みなさんこれが狙い)、資本からの配当(つまり出資金の戻り)なのか分かりません。



>資本取引と損益取引を区分することは企業が自分の責任ですればいいことだと

確かにその通りです。
ですが、企業のトップが「ウソの」配当を出したら?
もし、規定がなければ取り締まりや罰則は効かないのかもしれません。

あえて企原に明記しているのは、投資者保護のための、企業の利益の算定表示という観点から、区分して会計処理をしなければならないという規定が必要だからです。
仕訳の処理という基本的なところから、貸借対照表・損益計算書の作成に至るまで分けなさいということです。

また、企原はよるべき会計基準としての役割を果たしています。
分からないときはこのように処理すればよいのだという指針です。

そして、会社法は、会社の会計は一般的に公正妥当と認められる会計基準によることを定めています。

>つまり外部(=お上)から強制してさせることではないと思うのですが

これが可能であれば、指針である企原もいらないし、監査役も必要ないとは思いませんか。

投資者は、企業のみならず国民経済の発展に寄与しているため、投資者保護のために社会的必要性から利益と資本の区分は明確にしなければならないのです。
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この回答へのお礼

よく分かりました。
有り難うございました。

お礼日時:2007/12/01 00:24

>企業が自分の責任ですればいいことだと思うのですが


「責任」とは具体的に何のことでしょう。「自分」とは?企業の前提は経営と資本の分離です。経営者と資本家は別であり、利害が対立関係にあるからこそ、形状状態を客観的に報告するために会計が存在します。したがって、対立関係にある複数の者を「自分」とひとくくりにするのは会計の大前提を無視していると思います。
>資本金まで配当してしまっては資本金の額が変更になりますからそんなことは当然できないわけで、
なぜ「当然できない」のでしょうか。配当はお金でするのが普通であり、お金にも貯金にも「これは利益」「これは資本金」などと書いているわけではないので、会計によって区分しない限り、それが利益か資本かを判断することはできません。物理的には配当と称して企業の保有するお金をばら撒くことは簡単にできます。
また、資本金を変更してはいけないわけではありません。正規の手続きを踏めば何の問題もありません。「資本金が変更になるからできない」と言う理屈は成り立ちません。
どうも、変な思い込みがあるように思います。個々の規定を調べる前に、その前提として、会計とはそもそも何なのかという基本をまず学ぶべきでしょう。
教科書的には
http://homepage2.nifty.com/NODE/accounting/kouza …
http://www.src-j.com/books/pdf/233_pt.pdf (←PDFファイルなので、アクロバットリーダーがインストールされていないと開けませんのでご注意を)
のようなものになるかと思いますが、常識論として身に付けるなら、
http://www.amazon.co.jp/%E4%BC%9A%E8%A8%88%E3%81 …
あたりの会計制度の成り立ちを書いた本を参考になさるのがよろしいと思います。

日本に多い同族経営は、企業本来のあり方からすればいびつなものであり、健全性・明朗性を欠いても人から文句を言われない特殊な形態です。それを前提に会計を考えると間違いますのでご注意を。
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この回答へのお礼

よく分かりました。
有り難うございました。

お礼日時:2007/12/01 00:24

簡単に言えば、損益によって生じる利益は配当できますが、資本は配当できないので、それを明確に区分する必要があるからです。


>当方全くの素人です。
と書かれると、知る必要はないのではと考えます。なぜこれが疑問なんでしょうか。単なる興味だとしたら、会計や企業法務の予備知識の無い人に説明するのはほぼ不可能なので、これ以上説明しかねます。
会計を学んでいるなら(それなら「全くの素人」とは言えないでしょうが)↓を参考に。
http://financial.mook.to/accounting/02/kg/kg-k05 …
http://www25.tok2.com/home2/masatoru/boki/main55 …

この回答への補足

>)↓を参考に。
http://financial.mook.to/accounting/02/kg/kg-k05 …

御教示のページ、よく分かりました。
素人と書いたのは、某試験の受験勉強で企業会計原則について知りたいと思ったのですが、経理を学ぶために知りたいと思った訳ではないからです。経理については全く知らないからです。

>損益によって生じる利益は配当できますが、資本は配当できないので、それを明確に区分する必要があるからです。

仰ることはよく分かるのですが、資本金まで配当してしまっては資本金の額が変更になりますからそんなことは当然できないわけで、したがって資本取引と損益取引を区分することは企業が自分の責任ですればいいことだと思うのですが、つまり外部(=お上)から強制してさせることではないと思うのですが、なぜわざわざ企業会計原則として定められているのでしょうか。

補足日時:2007/11/29 02:03
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