プロが教えるわが家の防犯対策術!

あけましておめでとうございます。

皆さんの意見を聞かせてください。

現在の教育現場(学校)では、教師は多くの事務や雑務に追われており、純粋に生徒と真正面から向き合う時間が切迫しているのが現状だと思います。これだけ情報化社会なのに、今の教育現場は情報化によって解決できる無駄がいっぱいです。そこで、私は、情報化によってこの無駄を省きたいと考えています。無駄を省き、事務雑務に要する時間を少なくすることで、教師が生徒に向き合う時間を増やしたいと考えます。

例えば義務教育である中学校で、教員一人一台のパソコン配布率は43%と低くなっています。また、そのため教員は個人所有のノートパソコンを使用することになり、盗難に遭った場合、パソコンに保存していた学生の成績情報等の個人情報流出となってしまい、盗難に遭った被害者が個人情報を流出させた加害者になってしまうといった事態も起こりえるといった、教育現場での安心・安全が脅かされています。さらに、学内の重要メールを安易に個人に転送してしまうといった問題も指摘されています。



皆さんにお聞きしたいのは、「情報化によって省ける教育現場の無駄(それによって教師に時間が出来、生徒と向き合うことができるような)」です。私が考える上記の内容では、趣旨とズレている気がしています。
具体的な例を教えていただけると助かります。

よろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

小学校に勤務しています。

小学校の一現場からの意見で、質問者様がお知りになりたいこととはズレてしまいますがお許しください。

情報を共通ルールに沿って管理し、各教員が有効に活用できるようになれば、教員の事務雑務に要する時間が少なくなり、教員が子どもたちと向き合う時間が増える、というのは「その通り」だと思います。
ですが、実際に教員が感じている「多忙感が何に起因しているのか」を考えるとズレがあるようにも思います。
そういうことから、質問者様がお知りになりたい、

>情報化によって省ける教育現場の無駄

ということは、必ずしも十分な、

>それによって教師に時間が出来、生徒と向き合うことができるような

という時間的なゆとり・気持ち的なゆとりには、つながりにくいと思えます。(余裕の時間をうみだせない、という意味ではありません。)
教員に対する調査で現れているのは、教員は直接児童生徒に関する用務(授業やその準備、クラブ活動など)には、あまり多忙感を感じない反面、打ち合わせや会議、提出用の計画書・報告書等書類の作成などに多忙感を感じているということです。
確かに、この分析を聞いて「そうだね」と言う教員は多いです。そこを「何とかして欲しい」というのが「教員の大きなニーズ」だということでしょうね。
そういう「大きなニーズ」を把握し、それに応える方策でなければ、「児童生徒と向き合う時間が増えた」という「教員の実感」にまでは届かないのではないでしょうか。

申し訳ありません、質問者様の意欲を萎ませるような内容になってしまいましたね。
でも「ニーズ」は大きくなくても数が集まれば…、とも思います。
研究の成果を期待しています。


この場をお借りして、hukuponlog様、別コメントでは身に余るお言葉ありがとうございました。hukuponlog様のような博識な方からのお言葉に感激しております。私の方こそ、これからも勉強させていただきます。
(質問者様、お借りして申し訳ありません。)
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例えば、もっとも単純な事例としては、LANのサーバーに教科別フォルダを作成しておいて、教材のデジタルデータは、全員がすべてそこに保存するようにすれば、プリントや指導案の作成の手間がある程度省ける可能性があります。



また、
(1)定期テストの素点入力
(2)(1)から平均点・順位・偏差値を算出して資料化
(3)(1)を学期末成績の基礎データに活用
(4)(3)の結果を通信簿に活用
(5)(4)の結果を調査書・入試書類に活用
というぐらいのシステムは素人に毛が生えたくらいの技術で可能です。
実際に運用している地域も多いことでしょう。
これに出欠管理データをリンクさせることも難しくはありません。

さらに、市販のグループウェアを利用して、スケジュール管理を含む校内連絡システムや、市町村教育委員会単位くらいの連絡システムを作成することも可能です。

これらは、貸与PCが十分な台数あって、持ち帰らずに仕事ができる環境が望ましいことは無論ですが、私物を利用せざるを得ない環境でも、(一定のリスクはありますが)「効率化」という側面からはある程度の成果を得られると思います。

ただし、日本は何でもかんでも教員にやらせれば良いという風潮がありますが、きちんと予算をつけて、情報処理の専門家を「公務員」という立場で雇ってもらいたいものです。

情報セキュリティはまた別の問題です。
もしろ、セキュリティと効率は両立しない場面が多いように思います。
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「教育の情報化」の中の「校務の情報化」という分野の話です。

基本的な発想と視点は間違っていないと思います。ただ、これレポート等のテーマではないでしょうね?(笑)

「校務の情報化」の最大のメリットは、児童・生徒情報の一元管理と共有による、重複作業の省略と生徒理解の促進だと思います。
質問者さんは中学を事例に出していますので、そちらで回答すれば

同一の個人情報を、それぞれの分掌(教科、担任、給食、保健など)が別個に作成し管理するために、例えば氏名スタンプを複数回押印する必要があるとか、年度が変わる毎に昨年と同じ作業を繰り返さなければならない、などの弊害があります。これなど、DBを作成して一元管理し、校内のPCからアクセス可能にすれば、ほとんど省略できる作業です。

また、DBを作成することには、もっと積極的なメリットもあります。生徒情報の共有化が出来る点です。例えば、国語の教科担任が、ある生徒の優れた点を発見しても、それを数学の教科担任が知ることはほとんどありません。つまり生徒の情報(例えば「部活で後輩の面倒をよく見た」など)を各人が抱え込んで共有化できていないという欠点があります。家庭環境や健康、生活指導上の問題なども同様です。これなども情報が一元的に管理されれば、共通理解が図りやすくなり、余計な会議も減るでしょう。

ただ、そのための方策として、PCを配布すれば済むのか、というとそうではありません。一番の問題点は、学校現場にはロジ担(スタッフ)がいないということです。通常これだけの規模のDBを管理するとなれば、管理者も必要ですし、それを円滑に運営するための専門スタッフも必要になります。しかし学校現場の教員は、全員がラインに着いておりスタッフになれる人間がいません。また、専門的な知識を持った人間もおりません。

必然的に多少詳しい人間が、本業の片手間にDBを管理する事になるわけですが、これだけ個人情報満載のDBは片手間で管理・運営できるものではありません。会社でいえば、本来「総務」がやる仕事を「営業」にやらせているようなものです。

さらに、全員がこのDBにアクセスするとなると、権限の細分化(誰が書き込み可能なのか、閲覧可能なのか等々)やアクセス方法、情報管理の方法なども全員が知っていなければ不可能です。そのシステムを構築し、研修をやれるだけの、予算も時間もありません。無理にやろうとすれば、かえって余計な仕事が増えるだけで、ちっとも効率化につながらないということになります。

また、教員に配布するPCは、通常の業務用PCとは違った使われ方がします。官公庁や会社では個人配布の業務用PCでインターネット閲覧などは、不要な(或いはかなり制限をかける)場合が大部分ですが、教材研究・資料収集のためには、全ての配布パソコンでほぼ無制限の閲覧が不可欠です。そうなると、外部からの不正侵入、情報漏洩の可能性も高くなります。これらは「心がけ」の問題ではなく(もちろんそれも大事ですが)、システムとしてどう対応するかが必要な話です。しかし、それができていない。

以上のような実態から、「そんな面倒なことをいわれるくらいだったら、配布パソコンを使うより、自分のパソコンを使うよ」という人が多いのです。

金と人さえあれば、かなり可能性はあるのですが、それが中途半端なために、かえって余計な仕事を増やしている、というのがほとんどの自治体・学校の現状だろうと思います。
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あなたの考えは、趣旨とズレています。

例え、パソコン配布率を100%にしても、配布されているのだから自分のパソコンと思い、今と同じような盗難などが起こりますし、パソコンを勉強しようとしない人も多くいます。

基本的にはほとんどないと思います。情報を送るとしたら重要な通知簿などの情報は送れないし、メール受信料などで嫌がる親もいるし、ころころメールアドレスを変える生徒や親もいるので、その度にこちらも変えなくてはならず、普通にプリントを配るほうが楽です。

教師というよりも、保健室の先生やスクールカウンセラーの代わりになる、メールで相談に受け応えするメールカウンセラーって人がいたらいいですねー。私が思うのはそれぐらいかな?
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