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初対面の人との挨拶にenchante(e)という言葉を使いますが、
フランス人の先生に、もうこの言葉は古い、
単にBonjourと言うのが今の挨拶だというようなことを
言われました。

私は全くそんなことを知らなかったので、
普通に使っていたのですが、
21世紀のフランス語事情として、
もうこの言葉はあまり使われていないのでしょうか。

A 回答 (1件)

はじめまして。



ご質問:
<もうこの言葉はあまり使われていないのでしょうか。>

そんなことないですよ。たまに耳にしますし、使うこともあります。

1.確かに、仕事などの公的な場面でもBonjourで事足りるようになっています。ビジネスでは、あまり堅苦しくなく気を許しあってビジネスしましょう、という一種の見せかけのポーズの役割にもなっています。

ビジネスがアメリカナイズされてきた影響があるのかもしれません。

2.ただ、Enchanteを使う人がいても、こちらが使ったとしても、正しい仏語を使っていると思いこそすれ、誰も「古い」「時代遅れ」などと思いません。

3.もちろん状況によりけりで、パーティなどのプライベートな紹介場面では、あまりenchanteは使いません。若者の間では初対面の相手でも、気軽にBonjour!、Salut!などが粋な挨拶になります。

4.一方、相手に敬意を表したい場合は、ちょっときざなニュアンスで使われたりします。例えば、プライベートな紹介場面でも、男性が初めて会う女性に惹かれたり、自分を印象づけたい時は、キザっぽくEnchanteと言ったりします。しながら手の甲にキスしたり、キザを演出している感じです。

5.外国人がフランスでEnchanteを使って、笑われたり眉をしかめられたりすることはまずありません。「礼儀正しい」というプラス評価があるだけです。

日本でも、初対面でも「はじめまして」を使うことも少なくなりましたが、外国人がプライベートな場面で「初めまして」を使ったとしても、「正しい言葉遣い」と感心すれど、「変」と思う日本人はいないと思います。

6.ちなみに、フランス人でも、厳格できっちりしたフランス語を話す人は、Enchanteを好む人が多いように感じます。

7.また、敬意を必要とする場面や、大事なビジネスシーンでは、「初めまして」をEnchanteの代わりに、Tres heureux(se)「お会いできて光栄です」を使う人もよく見かけます。個人的には、仕事ではEnchanteよりもTres heureuseの方を多用しています。が、通常はやはりBonjourで済ませることが多いです。

8.以上から、EnchanteやBonjourは、相手との距離感や状況によって、フランスでは主観的に使い分けている、と言えます。

9.そのフランス語の講師の方は、Bonjour派か、あまりEnchanteやTres heureux(se)を使う機会のない方なのだと思います。

以上ご参考までに。
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この回答へのお礼

Enchantee!
実は、貴殿からのご回答を密かにお待ちしておりました。
やはりそうですよね~。
この質問をしてから数時間後に、二人のフランス人に
初めて会ったのですが、二人ともEnchanteと挨拶してきましたから。
やっぱり使うんだな~と思いました。
貴殿からの心強いご回答で、私も安心してEnchanteeと挨拶できます。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2008/03/15 15:09

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