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例えばクロミッドを生理開始から7日後からとか、10日後からに飲んではいけないのでしょうか?

A 回答 (1件)

こんにちは。



>どうしてクロミッドの服用は生理開始日より5日目なのですか?

生理が始まり、次の卵胞が目覚めると卵胞ホルモンの分泌が増えてきます。卵胞ホルモンは脳に働きかけてFSH(卵胞刺激ホルモン)というホルモンを分泌させます。
脳から分泌されたFSHは卵巣を刺激して卵胞の発育を促進します。卵胞がどんどん育ってくると沢山の卵胞ホルモンが分泌され脳に届いて「もう十分大きくなったよ」と伝えます。こうした卵巣と脳とのホルモン連携が、次の排卵に向けて卵胞を育て卵を成熟させ排卵させるのです(ものすごく簡単に書きましたので正確ではありません)。
http://www.k4.dion.ne.jp/~yama.ph/022hpoa.htm
クロミッドは脳の視床下部の卵胞ホルモン受容体にくっついてブロックすることで、脳に「まだまだ卵胞が育ち足りないからFSHをもっと分泌して卵巣を刺激しなければ!」と錯覚させるお薬です。
つまり、クロミッドが効き目を現すには「ある程度の量の卵胞ホルモンが分泌されていること」が必要なのです。ですから、生理が始まってすぐではまだ卵胞ホルモン分泌が低いので、5日目くらいが丁度良いのです。

>例えばクロミッドを生理開始から7日後からとか、10日後からに飲んではいけないのでしょうか?

クロミッドは卵胞ホルモンの受容体にくっついてブロックする薬(=抗エストロゲン薬)であることは先に書きました。卵胞ホルモンの受容体は脳だけにあるのではなく、主要なところでは子宮内膜や子宮頚管に多くあります。卵胞ホルモンによって子宮内膜は厚さを増すのですし、子宮頚管は頚管粘液を多く分泌するのですからね。
ですから、生理開始からあまり日数が経ってからクロミッドを使うと、卵胞は育ちますが子宮内膜が薄くなったり頚管粘液の分泌が少なくなったりという、あの有名な(?)クロミッドのダメなところが出やすいのです。クロミッドは排卵率の良いお薬なのに、この抗エストロゲン作用が裏目に出ると妊娠率が下がってしまうのです。
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この回答へのお礼

とても良く分かりました。有難う御座いました。

お礼日時:2008/03/22 20:20

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